WordPressマスターへの道 5 – 初心者向け全10回講座

ブロックエディタを極めて、記事の表現力を飛躍的に向上させよう!

前回の第4回講座では、WordPressのブロックエディタを使って最初の記事を作成し、基本的な操作方法をマスターしましたね。これで、あなたもWordPressで情報を発信する楽しさを実感し始めていることでしょう。

しかし、ブロックエディタの真の力は、基本操作だけにとどまりません。

実は、記事をもっと魅力的で、もっと読者の心に響くものにするための、数多くの応用的なブロックや便利な機能が豊富に用意されているのです。

これらを使いこなすことで、プロのWebデザイナーが手がけたような、洗練された記事装飾テクニックも、あなたのものになります。

今回の第5回では、そのブロックエディタの奥深い世界へさらに一歩踏み込み、より表現力豊かな記事作成を実現するための人気の応用ブロックの使い方や、日々の記事作成の作業効率を格段に向上させるための高度なテクニックを、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。

これらの機能を最大限に活かし、あなたの創造性を存分に発揮するためには、WordPressがスムーズかつ安定して動作するWeb環境、つまり信頼できるレンタルサーバーの選択がいかに重要であるか、という点も自ずと見えてくるはずです。

この記事を読み終える頃には、あなたはブロックエディタの可能性をさらに深く理解し、まるでプロのコンテンツクリエイターのように、見栄えが良く、かつ効率的に質の高い記事を作成できるようになっているでしょう。

情報発信のクオリティを、ブロックエディタの応用力でさらに次のレベルへと引き上げていきましょう!

この記事で学べること

この記事を最後までお読みいただくことで、WordPressブロックエディタの応用的な使い方を習得し、ご自身の記事の表現力と作成効率を飛躍的に向上させることができます。具体的には以下のスキルと知識が身につきます。

  • 記事のレイアウトを自在に操る「カラムブロック」を使いこなし、効果的なカラムレイアウトを作成する方法や、読者の行動を促すための効果的なボタン設置のテクニックを学びます。
  • YouTube動画やX(旧Twitter)の投稿といった外部の多様な埋め込みコンテンツの活用法を理解し、あなたの記事をよりリッチでインタラクティブなものにします。
  • 記事作成の作業時間を大幅に短縮し、品質の均一化も図れる「パターンによる効率化」の具体的な方法や、プロがデザインしたような美しいレイアウトを簡単に取り入れられる「ブロックパターンの使い方」をマスターします。
  • 複数のブロックを一つのまとまりとして扱い、背景色や余白などを一括で調整できる「グループ化の機能」や、作業を高速化する「ショートカットキーの一覧」の確認方法と活用法を習得します。
  • 作成したコンテンツがスマートフォンなどの異なるデバイスでどのように表示されるか、「レスポンシブデザインの確認」の重要性を理解し、記事全体の読みやすさを高めるための様々な「記事装飾テクニック」や、長い記事の可読性を向上させる「自動での目次作成」(プラグイン利用)の考え方についても触れます。

【WordPressブロックエディタ】覚えておくと便利な人気ブロック10選

第4回の講座でご紹介した、段落、見出し、リスト、画像といった基本的なブロックに加えて、ここではWordPress記事の表現力や構成力を格段に向上させる、特に人気があり便利な応用ブロックを10種類厳選してご紹介します。

これらのブロックは、記事編集画面の「+」(ブロックを追加)ボタンから、それぞれのブロック名で検索することで、簡単に見つけて記事に追加することができます。

1. ボタンブロック:CTA(行動喚起)に効果的なリンクボタン作成方法

記事を読んだ読者に対して、次に取ってほしいアクション、例えば、「関連記事をもっと読む」「紹介している商品やサービスの公式ページへ移動する」「資料を請求する」「問い合わせる」などを明確に促したい場合に、非常に有効なのがこの「ボタンブロック」です。

Webマーケティングの世界では、このような行動喚起を「CTA(Call to Action)」と呼びますが、効果的なボタン設置は、このCTAの成功率を高めるための重要な要素となります。

レンタルサーバーのWordPressでボタンブロックを設置

ボタンブロックの使い方

まず、ボタンの中に表示させたいテキストを選んで入力します。「詳しくはこちら」「今すぐ無料登録する」「公式サイトで確認」など、具体的で、読者の行動を促すような言葉を選びます。

次に、そのボタンをクリックした際に、訪問者を遷移させたいリンク先のURLを正確に設定します。リンクを新しいブラウザのタブで開くか、現在のタブで開くかといったオプションも選択できます。

さらに、画面右側にあるサイドバー(設定パネル)の「ブロック」タブでは、ボタンの色(背景色や文字色)、ボタンの角の丸みの度合い(角丸にするか、四角いままかなど)、枠線のスタイル(実線、点線、枠線なしなど)や太さなどを、Webサイトのデザインや目的に合わせて細かくカスタマイズすることが可能です。

