WordPressマスターへの道 2 – 初心者向け全10回講座

最適なサーバー選びが、あなたのWordPress成功の鍵を握る!

前回の第1回講座では、WordPressという素晴らしいツールの基本的な知識と、Webサイト作成への第一歩を踏み出すための心構えについて学びましたね。WordPressで情報発信をしたい、ビジネスを加速させたいという熱意は、きっと高まっていることでしょう。

さて、そのWordPressという強力なエンジンを最高の状態で動かすためには、しっかりとした土台、つまり最適な「レンタルサーバー」を選ぶことが何よりも重要です。これは、WordPressサイトが快適に動作し、多くの訪問者を迎え入れ、そして将来的に大きな成果を生み出すための、最初の、そして最も重要な投資と言っても過言ではありません。

「でも、レンタルサーバーって種類が多くて、どれが本当に初心者向けサーバーなの?」
「具体的なサーバー契約方法や、ドメイン取得手順、そしてWordPressのインストールって、やっぱり難しそう…」

ご安心ください!この記事では、そんな疑問や不安を解消し、WordPressサイト運営の成功確率を格段に高めるための「レンタルサーバー選びの秘訣」と「WordPress簡単スタートアップ術」を、どこよりも分かりやすく徹底解説します。

この記事を最後までお読みくだされば、自信を持って最適なサーバーを選び、驚くほどスムーズにWordPressの世界へ飛び込めるはずです。

この記事で学べること

この記事を読み終えることで、あなたはWordPressサイトを成功させるための強固な基盤を築くことができます。具体的には以下のスキルと知識が身につきます。

  • WordPressサイトを快適かつ安全に運営するために、レンタルサーバーを選ぶ上で絶対に押さえておくべき5つの重要な判断基準、すなわち、速度・簡単インストール・料金・サポート体制・セキュリティ機能を具体的に習得します。
  • 最新情報に基づき、厳選した、特に初心者向けの人気レンタルサーバー5社の特徴、月額料金比較、WordPressとの相性、それぞれのメリット・デメリットを深く理解し、ご自身の目的と予算に完全に合致する最適な一台を選び抜くことができます。
  • 選んだレンタルサーバーでの具体的なサーバー契約方法から、オリジナルなWebサイトアドレスとなるドメイン取得手順、そして専門知識がなくても数クリックで完了するWordPressの簡単なインストール方法、さらにはWebサイトの安全性を高める無料SSL設定まで、一連の重要な流れを実際にご自身の手で実践できるようになります。
  • WordPressが無事にインストールされた後に、Webサイトの基本的な動作やSEO効果の土台作りのために必ず行っておくべき重要な初期設定5項目とその理由を明確に理解し、適切に設定を完了させることができます。

WordPress用レンタルサーバーの選び方【初心者必見の5つのポイント】

世の中には数え切れないほどのレンタルサーバーサービスが存在し、その中からご自身のWordPressサイトにとって本当に最適なものを選ぶのは、特にWebサイトの運営が初めての方にとっては、非常に難しく感じられるかもしれません。

しかし、心配はいりません。ここでは、WordPress用のレンタルサーバーを選ぶ際に、絶対に押さえておくべき重要な判断基準を、初心者の方にも分かりやすいように、5つの具体的なポイントに絞ってご紹介します。

これらのポイントをしっかり理解すれば、後悔のないサーバー選びができるはずです。

1. サーバー速度・安定性がWordPressサイト運営に重要な理由

Webサイトの表示速度は、訪れてくれたユーザーの満足度に直接、そして非常に大きく影響します。

ページの表示があまりにも遅いWebサイトは、残念ながら、せっかく興味を持ってアクセスしてくれた訪問者が、内容を見る前に待ちきれずに離脱してしまう、いわゆる直帰する大きな原因となりかねません。

また、Googleをはじめとする主要な検索エンジンは、Webサイトの表示速度を、そのWebサイトの品質を評価する上での重要な基準の一つとして用いているため、検索エンジン最適化(SEO)の観点からも、Webサイトの表示速度を可能な限り速めることは、極めて重要な課題です。

サーバーの安定性も同様に、Webサイト運営の根幹を支える要素です。もしサーバーが不安定で、頻繁にWebサイトが表示されなくなったり、動作が重くなったりするようでは、せっかく興味を持って訪れてくれた訪問者を逃してしまうだけでなく、Webサイトの信頼性も損なわれてしまいます。

WordPressを快適に運営し、多くの訪問者にストレスなく情報を提供し続けるためには、高速で安定した動作が期待できる、信頼性の高いレンタルサーバーを選ぶことが、まず何よりも基本となります。

「NVMe対応」「LiteSpeed Webサーバー採用」といった技術仕様は、一般的にサーバーの高速性を示す一つの良い指標となることがありますので、サーバー選びの際に注目してみると良いでしょう。

2. WordPress簡単インストール機能の有無と使いやすさで選ぶ

現在、WordPress向けとして提供されている主要なレンタルサーバーのほとんどには、WordPressのソフトウェア本体を、数回のクリック操作だけで簡単にサーバーにインストールできる便利な機能が、標準で備わっています。

