ビジネスブログを始める理由は何でしょうか?

商品やサービスを宣伝するためでしょうか。それとも、クライアントとの関係を改善するためでしょうか。あるいは、ビジネスを成長させるためでしょうか。

これらの目標を達成するためには、ペルソナに合致した顧客に記事を知ってもらい、読んでもらわなければなりません。ここでは、そのための効果的な方法を紹介します。ビジネスごとに戦略は異なりますので、色々試してみることが重要です。

1. オーガニック検索からの訪問を促進する

Webサイトのトラフィックの68%はオーガニックおよび有料検索で、そのうちオーガニック検索のシェアは53.3%で、特にB2Bではそれが76%に達します。従って、検索エンジン最適化(SEO)が最も優先すべき対策です。

検索エンジン最適化(SEO)は複雑で多岐にわたりますので、効果的ないくつかの施策を紹介します。

顧客が探している話題について書く

自分が書きたい話題は、筆が進み、何本もの記事をあっという間に書くことができます。それがたまたま顧客の求める内容であればよいのですが、そうでない場合のほうが多く、アクセスを集める記事とはなり難いのが実情です。

また、業界の最新ニュースや話題となっている時事的な記事はどうかというと、一時的にアクセスは伸びても長期的なアクセスは見込めないので、トラフィックは増えていきません。

そのため、検索される可能性のあるキーワード(用語)を対象として、そのキーワードに基づいた記事を書くべきです。

検索結果を確認してその意図に合わせる

Googleは検索クエリに最も関連性の高い結果を返しますので、上位にランクされるためには、最も関連性の高いコンテンツを作成する必要があります。

検索結果ページ(SERP)を見ると、すでにランク付けされている記事一覧が出てきますので、それらがどのような内容の記事かを確認します。

例えば「クレジットカード」で検索すると、ランキングやおすすめの記事が上位に出てきます。ですので「クレジットカードとは何か?」という記事を書くよりも、「おすすめクレジットカード10選」という内容の記事を書いたほうが、上位にランクされる可能性が高くなります。

深い内容の記事を書く

話題を可能な限り詳細に網羅する記事を書きます。

Google広告のキーワードプランナーで「クレジットカード」を調べると、「イオン カード」「ヤフー カード」「クレジットカード おすすめ」など多くの関連キーワードを取得することができます。これらをカバーするコンテンツを作成することで、いずれのキーワードでも検索結果ページに表示される記事となります。

パフォーマンスが高い競合記事の話題で記事を書く

競合他社のどの記事が最もトラフィックを獲得しているかを探し出し、その話題で記事を書いていきます。これによって、アクセスを見込めるコンテンツの方向性を決められます。

内部リンクで記事をブーストする

検索ランキングの高いページから対象のページに内部リンクを追加します(もちろん、関連性のない話題のページからのリンクは、顧客にとって不利益で、それはすなわちGoogleに評価されないので、NGです)。

バックリンクを作る

バックリンクは検索エンジンのランキングに大変重要です。リンクビルディングの戦略は多数あります。アウトリーチ、ゲストブログ、デッドリンクの修復、他サイトなどで記事へ言及されていてもリンクされていない場合のリンク獲得、リンク可能なインフォグラフィックなどのアセット作成、似たような内容の記事にリンクしているWebサイトへの記事推薦、コンテンツの転用などです。

このうち、記事投稿者を募集している有力なゲストブログWebサイトへの記事提供は、時間がかかるのが欠点ですが、強力なバックリンクを作るのに有効です。

2. ソーシャルメディアからの訪問を促進する

ターゲットオーディエンスがソーシャルメディアサービス(SNS)を利用している場合、そのサービスからのアクセスを増加させるためにできることが色々あります。

ソーシャルメディア用にブログ記事を最適化する

FacebookやTwitterなど、ソーシャルメディアサービス(SNS)で記事がシェアされたとき、コンテンツがどのように表示されるかは、幾つかの要素によって決まります。これらの要素を最適化することで、SNSでの投稿をより魅力的にし、顧客を惹き付ける可能性を高めることができます。

オープングラフプロトコル(OGP)は、Facebookを始め、多くのSNSで使われています。Twitterは別途Twitterカードという要素があります。

ターゲットオーディエンスがどのSNSを利用しているかによって実装方法は異なりますが、コードを直接ソースコードに書いてもよいですし、WordPressを使っている場合は、プラグインによって簡単に実装可能です。

記事をSNSでシェアする

共有する時間的タイミングや投稿回数を様々に試して、最もシェアされやすい状況を把握します。

顧客がどのようにSNSを利用しているかを考えるとよいでしょう。特にTwitterはあっという間にタイムラインが流れますので、一度だけの共有だと、その投稿が見られる可能性も低くなります。

SNSで活動する

ソーシャルメディアは、単にブログ記事を共有するのみではありません。他のユーザーとやりとりをするための設計が十分行き届いているので、自社のブログだけではなく、様々なコンテンツを共有したり情報を発信したり、顧客との会話に参加することで、つながりを広げていくことができます。

また、顧客はソーシャルメディアではなく、フォーラムやQ&Aサービスなどのコミュニティで活動しているかもしれません。その場合は、顧客への情報共有や顧客との交流は、これらのサービスで行ったほうが効果的です。

気をつけるべきは、あからさまな宣伝をしないことです。会話の中で価値ある貢献をしていけば、自然とあなたに惹かれ、ブログに訪問してくれます。

SNSで有料プロモーションを行う

Facebookなどのソーシャルネットワークサービスでは、有料広告を利用できます。ブログコンテンツの発信に広告を使うのも効果的です。広告を掲載できるのはFacebookだけではありませんので、Twitterなど様々なプラットフォームを試して、よい結果が出るものを使っていきます。

3. メールでブログ記事への訪問を促す

電子メールは強力なマーケティングツールです。

有力なブログはどこも、ブログ更新などをメール配信するメールマガジンのウィジェットを設置しています。電子メールを使えば、いつでも顧客と交流ができます。

また、既存の電子メールリストに記事へのリンクを追加したり、あるいは、商品やサービスのウェルカムメールにリンクを追加してもよいでしょう。

より積極的に宣伝したい場合は、記事のPDFを届けたり、記事購読のお礼に、商品やサービスの割引クーポンや無料トライアルを提供するのもよい方法です。

4. 広告を掲載する

「ソーシャルメディアからの訪問を促進する」で述べましたが、広告を掲載するのは有効です。

何が何でもタダでやりたいというのでしたら別ですが、広告費より広告からの流入から得られる利益をプラスに維持する広告運用を行っていれば、計算上、広告費を上げれば上げるだけ収益は増加します。

状況によって異なりますので、Facebook、Twitter、Googleなど様々な広告プラットフォームをテストし、コンテンツに最適なものを選びます。

戦術を組み合わせる

これらの戦術は、それぞれ効果的ですが、組み合わせて導入するとより効果が上がります。

例えば、キーワードに基づいた記事を書き、それが検索結果ページのより上位にランクされれば、検索エンジンからのオーガニックトラフィックを得られます。そして、検索エンジンから訪れた顧客にメルマガを購読してもらえれば、将来的に投稿へのアクセスをさらに増やすことができます。

ある程度の時間をかけて、いくつかの戦術を試し、何がなぜうまくいって、何がなぜうまくいかないかを検証し、アクセスアップに取り組みましょう。そうすると、アクセスアップのノウハウだけではなく、顧客についても多くを学ぶことができます。

投稿者

あしやときおと申します。Web系プログラミング、Webデザイン、デジタルマーケティングを生業としています。

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