多くのWordPressテーマでは、メインカラーの塗りつぶしボタン、アウトラインのみのボタンなど、あらかじめいくつかのデザインされたボタンスタイルが用意されていることもあります。

これらを上手に活用するのも、魅力的な記事装飾テクニックの一つとして非常に有効です。

ボタンブロックの活用例

  • 記事の最後や途中の適切な箇所に、その記事と関連性の高い別の記事への内部リンクとして設置し、Webサイト内の回遊率を高める。
  • おすすめしている商品やサービスの紹介ページへの外部リンクとして設置する。
  • お問い合わせページや資料請求フォームページへの、分かりやすい誘導ボタンとして機能させる。

2. カラムブロック:記事レイアウトを段組みにする方法と活用例

記事のレイアウトに視覚的な変化をつけたい場合や、画像とテキスト、あるいは複数のテキストブロックなど複数の情報を横並びに整理してスッキリと表示したい場合、そんな時に非常に役立つのが「カラムブロック」です。

このブロックを利用すれば、記事のコンテンツエリアを、指定した数のカラム(列)に分割し、それぞれのカラム内に異なるブロックを配置する、いわゆるカラムレイアウトの作成が、専門的なHTMLやCSSの知識がなくても簡単に行えます。

レンタルサーバーのWordPressでカラムを設定

カラムブロックの使い方

カラムブロックを記事に追加すると、最初に、均等な幅の2カラム、3カラム、あるいは左右で幅が異なる25%/75%のパターンなど、カラムをいくつに分割するかを選択する画面が表示されます。

カラムの構成を選択した後、それぞれの作成されたカラムの中に、さらに段落ブロック、画像ブロック、見出しブロックといった、そこに配置したい好きなブロックを自由に追加していきます。

カラムの幅の割合も、ブロックを選択した状態で右側のサイドバーの設定パネルや、ブロック間の境界線にある調整ハンドルを使って、ある程度直感的に調整することが可能です。

カラムレイアウトを作成する際には、特にスマートフォンなどの画面が小さいデバイスで閲覧した場合に、各カラムがどのように表示されるかを、WordPressのプレビュー機能を使って必ずレスポンシブデザインの確認を行うことが非常に重要です。

カラムブロックの活用例

  • 商品やサービスの主な特徴やメリットを、それぞれ画像やアイコンと短い説明文をセットにして、複数のカラムに分けて横並びに紹介する。
  • ある事柄に関するメリットとデメリットを、明確に左右のカラムに分けて比較しながら表示し、読者の理解を助ける。
  • 異なるプランの料金比較や、イベントの複数の登壇者紹介など、複数の関連性の高い情報を、限られたスペースにコンパクトにまとめて提示する。

3. メディアとテキストブロック:画像と文章を効果的に横並び配置

画像や動画といったメディア要素と、それに対応する説明文などのテキスト要素を、簡単かつ美しく、そして効果的に横並びに配置できるのが「メディアとテキストブロック」です。

前述した「カラムブロック」を使っても同様の左右分割レイアウトは実現できますが、この「メディアとテキストブロック」は、画像(または動画)とテキストの組み合わせに特化して設計されているため、より手軽に、記事内の特定の部分だけを左右に分割したレイアウトを作りたい場合に、非常に便利です。

レンタルサーバーのWordPressでメディアとテキストブロックを設定

メディアとテキストブロックの使い方

このブロックを記事に追加すると、初期状態では、画面の左側にメディア(画像や動画)をアップロードするかメディアライブラリから選択するためのエリア、そして画面の右側に、段落ブロックや見出しブロックなど、複数のブロックを配置可能なテキストを入力するためのエリアが表示されます。

ブロックを選択した際に表示されるツールバーのオプションを使えば、このメディア部分とテキスト部分の左右の位置を、ワンクリックで簡単に入れ替えることも可能です。

また、メディア部分が占める幅の割合を調整したり、スマートフォンなどの小さな画面で表示された際に、メディアとテキストを重ねて表示するか、あるいはメディアをテキストの上に、または下に配置するかといった、レスポンシブデザインの確認と調整に関する設定も、右側のサイドバー(設定パネル)で行うことができます。

メディアとテキストブロックの活用例

  • 記事の著者やサイト運営者のプロフィール紹介で、顔写真と自己紹介文を横並びに配置。
  • 製品や作品の美しい画像と、その詳細な解説や特徴、利用シーンなどを並べて表示。
  • 料理レシピの記事で、完成した料理の美味しそうな写真と、その料理に関する簡単な説明や作る上でのポイントなどを横に添える。