この「WordPress簡単インストール」「かんたんセットアップ」「WordPressクイックスタート」などの機能があれば、データベースの複雑な設定作業や、WordPressのファイルを手動でサーバーにアップロードするといった専門的な知識や手間が一切不要で、迷うことなくスムーズにWordPressを始めることができます。

また、この機能を利用することで、データベース接続エラーやファイルパーミッションのエラーなど、予期せぬWordPressインストールエラーが発生するリスクも、大幅に低減できます。

各レンタルサーバー会社によって、この簡単インストール機能の具体的な名称や操作画面の使い勝手、設定できる項目、例えば、インストールと同時にサイトのSSL化や初期テーマの選択まで行えるかなどが若干異なります。

そのため、レンタルサーバーを契約する前に、そのような機能が提供されているか、そしてそのインストール手順が初心者にも分かりやすく、直感的に操作できるものになっているかを、各社の公式サイトなどで事前に確認しておくと、より安心してWordPressのスタートを切ることができるでしょう。

多くの最新のレンタルサーバーでは、契約後に利用することになる管理画面、いわゆるコントロールパネルの使い方も、以前に比べて非常に直感的でユーザーフレンドリーなインターフェースに改良されています。

3. 料金プランと初期費用・月額費用を比較検討

レンタルサーバーを利用するためには、通常、契約時に一度だけ支払う「初期費用」と、毎月、または年契約の場合は年単位で継続的に支払う「月額利用料金」が必要です。

この料金は、CPUの処理能力や搭載されているメモリの容量といったサーバーの性能、Webサイトのデータをどれだけ保存できるかのディスクスペースの容量、メールアカウントの作成数上限、マルチドメイン対応数、自動バックアップ機能の有無などの提供される機能によって、様々な料金プランが設定されています。

WordPressを始めたばかりの初心者のうちは、まずは比較的リーズナブルな料金プランからスタートし、Webサイトのアクセス数が増加したり、記事や画像などのコンテンツの量が多くなったりするのに合わせて、将来的にサーバーの性能が高い上位プランへスムーズに移行できるかどうか、といった点も考慮しておくと良いでしょう。

そのため、契約前には各レンタルサーバー会社の料金プランをしっかりと比較し、現在の予算や、これから作成するWebサイトの想定規模感に最も合ったプランを選ぶことが大切です。

ただし、注意点として、あまりにも安価すぎるプランの場合、WordPressの動作が著しく遅かったり、PHPに割り当てられるメモリ上限が低い、使えるデータベースの数が少ないなど、必要な機能がWordPressの快適な運用には不十分であったりすることもあるため、価格だけでなく、性能とのバランスも考慮する必要があります。

多くのレンタルサーバーでは、1年以上の長期契約をすることで月々の料金が大幅に割引になるお得なプランや、期間限定で割引になるなどのキャンペーンが頻繁に実施されているので、そういった情報も賢く活用し、コストパフォーマンスの高いサーバーを選びます。

4. サポート体制の充実度(電話・メール・チャット対応)

WordPressでWebサイトを運営していると、時には予期せぬトラブル、例えば、Webサイトが突然表示されなくなったり、WordPressのアップデート後に不具合が発生したり、あるプラグインがうまく動作しなくなったりなどのトラブルに遭遇したり、サーバーの設定方法やWordPressの操作について疑問点が出てきたりすることがあります。

そのような場合に、迅速かつ丁寧なサポートをサーバー会社から受けられるかどうかは、特にWebサイト運営の経験が浅い初心者の方にとっては、非常に重要な安心材料となります。そのため、サポート体制を重視してレンタルサーバーを選ぶことも、賢明な判断の一つと言えるでしょう。

契約を検討しているレンタルサーバーが、メールでの問い合わせだけでなく、緊急時にも相談しやすい電話サポートや、リアルタイムで気軽に質問できるチャットサポートに対応しているかを確認します。

また、それぞれのサポート窓口の対応時間、例えば、平日の日中のみなのか、土日祝日も含めて24時間対応してくれるのかなどや、よくある質問とその回答をまとめたFAQ(Frequently Asked Questions)ページ、詳細なオンラインマニュアルなどが日本語で充実しているかも、いざという時に自分自身で問題を解決する手助けとなるため、事前にチェックしておきたいポイントです。

5. セキュリティ対策(SSL・WAF・バックアップ機能)で選ぶ

インターネット上に公開するWordPressサイトにとって、セキュリティ対策は極めて重要です。

訪問者が安心して運営中のWebサイトを利用できるようにするため、また、大切なWebサイトを悪意のある第三者による様々な脅威、例えば、Webサイト改ざん、情報漏洩、マルウェア感染などから守るために、しっかりとしたセキュリティ対策が施されているレンタルサーバーを選ぶことが不可欠です。