4. カバーブロック:テキストが映える全幅ヘッダー風画像の作り方

WordPress記事の冒頭部分や、各大きなセクションの区切りなどに、背景となる印象的な画像や動画の上に、見出しやキャッチーなメッセージといったテキストを効果的に重ねて表示できるのが「カバーブロック」です。

このブロックを上手に活用すれば、まるでプロのWebデザイナーが作成したWebサイトのトップページにあるような、訪問者の目を強く引きつける全幅のヘッダー画像のようなデザイン効果を、記事内にも手軽に作成することができます。

これは、非常にインパクトのある記事装飾テクニックの一つと言えるでしょう。

レンタルサーバーのWordPressでカバーブロックを設定

カバーブロックの使い方

まず、カバーブロックの背景として使用したい画像または動画を、パソコンからアップロードするか、メディアライブラリから選択します。

次に、その背景画像や動画の上に表示させたいテキストを入力するか、あるいは、見出しブロックであったり、段落ブロックであったり、あるいはボタンブロックなど、複数のブロックを配置します。

テキストが背景の画像や動画に埋もれてしまって読みにくくならないように、画像や動画の上に重ねて表示される、半透明の色のフィルターであるオーバーレイの色、色の濃さであるその不透明度、そして、中央揃え、左上揃え、右下揃えなど、テキストの配置位置といったものを、右側のサイドバー(設定パネル)で細かく調整して、文字の可読性を最大限に高めるカスタマイズが可能です。

さらに、カバーブロックを画面の横幅いっぱいに表示させる全幅表示や、ページをスクロールしても背景画像が固定されて見えるような視覚効果、いわゆる「パララックス効果」を設定したりすることもできます。

カバーブロックの活用例

  • 長い記事の各章や大きなセクションの冒頭に、その章のテーマを象徴するような美しい画像と、その章のタイトルをカバーブロックで配置し、まるで書籍の扉ページのような高級感のあるデザインを演出する。
  • 読者の目を強く引きつけたい、記事の中で最も重要なメッセージやキャッチーなキャッチコピーを、印象的なビジュアルと共に表示する。
  • 記事全体の雰囲気やトーン、例えば、クールでモダンな感じ、温かく親しみやすい感じなどを高めるための、強力なビジュアル要素として戦略的に活用する。

5. スペーサーブロック・区切りブロック:記事の余白調整とデザインアクセント

WordPress記事が、訪問者にとって読みやすく、内容が理解しやすいものになるためには、文字や画像が詰まりすぎている息苦しい状態を避け、コンテンツの間に適切な「間(ま)」、つまり余白を設けたり、話題の転換点などで視覚的な「区切り」を入れたりすることが非常に重要です。

「スペーサーブロック」は、記事内にあなたが指定した高さの透明な空白(余白)を簡単に追加することができ、「区切りブロック」は、水平な一本線や点線といった区切り線を引いて、視覚的にセクションを明確に分割することができます。

これらも、記事全体のバランスを整え、プロフェッショナルな印象を与えるための、効果的な記事装飾テクニックとして覚えておくと良いでしょう。

レンタルサーバーのWordPressで空白スペーサー、区切り線ブロックを設定

スペーサーブロックの基本的な使い方

ブロックを記事に追加した後、右側のサイドバー(設定パネル)で、そのスペーサーの高さをピクセル単位で自由に調整できます。画像とその下の説明文の間、あるいは大きな見出しとその下の本文の間など、ブロックとブロックの間に適度な余白(スペース)を作りたい場合に非常に便利です。

区切り線ブロックの基本的な使い方

デフォルト(初期設定)ではシンプルな一本の水平線が表示されますが、ブロックを選択した際のツールバーや、右側のサイドバー(設定パネル)で、点線や、幅の広い線など、線のスタイルや、色を変更できます。

話のテーマが大きく変わる転換点や、異なる種類の情報を明確に区切りたい際に役立ちます。

6. テーブルブロック:レスポンシブ対応の表(テーブル)作成方法

複数の情報を項目ごとに整理して比較したり、数値データや統計情報などを訪問者に分かりやすく提示したりする際には、「テーブルブロック」が非常に便利です。

以前は、Webページにテーブル(表組み)を作成するためには、HTML(HyperText Markup Language)の専門的な知識が必要でしたが、このブロックを使えば、誰でも簡単にカラム(列)と行からなる整然とした表を、直感的な操作で作成することができます。

レンタルサーバーのWordPressでテーブルブロックを設定

テーブルブロックの基本的な使い方

テーブルブロックを記事に追加する際に、まず最初に、作成したい表のカラム数(列の数)と行数を指定します。

これらの数は、表を作成した後からでも、ブロックのツールバーや右側のサイドバー(設定パネル)のオプションを使って、簡単に追加したり削除したりすることが可能です。

各セル(表のマス目一つ一つ)に、必要なテキストや数値を入力していきます。

画面右側のサイドバー(設定パネル)では、表の最初の行をヘッダーセクション(見出し行)として設定したり、最後の行をフッターセクションとして設定したりするオプションや、各列の幅を固定にする設定、あるいは行ごとに交互に背景色を変えるストライプスタイルを適用して見やすくするといった設定ができます。

近年のWordPressのテーブルブロックは、基本的にレスポンシブデザインに対応しており、スマートフォンなどの画面が小さいデバイスで閲覧した場合でも、表の内容が横にはみ出して見切れたりすることなく、適切に表示されるように配慮された作りになっています。例えば、横スクロールが可能になったり、表の構造が縦方向に組み替えられたりするようになるなどです。

このレスポンシブデザインの確認は、プレビュー機能を使って必ず行うようにします。

テーブルブロックの活用例

  • 複数の商品のスペック(仕様)や機能を、項目ごとに比較するための一覧表。
  • 提供しているサービスの料金プランや、それぞれのプランに含まれる内容をまとめた比較表。
  • イベントやセミナーのタイムスケジュール表や、アンケート調査の結果などのデータ集計結果の提示。

7. ギャラリーブロック:複数画像をタイル状・スライドショー表示

旅行先で撮影した美しい風景写真、イベントで撮影したたくさんのスナップショット、商品の魅力を様々な角度から捉えた写真など、複数の画像(写真やイラスト)をまとめて、訪問者に一度に、そして美しく洗練されたレイアウトで見せたい場合には、「ギャラリーブロック」が最適です。

このブロックを使えば、選択した複数の画像を、例えばタイル状に整然と並べて表示したり、テーマによっては、画像が自動で順番に切り替わったり、左右の矢印でめくれたりする、スライドショー形式でインタラクティブに表示したりすることも可能な、非常に視覚的に訴求力の高い記事装飾テクニックの一つです。

レンタルサーバーのWordPressでギャラリーブロックを設定

ギャラリーブロックの基本的な使い方

まず、ギャラリーに含めたい画像をまとめて、コンピューターから一度に選択してアップロードするか、あるいは既にWordPressのメディアライブラリに保存されている画像の中から複数枚選びます。

次に、ブロックの設定パネルでカラム数(1行に表示する画像の数)を調整して、1行あたりに何枚の画像を表示するかを変更できます。

また、「画像を切り抜く」というオプションをオンにすると、ギャラリー内の各画像が、例えば全て同じ正方形や横長の長方形といった、統一されたアスペクト比(縦横比)になるように、自動的にトリミング、つまり画像の不要な部分が切り抜きされ、より整然としたグリッド状の美しい表示になります。

このオプションをオフにすると、各画像の元の縦横比を保ったまま、可能な限りスペースを詰めて柔軟に表示されます。

各画像に個別の短い説明文すなわちキャプションを付けたり、画像をクリックした際のリンク先を設定したりすることも可能です。リンク先はURL形式ですので、例えば、より大きな画像ファイル自体や、その画像の添付ファイルページ、あるいは全く別のURLなどにすることが可能です。

ギャラリーブロックの活用例

  • 旅行記の記事で、訪れた場所の美しい風景写真をまとめて紹介する。
  • イベントレポートの記事で、会場の様子や参加者の生き生きとした表情を伝えるスナップ写真集として。
  • 商品紹介の記事で、商品を様々な角度から撮影した複数の写真を一覧で見せることにより、商品の魅力を多角的に伝える。

8. YouTube埋め込みブロック:動画を記事に簡単挿入する方法

WordPress記事の中で、YouTubeにアップロードされている動画を直接再生できるようにしたい場合、専用の「YouTube埋め込みブロック」を使えば、専門的な知識は一切不要で、とても簡単に動画を記事内に埋め込むことができます。

これは、動画という非常にリッチで情報量の多い埋め込みコンテンツの代表的な活用法の一つであり、記事の内容を補足したり、読者の理解を深めたりするのに大変効果的です。

レンタルサーバーのWordPressでYouTube埋め込みブロックを設定

YouTube埋め込みブロックの基本的な使い方

ブロックを記事に追加し、表示された入力欄に、記事内に埋め込みたいYouTube動画のURL(https://www.youtube.com/watch?v=XXXXXXX)をペースト(貼り付け)して「埋め込み」ボタンを押すだけです。

YouTube埋め込みブロックの活用例

  • ソフトウェアの使い方、料理のレシピなど、何かを解説する記事の中で、実際の操作手順や調理の様子を撮影した補足的なデモンストレーション動画として。
  • 商品レビュー記事で、実際にその商品を使用している様子や、機能を紹介する動画として。
  • イベントやセミナーの雰囲気を伝えるためのダイジェスト動画や、参加者や登壇者のインタビュー動画など。