具体的に確認しておきたいサーバー側のセキュリティ機能としては、以下のようなものがあります。

無料SSL設定の提供
SSL(Secure Sockets Layer)とは、Webサイトと訪問者のWebブラウザとの間の通信内容を暗号化し、第三者によるデータの盗聴や改ざんを防ぐためのセキュリティ技術です。SSL化されたWebサイトのURLは「https://」で始まり、Webブラウザのアドレスバーに鍵マークなどが表示されます。これは現在のWebサイト運営において必須の機能であり、多くのレンタルサーバーでは、独自ドメインに対してSSL設定を無料で、かつ簡単な操作で有効にできるようになっています。
WAF(Web Application Firewall、Webアプリケーションファイヤウォール)の提供
WAFは、Webアプリケーション(WordPressもその一つ)の脆弱性を悪用した不正なアクセスやサイバー攻撃、例えば、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどを検知し、それらを自動的に防御してくれるファイアウォールの一種です。WAFが導入されているサーバーは、より高いセキュリティレベルを期待できます。
自動バックアップ機能の提供
万が一のデータ消失、例えば、ご自身の誤操作による重要なファイルの削除、サーバーのハードウェア障害、あるいは悪質なサイト改ざんなどに備えて、Webサイトのファイルやデータを定期的に自動でバックアップしてくれる機能です。この機能があれば、問題発生時にも以前の正常な状態にサイトを復元できる可能性が高まります。

これらの重要なセキュリティ機能が、契約するプランに標準で提供されているか、あるいは有料のオプションとして追加できるかなどを、レンタルサーバーの公式サイトや仕様表で契約前に必ず確認しておきます。

また、WordPressはサイトの情報をデータベース(MySQL)というシステムを利用して保存しています。そのため、このMySQLデータベース自体のセキュリティ対策や、データベースのバックアップについても、レンタルサーバーがどのような対応を行っているか、例えば、定期的なデータベースの自動バックアップがあるかなどを確認できると、より安心してWordPressサイトを運営できます。

【2025年版】WordPress初心者におすすめの人気レンタルサーバー5社徹底比較

それでは、上記の「WordPress用レンタルサーバーの選び方5つのポイント」を踏まえ、記事執筆時の情報として、WordPressをこれから始める初心者の方におすすめできる、人気と実績のあるレンタルサーバーを5社、厳選してご紹介します。

それぞれのレンタルサーバーが持つ特徴、料金プラン、WordPressとの相性、サポート体制などを具体的に比較して、あなたの目的や予算に最も合った一台を見つけるためのお手伝いをします。

※ここで紹介する料金プランやキャンペーン情報は、記事執筆時点のものであり、変更の可能性があります。ご契約前に、必ず各レンタルサーバーの公式サイトで最新の正確な情報をご確認ください。

XServer(エックスサーバー)レンタルサーバーでWordPressを始めるメリット・料金プラン・評判

XServer(エックスサーバー)レンタルサーバー

エックスサーバーは、日本国内のレンタルサーバー市場において非常に高いシェアを誇る、まさに「定番」とも言えるサービスです。その特徴は、なんといっても高速な表示速度、高いサーバー安定性、そして充実した機能にあります。多くのWordPressユーザーから長年にわたり厚い信頼を得ており、初めてWordPressサイトを立ち上げる初心者の方から、アクセス数の多い大規模サイトを運営する上級者の方まで、幅広い層におすすめできるレンタルサーバーです。

特徴・おすすめポイント

  • 最新のNVMe規格のSSDを全プランで採用しており、従来のSSDよりもさらに高速なデータ読み書き速度を実現しています。これにより、WordPressサイトの表示速度の速さに大きく貢献することが期待できます。
  • 「簡単インストール」という非常に便利な機能を利用すれば、レンタルサーバーの契約後すぐに、WordPressのインストールを簡単に行うことができます。
  • サポート体制も充実しており、平日の日中であれば電話での問い合わせに対応しているほか、メールでのサポートは24時間365日受け付けています。チャットはチャットボットとオペレーターが対応しており、サポート体制を重視する初心者の方にとっては、非常に心強い存在となるでしょう。
  • Webサイトデータの自動バックアップ機能や、不正アクセスからサイトを守るWAFといった重要なセキュリティ機能も、全てのプランで標準で備わっています。
  • 長年にわたる豊富な運用実績と、インターネット上に多数存在する利用者からの情報量の多さから、サーバーのコントロールパネルの使い方に関する情報や、トラブルシューティングのヒントなども見つけやすいというメリットがあります。

料金プラン例(スタンダードプラン)

  • 初期費用:無料
  • 月額料金:990円~(36ヶ月契約の場合。契約期間により変動)
    • キャンペーン価格693円~(2025/7/3 17:00まで)
  • ディスク容量:500GB(高速NVMe SSD)
  • WordPressの簡単セットアップに対応

こんな人におすすめ!