9. X(旧Twitter)・SNS埋め込みブロック:投稿を記事内で共有

X(旧Twitter)のツイート(投稿)など主要なソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の投稿を、WordPress記事内に引用したり、そのままの形で表示したりしたい場合も、それぞれのSNSに対応した専用の埋め込みブロックがWordPressのブロックエディタには用意されています。

これもまた、記事と外部の情報を効果的に連携させる、重要な埋め込みコンテンツ活用法と言えるでしょう。

レンタルサーバーのWordPressでTwitter埋め込みブロックを設定

SNS埋め込みブロックの基本的な使い方

例えば、「Twitter埋め込みブロック」(お使いのWordPressのテーマやバージョンによって名称が異なります)を記事に追加し、表示された入力欄に、記事内に埋め込みたいツイートのURLを正確にペーストして、「埋め込み」というボタンを押します。

すると、その指定したツイートが、元のX(旧Twitter)のデザインのまま、記事内にインタラクティブな形で表示されます。

他の主要なSNSは、「埋め込みブロック」に埋め込みコードを設定するなど同様の簡単な手順で、SNS上のコンテンツをWordPress記事に効果的に埋め込むことができます。

SNS埋め込みブロックの活用例

  • 記事のテーマと関連性の高い、世の中で注目されているツイートや専門家の意見などを引用・紹介することで、記事の議論を深めたり、読者の関心を引いたりする。
  • 開催イベントやキャンペーンに関するSNS上での反響、例えば、参加者の肯定的な感想の投稿などを、記事内で具体的に紹介する。
  • ご自身のSNSアカウントの投稿を、ブログ記事の中でも共有することで、SNSとブログ間の相互のフォロワー増加やエンゲージメント向上に繋げる。

10. HTMLブロック:カスタムHTMLコードを直接記述する方法

基本的には、これまでにご紹介してきたようなWordPressブロックエディタの各標準ブロックを効果的に組み合わせることで、ほとんどの表現やレイアウトは実現可能です。

しかし、どうしてもHTML(HyperText Markup Language)コードを、WordPress記事内に直接記述したいという場面が出てくるかもしれません。

例えば、アフィリエイト広告サービスが提供する広告タグ、外部のWebサービスが提供する特殊なウィジェットの埋め込みコード、ご自身で作成した独自のHTMLやCSSを適用したい場合などです。

このような場合には、「カスタムHTMLブロック」という専用のブロックを使用します。

レンタルサーバーのWordPressでカスタムHTMLブロックを設定

カスタムHTMLブロックの基本的な使い方

ブロックを記事に追加し、表示された入力欄に、使用したいHTMLコードを直接記述します。

このブロックのツールバーには「プレビュー」という機能があり、記述したHTMLコードが、実際のWebページ上でどのように表示され、どのように動作するのかを、記事を公開する前に事前に確認することができます。

カスタムHTMLブロックを使用する際の注意点

このブロックを効果的に、そして安全に使用するためには、HTMLという、Webページの構造を記述するための基本的なマークアップ言語に関する正しい知識が必要です。

誤ったHTMLコードを記述してしまうと、記事の表示が大きく崩れたり、意図しない動作を引き起こしたりする原因となるため、使用する際には十分な注意が必要です。

特に、外部から提供されたHTMLコードをそのまま貼り付ける場合は、そのコードが信頼できるものか、セキュリティ上の問題がないかを慎重に確認するようにします。

WordPress初心者の方は、まずは埋め込みブロックやテキストブロックなど他の標準的なブロックで代替できないかを検討し、どうしても必要な場合に限り、このカスタムHTMLブロックを慎重に利用することをおすすめします。

これらの応用的なブロックを上手に使いこなし、それぞれの特性を理解して適切に組み合わせることで、WordPress記事は、単に情報を伝えるだけでなく、読者にとって視覚的にも魅力的で、かつ内容が理解しやすい、プロフェッショナルな印象を与えるものへと格段に進化するはずです。

WordPress作業効率アップ!ブロックエディタの高度な機能とテクニック

WordPressのブロックエディタには、単に多彩で表現力豊かなブロックを配置できるというだけでなく、記事作成に関する日々の作業効率を大幅に向上させるための、非常に便利で気の利いた機能やテクニックも多数搭載されています。

これらの機能を積極的に活用すれば、よりスピーディーに、そしてより快適に、質の高い記事作成のプロセスを進められるようになります。

ブロックの選択・移動・コピー・複製・削除をキーボードショートカットで高速化

ブロックエディタで記事を作成・編集する際には、あるブロックを選択したり、その位置を記事内で上下に移動させたり、ブロックの内容をコピーして別の場所に貼り付けたり、同じブロックを複製したり、あるいは不要になったブロックを削除したりといった、基本的なブロック操作を頻繁に行うことになります。

これらの操作は、各ブロックを選択した際に表示されるツールバーのオプションメニュー(縦並びの三点リーダーのアイコン)や、直感的なマウスのドラッグ&ドロップ操作でも行えますが、キーボードショートカットを覚えると、これらの日常的な操作をさらに高速かつ効率的に行うことができます。

レンタルサーバーのWordPressでブロックを並び替え

WordPressのエディタ画面の右上にあるオプションメニュー(縦並びの三点リーダーのアイコン)内にある「キーボードショートカット」という項目を選択すると、現在利用可能なショートカットキーの一覧が表示されます。

全てを一度に覚える必要はありませんが、例えば以下のような、特によく使う操作のショートカットキーをいくつか覚えておくだけでも、あなたの記事作成の作業効率は格段に向上するはずです。

Ctrl + S (Windows) / Cmd + S (Mac)
現在編集中の記事を下書きとして保存します。
Ctrl + Z / Cmd + Z
直前に行った操作を一つ元に戻します(アンドゥ)。間違った操作をしてしまった場合に非常に役立ちます。
Ctrl + Shift + Z, Ctrl + Y / Cmd + Shift + Z
元に戻した操作を、もう一度やり直します(リドゥ)。
Ctrl + K / Cmd + K
選択したテキストに対して、ハイパーリンクを挿入したり、既存のリンクを編集したりするためのダイアログを開きます。
Delete / Backspace
選択しているブロックを記事から削除します。
/ (スラッシュ) を新しい行で入力
ブロック名を入力して素早くブロックを検索・挿入できるコマンドが使えます。

これらの操作に慣れることで、マウスへ手を伸ばす回数を減らし、思考の流れを中断することなく、よりリズミカルに、そしてスムーズに記事の編集作業を進められるようになります。

【パターン】よく使うブロックの組み合わせを登録・呼び出す方法

WordPressで記事を作成していく中で、記事の冒頭や末尾に入れる定型的な挨拶文、ご自身の簡単な自己紹介文、注意喚起メッセージなど、何度も使う同じ内容の文章や、商品を紹介する際の画像ブロック・説明文ブロック・購入ボタンブロックのセットなど、同じ組み合わせのブロック群を、異なる記事で使用する場面がきっと出てくることでしょう。

このような場合に、繰り返し使用するブロック群を「パターン」(以前は「再利用ブロック」と呼ばれていました)として一度WordPressに登録しておくと、その後はいつでも必要な時に、たった数クリックで簡単に呼び出して記事内に再利用できるため、非常に便利です。

これは、パターンを活用した作業効率化の最大のメリットと言えるでしょう。

レンタルサーバーのWordPressでパターンを設定

パターンの具体的な作成方法

まず、再利用したいブロック(単一のブロックでも、あるいはShiftキーを押しながらクリックするなどして複数のブロックを選択した状態でも構いません)を選択します。

選択したブロックのツールバーに表示される「オプション」(縦の三点リーダーのアイコン)をクリックします。

表示されたメニューの中から「パターンを作成」を選択し、あとで見てすぐに内容がわかるような名前を入力し、次にカテゴリーを選択します。

パターンをある箇所で使って編集した場合、同じパターンを使っている別の箇所のパターンも同時に変更されるパターンとするのであれば、「同期」にチェックを入れ、最後に「追加」します。

作成したパターンの基本的な使い方

記事編集画面で新しいパターンを追加する際に、「+」(ブロックを追加)ボタンをクリックし、表示されるブロック一覧の中から「パターン」タブを選択します。

すると、これまでに登録したパターンがリスト形式で表示されますので、そこから今回使用したいものを選択するだけで、簡単に現在の記事内のカーソル位置に、登録しておいたパターンの内容がそのまま挿入されます。

パターンを活用する大きなメリット

パターンのメリットは、同じ内容の文章やブロックの組み合わせを、記事ごとに何度も手入力したり、ブロックを再配置したりする手間が完全に省けるため、記事作成にかかる作業時間を大幅に短縮することができることです。

定型的な情報や微妙な言い回しの違いなどといった表現の揺れや、入力ミスといったヒューマンエラーを防ぎ、Webサイト全体のコンテンツの品質を均一に保つのに役立ちます。

特に強力な特徴として、「同期」パターンの場合、あるパターンの内容を編集すると、そのパターンを使用しているWebサイト内の全ての箇所の内容が、自動的に一括で更新されることです。

これは非常に便利な機能ですが、もしある箇所だけ内容を変更し、元のパターンの内容は変更したくないという場合は、「非同期」パターンを使います。同期と非同期は、状況に応じて使い分けてください。