  • Webサイトの安定した動作と、訪問者にとって快適な表示速度を特に重視したい方。
  • 万が一の際に、手厚い日本語サポートを受けたいと考えているWordPress初心者の方。
  • 将来的にアクセス数の多い大規模なサイト運営や、複数のサイト運営も視野に入れている方。

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ConoHa WING(コノハウィング)レンタルサーバーでWordPressを始めるメリット・料金プラン・評判

ConoHa WING(コノハウィング)レンタルサーバー

ConoHa WINGは、日本の大手IT企業であるGMOインターネットグループが運営する、比較的新しいながらもその圧倒的な表示速度と使いやすさで人気を高めているレンタルサーバーサービスです。「サーバー処理速度No.1」を謳うそのパフォーマンスと、初心者にも分かりやすい革新的な機能、そして高いコストパフォーマンスが大きな魅力となっています。

特徴・おすすめポイント

  • LiteSpeed LSAPIやNVMe SSDといった最新の高速化技術を積極的に採用しており、国内のレンタルサーバーの中でもトップクラスのサーバー処理速度と表示速度を実現しています。
  • 「WordPressかんたんセットアップ」という機能が非常に優れており、レンタルサーバーの契約申し込みと同時に、WordPressサイトの開設に必要な作業を、最短1分という驚くほどの短時間で完了させることができます。この手軽さは、特に初心者の方にとって大きなメリットです。
  • 初期費用は無料で、WINGパックという長期利用割引プランを除けば、最低利用期間の縛りもありません。
  • 管理画面であるコントロールパネルが非常にシンプルで分かりやすくデザインされており、直感的なコントロールパネルの使い方が可能です。
  • サポートは、電話、メール、チャットに対応しています。

料金プラン例(ベーシックプラン・WINGパック)

  • 初期費用:無料
  • 月額料金:1,452円~(WINGパックを36ヶ月契約した場合。契約期間よって変動)
    • キャンペーン価格678円~(2025/6/20まで)
  • ディスク容量:300GB(高速NVMe SSD)
  • WordPressの簡単セットアップに対応

こんな人におすすめ!

  • とにかく手軽に、そしてできるだけ早くWordPressサイトを立ち上げてブログや情報発信を始めたい方。
  • Webサイトの表示速度改善に特にこだわりたい、最新技術の恩恵を受けたいと考えている方。
  • 新しいサービスや、シンプルでモダンなデザインの管理画面を好む方。

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ロリポップ!レンタルサーバーでWordPressを始めるメリット・料金プラン・評判

ロリポップ!レンタルサーバー

ロリポップ!は、同じくGMOグループの一員であるGMOペパボ株式会社が運営する、非常に長い歴史と多くの個人ユーザーを持つ老舗のレンタルサーバーサービスです。かなり安価な価格帯のプランから用意されており、初心者向けの分かりやすさと親しみやすいブランドイメージが特徴で、多くの個人ブロガーや小規模なWebサイトの運営者に長年利用されています。

特徴・おすすめポイント

  • 月額料金比較において、他の主要なレンタルサーバーと比較しても、より手頃な価格のプランからスタートできるのが大きな魅力です。
  • WordPressの「簡単インストール」機能が用意されており、初心者の方でも比較的簡単にWordPressを始めることができます。WordPressインストールエラーが発生する心配も少なく、安心して利用開始できます。
  • 管理画面(ユーザー専用ページ)が、イラストを多用するなど親しみやすいデザインになっており、初心者向けの解説コンテンツやマニュアルも豊富に用意されています。
  • サポートは、メール・チャット・電話(スタンダードプラン以上)に対応しています。
  • 無料独自SSL、WAF、自動バックアップ(ハイスピードプラン以上で提供。その他7世代バックアップは有料オプション)といった機能も利用できます。

料金プラン例(ハイスピードプラン)

  • 初期費用:無料
  • 月額料金:550円~(36ヶ月契約の場合。契約期間により変動)
  • ディスク容量:700GB(SSD)
  • WordPressの簡単セットアップに対応
  • ロリポップ!には複数の料金プランがありますが、WordPressを快適に利用するためには、十分なサーバー性能と機能を持つスタンダードプラン以上、特に、他社並みの高速な表示が期待できるハイスピードプラン以上を選ぶのがおすすめです(最も安価なエコノミープランはWordPressが動作しません)。

こんな人におすすめ!

  • できるだけ初期費用や月々のランニングコストを抑えてWordPressを始めたい、初心者向けサーバーを探している方。
  • 親しみやすいデザインの管理画面や、豊富な日本語のヘルプ情報を見ながら、安心してWebサイト運営を進めたいと考えている初心者の方。
  • まずは個人ブログから気軽にWordPressを始めてみたいと考えている方。

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さくらのレンタルサーバでWordPressを始めるメリット・料金プラン・評判

さくらのレンタルサーバ

さくらのレンタルサーバは、日本のインターネット黎明期からサービスを提供している、さくらインターネット株式会社が運営する、非常に長い歴史と高い信頼性を誇る老舗のレンタルサーバーサービスです。個人ユーザーから中小企業、さらには官公庁や教育機関といった法人利用まで、非常に幅広い層に長年利用されており、安定したサーバー運用と実績に定評があります。

特徴・おすすめポイント

  • 多くのプランで2週間の無料お試し期間が提供されているため、実際にサーバーの管理画面の使い勝手やWordPressの動作速度、サポートの対応などを、契約前にじっくりと試してから本契約を決定することができます。これは初心者の方にとって大きなメリットです。
  • WordPressやその他主要なCMS(コンテンツ管理システム)の「クイックインストール」機能に対応しています。
  • 長年にわたる安定したサーバー運用実績と、それによって培われてきた高い技術力と信頼感が大きな魅力です。
  • チャット・メール・電話サポートが利用可能です。
  • 無料SSL、WAF、バックアップ・ステージング(スタンダードプラン以上)といった、Webサイト運営に必要な機能も利用できます。

料金プラン例(スタンダードプラン)

  • 初期費用:無料
  • 月額料金:500円~(36ヶ月契約の場合。契約期間により変動)
  • ディスク容量:300GB(SSD)
  • WordPressの簡単セットアップに対応

こんな人におすすめ!