例えば、記事の最後に必ず入れる定型的なお礼のメッセージ、WebサイトやSNSアカウントへの誘導文、頻繁に紹介する特定の商品やサービスに関する共通の説明文、あるいは著作権表示といった、Webサイト内で繰り返し使用する可能性のある共通の要素については、パターンの機能を積極的に活用してみましょう。

【ブロックパターン】プロデザインのブロック群を記事に簡単挿入・編集

「ブロックパターン」とは、あらかじめプロのWebデザイナーやWordPressコミュニティのコントリビューター(貢献者)によってデザインされた、複数のブロックが効果的かつ美しく組み合わされた、いわば「レイアウトのテンプレート集」のようなものです。

これを利用すれば、まるでプロのウェブサイトのパーツを選ぶように、複雑で見栄えの良いセクションを、たったのワンクリックであなたのWordPress記事に簡単に挿入することができます。

例えば、スタイリッシュな料金表、お客様の声の紹介エリア、製品やサービスの主な特徴をアピールするセクション、行動を促すためのCTA(Call to Action)エリアなど、様々なものがあります。WordPress公式のパターンディレクトリなどを参照してみてください。

ブロックパターンの使い方をマスターすれば、高度なデザインスキルやコーディングの知識がなくても、プロが作成したような洗練された美しいレイアウトを、記事の中に手軽に取り入れることが可能になります。

レンタルサーバーのWordPressでブロクパターンを設定

ブロックパターンの基本的な使い方

記事編集画面で新しいブロックを追加する際に、「+」(ブロックを追加)ボタンをクリックし、表示されるパネルの上部にある「パターン」というタブを選択します。

すると、様々なカテゴリーに分類された、多数のブロックパターンがサムネイル画像と共に一覧表示されます。

例えば、「テキスト」「ギャラリー」「カラム」「ヘッダー」「コールトゥアクション(CTA)」などですが、テーマや導入しているプラグインによってカテゴリーの種類は異なります。

その中から、記事の内容やイメージに合う、気に入ったブロックパターンが見つかったら、それをクリックまたはドラッグ&ドロップするだけで、デザイン済みのパターンが、そっくりそのままの形で記事に挿入されます。

挿入された後は、各ブロック内のサンプルとして入っているテキスト(文章)や画像などを、ご自身のオリジナルのコンテンツに差し替えるだけで、あっという間に見栄えの良い、プロフェッショナルな印象のセクションが完成します(ただし、同期・非同期には注意します)。

ブロックパターンを活用する大きなメリット

  • Webデザインに関する専門的な知識や、HTML/CSSといったコーディングのスキルがなくても、誰でも簡単に見栄えが良く、かつ構造的にも優れた効果的なレイアウトを作成することができます。
  • ゼロから複雑なレイアウトやデザインを一つ一つブロックを組み合わせて組んでいく手間が大幅に省けるため、記事作成にかかる時間を大きく短縮することができます。
  • 他の優れたデザイナーや開発者が作成した、様々なブロックパターンを見ることで、新しいレイアウトのアイデアや、効果的なデザインのヒントを得るのにも役立ちます。

「この記事のこの部分、どんなレイアウトにしたら読者にとって分かりやすく、そして魅力的に見えるかな…」と、デザインや構成に迷ったときには、まずはこのブロックパターンの一覧を覗いてみるのが非常におすすめです。きっとイメージにぴったり合うものや、新たなインスピレーションを与えてくれるものが見つかるはずです。

【グループ化ブロック】複数ブロックをまとめて背景色・レイアウト調整

WordPress記事内で、見出しブロック、いくつかの段落ブロック、そして画像ブロックなど、いくつかの異なる種類のブロックを、意味的に一つのまとまりとして扱いたい場合や、それらのブロック群全体に対して、特定の背景色を付けたり、ブロック群全体の内側の余白(パディング)を調整したり、あるいはブロック群全体の横幅を制御したりといった共通のデザインを適用したい場合に、「グループ化ブロック」という機能が非常に役立ちます。

このグループ化の機能を上手に活用することで、記事内の該当セクションを視覚的に明確に区別し、コンテンツ全体の構造を読者にとってより分かりやすくすることができます。これもまた、効果的な記事装飾テクニックの一つと言えるでしょう。

レンタルサーバーのWordPressでグループ化ブロックを設定

グループ化ブロックの基本的な使い方

まず、グループとしてまとめたい複数のブロックを、記事編集画面で選択します(Shiftキーを押しながら各ブロックを順番にクリックするか、あるいはマウスで複数のブロックを囲むようにドラッグして範囲選択します)。

複数のブロックが選択された状態で、それらのブロックのいずれかの上部(または選択範囲全体の上部)に表示されるツールバーから「オプション」(縦三点リーダーのアイコン)をクリックし、表示されたメニューの中から「グループ化」を選択します。