  • 本格的な契約の前に、無料お試し期間を利用してじっくりとサーバーの性能や使い勝手を試してみたい方。
  • 何よりもサーバーの安定性や長年の運用実績、そして運営会社の信頼性を重視する方。
  • 長年の歴史がある日本のサーバー会社が提供するサービスを選びたいと考えている方。
  • さくらのレンタルサーバには複数のプランがありますが、ライトプランはWordPressが使えませんので、ご注意ください。

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mixhost(ミックスホスト)レンタルサーバーでWordPressを始めるメリット・料金プラン・評判

mixhost(ミックスホスト)レンタルサーバー

mixhostは、アズポケット株式会社が運営するレンタルサーバーサービスで、比較的新しいサービスながら、表示速度の高速化に貢献するLiteSpeed Webサーバーの採用や、高機能性を持ちながら比較的リーズナブルな価格設定で、特にアフィリエイターやブロガーを中心に人気を集めています。

特徴・おすすめポイント

  • 全てのプランで、従来のApacheというWebサーバーよりも高速な処理性能を持つ「LiteSpeed Webサーバー」を採用しており、WordPressサイトの表示速度向上に大きく貢献しています。
  • 「WordPressクイックインストール」という機能を使えば、初心者でも簡単にWordPressサイトを開設できます。また、契約申込の際にWordPressをインストールできるので、契約完了と同時にWordPressを利用することができます
  • 初期費用は無料で、30日間の返金保証も付いているため、万が一サービスに満足できなかった場合のことを心配せずに、安心して試すことができます。
  • 日本のレンタルサーバーでは珍しく、アダルトジャンルのWebサイトの運営も可能なプランが別途用意されています。
  • 無料SSL設定機能、WAF、そして過去14日分のWebサイトデータを自動でバックアップしてくれる機能などが標準で提供されており、セキュリティ関連の機能も充実しています。
  • メール・チャット、プレミアムプラン以上ではZoomサポート、プライオリティサポートにも対応しています。

料金プラン例(スタンダードプラン)

  • 初期費用:無料
  • 月額料金:858円~(36ヶ月契約の場合。契約期間により変動)
  • ディスク容量:無制限(NVMe SSD)
  • WordPressの簡単セットアップに対応

こんな人におすすめ!

  • Webサイトの表示速度改善を特に追求し、最新の高速化技術の恩恵を受けたいと考えている方。
  • 高機能なサーバー環境を、できるだけ手頃な価格で利用したいと考えている方。
  • 返金保証制度を利用して、安心してサービス内容を試してみたい方。

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【2025年最新比較表】WordPressおすすめレンタルサーバー5社を料金・速度・機能で徹底比較

ここまでご紹介してきた、WordPress初心者の方におすすめのレンタルサーバー5社の主な特徴やサービス内容を、皆さんが気になるであろう主要なポイントで比較し、一覧表にまとめてみました。

項目 エックスサーバー(スタンダード) ConoHa WING(ベーシック・WINGパック) ロリポップ!(ハイスピード) さくらのレンタルサーバ(スタンダード) mixhost(スタンダード)
月額料金目安990円~
(693円~:2025/7/3 17:00まで)
1,452円~(678円~:2025/6/20まで)550円~500円~858円~
初期費用無料無料無料無料無料
ディスク容量500GB(NVMe)300GB(NVMe)700GB(SSD)300GB(SSD)無制限(NVMe)
WordPress簡単インストール対応対応対応対応対応
表示速度(評判)高速・安定国内最速の評判ある程度高速ある程度高速高速
サポート体制電話・メール・チャット電話・メール・チャット電話・メール・チャット電話・メール・チャットメール・チャット
無料SSL対応対応対応対応対応
自動バックアップ対応(14日分)対応(14日分)対応(不明)対応(8日分)対応(14日分)
無料お試し・返金保証無料お試し10日間・返金保証なし無料お試し期間なし・返金保証なし無料お試し10日間・返金保証なし無料お試し2週間・返金保証なし無料お試し期間なし・返金保証30日
※ConoHa WINGには、月額料金プランの他に時間単位での課金プランがあり、少額で短期間だけ試してみるという利用方法も可能です。

この比較表は、あくまで各レンタルサーバーの一部のプランや特徴を簡潔にまとめたものであり、一つの目安として参考にしてください。

趣味のブログなのか、ビジネスサイトなのかなど、ご自身のWordPressサイト運営の目的、ご予算、何よりもWebサイトの表示速度改善を最優先するのか、あるいはサポート体制の手厚さを重視するのか、初期費用を抑えたいのかなど、特に重視するポイントを総合的に考慮しながら、各レンタルサーバーの公式サイトで提供されている最新の詳細情報をじっくりと比較検討し、最適な一台を見つけてくださいね。

WordPressの始め方:契約からインストールまでの簡単ステップ:mixhostを例に

ご紹介したレンタルサーバーは、いずれもWordPressの簡単インストールに対応していますので、初心者の方でも割合スムーズにWordPressを始められます。

ここでは、最後にご紹介したmixhostを例に取り、レンタルサーバーの契約申し込みから、独自ドメインの設定、WordPressのインストールが完了するまでの具体的な流れを、大きく3つのステップに分けて解説します。

このサーバー契約の方法とWordPressインストールの手順は、他のレンタルサーバーサービスでも基本的な流れは大きく変わりませんので、ぜひ参考にしてください。

※実際の契約画面のデザインや操作手順は、サービス提供会社によって予告なく変更されることがあります。必ず、ご契約予定のレンタルサーバーの公式サイトに掲載されている、最新のマニュアルやヘルプ情報も、併せてご確認ください。

ステップ1:mixhostレンタルサーバーのプラン選択と注文

1. mishost公式サイトへアクセスし、申し込みを開始

mixhost(ミックスホスト)レンタルサーバートップページ申し込み

まずは、ChromeなどのWebブラウザでmixhostの公式サイトにアクセスし、「今すぐお申し込み」「お申込み」といったボタンをクリックして、契約手続きを開始します。

2. サーバー、プランと料金、契約期間を慎重に選択

mixhostでは、まずサーバーの種別を選びます。通常は「レンタルサーバー」を選びますが、アダルトサイトを運営する場合は、「アダルトレンタルサーバー」「専用アダルト」のいずれかを選びます。

mixhost(ミックスホスト)レンタルサーバープラン

「ライト」プランはかなりリーズナブルですが、セキュリティ・バックアップ・サポートなどが手薄になりますので、これらを重視する方は、スタンダード以上のプランが無難です。

また、スタンダードとプレミアムの価格差がほとんどありませんので、より性能や機能などが充実しているプレミアムプランを検討するのもおすすめです。

契約期間が長くなるほど1ヶ月あたりの料金が安くなります。また、30日間返金保証がありますので、安心して申し込みができます。

ステップ2:プライマリドメイン設定

同じ申込み画面でドメインの設定も行います。すでにドメインをお持ちの場合は「他社管理のドメインを移管」「所有するドメインを使用する」を選択し、それ以外の方は「新規ドメインを取得」「無料サブドメインを取得」を選択します。

「新規ドメインを取得」の場合は、文字通りサーバー申し込みと同時にmixhostでドメインを取得し、mixhostでドメインを管理することになります。

「無料サブドメインを取得」の場合、mixhost以外のサーバーに移転する場合にこのドメインは使えませんが、一般的に、mixhost以外のドメイン管理会社にて独自ドメインを取得・管理して、そのドメインをmixhostのサーバーに向ける目的で使うことになるでしょう。

将来のサーバー移転を考慮して、ドメインはドメインで別途管理するのは効率的と言えますが、この方法は別記事で解説することにしまして、ここでは「新規ドメインを取得」を選択して進めていきます。

mixhost(ミックスホスト)レンタルサーバー、プライマリドメイン

さて、「新規ドメインを取得」を選択し、「your-name-or-company.com」などとご自身が希望するドメイン名を入力・検索し、「カートに追加」します(なお、スタンダードプラン以上は、初年度のみ新規ドメインは無料になりますので、これを有効活用しましょう)。

続いて「Whois情報公開代行」もカートに入れます。

mixhost(ミックスホスト)レンタルサーバー、Whois情報公開代行

ステップ3:WordPressセットアップ

1. WordPressのインストール方法の選択

ここでは、WordPressのWebサイトを運営しておらず、新しくWordPressのWebサイトを立ち上げることを前提としています。この場合は、「追加設定」の「WordPress」で、「WordPressクイックスタート」を選択します。

mixhost(ミックスホスト)レンタルサーバー、WordPressクイックスタート

2. ユーザー名とパスワードの入力

WordPressの管理画面にログインするための「ユーザー名」「パスワード」です。

「ユーザー名」は、一般的に半角英数字にて入力し、admin、master、rootなどの推測しやすい名称や、単純な文字列は避けて入力します。ユーザー名は、後から変更することができませんので、慎重に決めます。

mixhost(ミックスホスト)レンタルサーバー WordPress ユーザー名

「パスワード」は強度の高い記号も含めた複雑な文字を入力します。例えば「kD4!1X9xeld$)aP2」といったように(※このパスワードはここに記載しているため、同じものを使うのは危険です)。間違えても「abcdef」「123456」「20020526」などの文字列にしてはいけません(そもそも登録できませんが)。

mixhost(ミックスホスト)レンタルサーバー WordPress パスワード

3. サイトのタイトルを入力

WordPressのWebサイトの任意のサイト名を入力します。後から変更することができますので、仮のタイトルでも問題ありません。

mixhost(ミックスホスト)レンタルサーバー WordPress サイトのタイトル

最後に「お申込み」ボタンをクリックして、次に進みます。

ステップ3:お客様情報入力・支払い・契約

1. お客様情報の入力

「請求の詳細」から「新規ユーザー登録」を選択し、「お客様情報」を正確に入力します。「アカウントのセキュリティ」の「パスワード」は、mixhostマイページへのログイン用です。

2. お支払い方法の入力

支払い方法として、クレジットカード・銀行振込・PayPalのいずれかを選択し、必要な情報を入力します。

3. 申し込み

ニュースレターの購読は任意です。利用規約に同意して、これまで入力・選択した全ての情報に誤りがないかを最終的に確認し、問題がなければ「お申込み」ボタンをクリックします。

mixhost(ミックスホスト)レンタルサーバー 新規ユーザー登録

これで、レンタルサーバーの契約と、WordPressのインストール作業は全て完了です!通常、この申し込み手続き完了後、数分から長くても数十分程度で、WordPressサイトがインターネット上で利用可能な状態になります。無料SSL設定も、特別な作業は不要です。

レンタルサーバーのお得なキャンペーンやクーポンを活用する

多くのレンタルサーバー会社では、顧客を獲得するために、月額利用料金が大幅に割引されるキャンペーンなどを実施しています。レンタルサーバーを契約する前には、必ずそのサーバー会社の公式サイトを隅々までチェックし、現在利用できるお得なキャンペーンやクーポンコードがないかをしっかりと確認します。少しでもコストを抑えて、賢く、お得にWordPressライフをスタートさせたいですよね!

WordPressインストール後に必須の初期設定5項目【初心者向け】

無事にサーバーにWordPressがインストールできたら、いよいよ記事を書き始める……と、その前に、ぜひともやっておきたい基本的な初期設定がいくつかあります。

これらの設定をWordPressを使い始める最初に行っておくことで、後々のWebサイト運営がよりスムーズになり、SEO(検索エンジン最適化)の観点からも良い影響が期待できます。

1. サイトのタイトル・キャッチフレーズ設定方法とSEO効果

設定を行う場所

WordPressの管理画面にログインし、左のメインナビゲーションメニューの中から「設定」→「一般」を選択して開きます。

レンタルサーバーでのWordPress管理画面 サイトのタイトル キャッチフレーズ

設定する内容と意味

サイトのタイトル

Webサイトの名前です。このタイトルは、検索エンジンの検索結果ページでWebサイトが表示される際や、訪問者がWebサイトを閲覧しているWebブラウザのタブ部分などにも影響します。基本的に、Webサイトの内容を的確に表し、かつ訪問者に覚えてもらいやすい、簡潔で分かりやすい名称にします。

キャッチフレーズ

Webサイトがどのような情報を提供しているのか、どのような特徴を持っているのかを、短い言葉で簡潔に説明する文章、いわゆるタグラインです。Webサイトのテーマや提供する価値を端的に表す言葉をここに入れます。

なぜこの設定が必要か

これらは、Webサイトのいわば「顔」となる部分であり、訪問者に対してだけでなく、Googleなどの検索エンジンに対しても、Webサイトが何についてのWebサイトなのかという、最も基本的な情報を伝える、非常に重要な要素となるからです。

2. 管理者メールアドレスの確認と変更手順

設定を行う場所

上記と同じく、WordPress管理画面 → 「設定」→「一般」です。

レンタルサーバーでのWordPress管理画面 管理者メールアドレス設定

設定する内容と意味

Webサイトに新しいコメントが投稿された際の通知、インストールしているプラグインのアップデート情報、セキュリティ関連の重要な警告などの、WordPressからの重要なお知らせが送信されてくるメールアドレスです。

このメールアドレスは、確実に毎日チェックできる、普段使用しているメールアドレスが正しく設定されているかを確認し、もし異なっていたり変更が必要だったりする場合は、ここで変更します。

なぜこの設定が必要か

Webサイト運営に関する重要な通知を万が一見逃してしまうと、迅速な対応ができずに問題が大きくなってしまう可能性もあるため、確実に連絡が取れるメールアドレスを設定しておくことが、非常に大切です。

3. タイムゾーン(日本時間)設定の重要性と変更方法

設定を行う場所

これも同じく、WordPress管理画面 →「設定」→「一般」です。

レンタルサーバーでのWordPress管理画面 タイムゾーン設定

設定する内容と意味

WordPressサイトで使用する標準の時刻を設定します。日本国内向けのWebサイトを運営するのであれば、このタイムゾーンの設定を「東京」、あるいはUTC(協定世界時)からのオフセット(時差)で「UTC+9」を選択します。

なぜこの設定が必要か

記事の予約投稿機能を利用する際の実際の投稿時間や、Webサイトに投稿されたコメントの日時のタイムスタンプなどが、このタイムゾーン設定に基づいて正しく表示されるようにするために、この設定が必要です。

これが正しく設定されていないと、意図した時間に記事が公開されなかったり、時間の表示に混乱が生じたりします。

4. パーマリンク設定を「投稿名」にする理由と設定手順

設定を行う場所

WordPress管理画面 →「設定」→「パーマリンク設定」を開きます。

設定する内容と意味

パーマリンクとは、WordPressサイト内の各記事や固定ページに割り当てられる、個別の永続的なURL構造(いわゆるアドレス)のことです。

WordPressのインストール直後のデフォルト設定では、「日付と投稿名」(https://example.com/2025/06/03/sample-post/ など)や「基本」(https://example.com/?p=123など)といった構造になっていることが多いですが、https://example.com/sample-post/のようになる「投稿名」に設定するのが最もおすすめです。

レンタルサーバーでのWordPress管理画面 パーマリンク設定

なぜこの設定が必要か

URLの構造が「投稿名」ベースになることで、例えば「https://example.com/wordpress-beginner-guide/」のように、人間が見て内容が推測しやすくなります。

人間が理解しやすいということは、Googleなどの検索エンジンにも理解しやすいということです。つまり、SEO効果が期待できます。

重要な注意点として、このパーマリンク構造の設定は、Webサイトに記事をいくつか投稿した後で変更すると、既存の全ての記事や固定ページのURLが新しい構造に変わってしまいます。

URLが変更されると、それまでのSEO評価に悪影響が出たり、他のWebサイトからのリンクやブックマークが無効になったりする大きな原因となるため、必ずWebサイトを作成した後、最初の記事を投稿する前に一度だけ行い、その後はむやみに変更しないようにします。

5. ディスカッション設定・コメントスパム対策の基本

設定を行う場所

WordPress管理画面 →「設定」→「ディスカッション」を開きます。

レンタルサーバーでのWordPress管理画面 ディスカッション設定 コメントの手動承認

設定する内容と意味

Webサイトの訪問者からのコメントに関する様々な設定ができます。特に、「コメントの手動承認を必須にする」という項目にチェックを入れておくことを強くおすすめします。この設定を有効にすると、Webサイトに投稿された全てのコメントは、Webサイトの管理者であるあなたが内容を確認し、「承認」という操作を行わない限り、Webサイト上に勝手に公開されることがありません。

なぜこの設定が必要か

残念ながら、インターネット上には、自動化されたプログラム、いわゆるボットによって投稿される、Webサイトの内容とは全く関係のない広告や迷惑なリンクを含む「スパムコメント」が非常に多く存在します。

コメントの手動承認を有効にすることで、これらのスパムコメントがWebサイト上に無秩序に表示されるのを防ぎ、Webサイトの品質を保ち、他の読者にとって快適で安全なコメント欄を維持するための、最も基本的な第一歩となります。

より強力なスパム対策については、後の講座(第7回第9回)で、専用のプラグインを使った方法などもご紹介します。

これらのWordPressインストール後の初期設定については、今後の講座(特に第3回以降の管理画面の詳しい使い方や、各機能の解説)でも、関連する場面で改めて触れていきますので、今回は「WordPressを本格的に使い始める前に、このような重要な設定項目があり、それらを最初に確認・設定しておくと良いのだな」という程度に、まずは概要を覚えておけば大丈夫です。

次回予告:WordPress管理画面(ダッシュボード)の使い方完全ガイド

お疲れ様でした!第2回では、WordPressサイトの最も重要な基盤となるレンタルサーバーの賢い選び方から、実際の契約手順、そしてWordPressの簡単なインストール方法と、その後に必ずやっておきたい必須の初期設定までを、具体的に詳しく学びました。

これで、あなたも名実ともにWordPressサイトのオーナーとしての素晴らしい、そして確かな第一歩を踏み出せましたね!

さて、WordPressサイトが無事にご自身の選んだサーバーに設置され、基本的な設定も整ったら、次はいよいよそのWebサイトを実際にご自身の手で操作し、想いや情報を込めたオリジナルのコンテンツを作り込んでいくエキサイティングな段階へと進みます。

次回、第3回「WordPress管理画面(ダッシュボード)の使い方完全ガイド【初心者向け】」では、WordPressの全ての操作の起点となる、いわばWebサイトの「管制塔」「運転席」「コックピット」にあたる、管理画面の隅々まで、一緒に詳しく探検していきます!

新しい記事の投稿や既存記事の編集、Webサイトで使用する画像や動画といったメディアファイルの管理、Webサイト全体のデザインの変更、便利な機能を追加するためのプラグインの導入など、WordPressのありとあらゆる操作は、この管理画面から始まります。

管理画面に並ぶ各メニューがそれぞれどのような役割を持っているのか、そしてそれらを具体的にどのように使えば良いのかを、WordPressを初めて使う初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説し、スムーズに、そして自信を持ってこれからのWebサイト運営を力強く始められるよう、しっかりとナビゲートします。

どうぞ次回の講座もご期待ください!

芦屋 ときお

芦屋 ときお

ソフトウェアエンジニア(フルスタック、主にWeb系)。HTML, CSS, JavaScript, TypeScript, PHP, Python, Go, Vue.js, Express, Node.js, Nuxt, Next.js, Laravelなど。C#, ActionScriptも。デザイン、デジタルマーケティング。