この操作により、あなたが選択した複数のブロックが、一つの「グループブロック」という、いわば親ブロックの中に子ブロックとしてまとまります。

次に、この作成されたグループブロック自体を選択した状態で、画面右側にあるサイドバー(設定パネル)の「ブロック」タブを開くと、そのグループブロック全体に対して、背景色や文字色を設定したり、グループブロックの内側の余白(パディング)を上下左右それぞれ細かく調整したり、あるいは、コンテンツ幅にするか、全幅にするかなど、テーマによって選択肢は異なりますが、グループブロック全体の横幅や配置を設定したりといった、デザインに関する様々なカスタマイズを行うことができます。

グループ化ブロックの活用例

  • 記事全体の「まとめ」の部分や、読者に特に注目してほしい重要なポイント、あるいは引用文とその解説など、記事内の重要なセクションを視覚的に目立たせるために、その部分を構成する複数のブロック群をグループ化し、そのグループ全体に薄い背景色を付けたり、枠線で囲ったりする。
  • ある製品に関する複数のメリットや特徴を列挙したリストと、それに対応する補足説明の段落など、いくつかの関連性の高い情報を、一つの枠で囲って視覚的に分かりやすくまとめることで、読者の理解を助ける。
  • レスポンシブデザインを考慮し、特定のブロック群がスマートフォンなどの小さな画面で表示される際のレイアウトや余白の取り方を、グループ単位でより細かく制御したい場合。ただし、これには、テーマの機能や、場合によっては追加のCSSの知識が必要になることもあります。

補足:長文記事の可読性を高める「目次作成の自動化」

今回のブロック紹介には直接含まれていませんが、特に情報量が多く、複数のセクションに分かれるような長い記事を作成する際には、記事の冒頭部分に「目次」を設置することが、読者の利便性と記事全体の可読性(読みやすさ)を大幅に向上させる上で非常に有効です。

目次があれば、読者は記事全体の構成や流れを素早く把握でき、自分が特に知りたい情報が書かれている箇所へ、クリック一つで簡単にジャンプすることができます。

WordPressでは、専用のプラグインを利用することで、記事内の見出しタグ(H2、H3、H4など)を自動的に抽出し、整形された美しい目次を自動で作成・表示させることができます。

この講座の第7回「プラグイン」の回でも触れる可能性がありますが、例えば「Table of Contents Plus (TOC+)」や「Easy Table of Contents」といった、世界中で広く利用されている人気のプラグインがあります。

これもまた、読者にとって分かりやすく、親切な記事を提供するための、重要な記事装飾テクニック、あるいはユーザビリティ向上のテクニックの一つと言えるでしょう。

特に、検索エンジンからの訪問者は、必ずしも記事の最初から順番に読んでくれるとは限りません。目次があることで、訪問者は自分の求める情報に素早くたどり着けるため、サイトからの離脱を防ぐ効果も期待できます。

長文の記事を書く機会が多い方は、ぜひこのような目次作成プラグインの導入を検討してみてください。

次回予告:サイトの見た目をガラリと変える「テーマ」を選ぼう!

お疲れ様でした!第5回では、WordPressのブロックエディタをさらに深く使いこなし、記事の表現力を格段に向上させるための、応用的なブロックの具体的な使い方や、記事作成の作業効率を大幅にアップさせるための便利な機能やテクニックについて、詳しく学びました。

これらのテクニックを記事作成に積極的に取り入れ、そして色々なブロックや機能を実際に試してみることで、ブロックエディタの持つ大きな可能性を存分に引き出し、作成する記事は、これまで以上に読者にとって分かりやすく、そして視覚的にも魅力的なものへと進化していくはずです。

さて、これまで私たちは主に、WordPressサイトの「中身」である記事コンテンツの作成方法や、その表現力を高めるためのテクニックに焦点を当てて学んできました。

しかし、WordPressサイト全体の魅力を決定づけるのは、個々の記事の内容だけではありません。サイト全体の「見た目」、つまり統一されたデザインやレイアウト、配色といったものも、訪問者に与える第一印象を大きく左右し、サイトのブランドイメージを形作る上で非常に重要な要素となります。

次回、第6回「あなたのサイトが一瞬でおしゃれに!WordPressテーマの選び方と設定方法」では、このWordPressサイト全体のデザインを、まるで魔法を使ったかのように、専門的な知識がなくてもガラリと変えることができる「テーマ」という素晴らしい仕組みについて、詳しく解説していきます。

世の中には、無料のものから有料のものまで、文字通り数え切れないほど多くのWordPressテーマが存在します。

その中から、Webサイトの目的や発信する情報のイメージにぴったりのテーマを選ぶための重要なポイント、選んだテーマを実際にWordPressサイトにインストールして有効化する具体的な手順、そしてテーマの基本的なデザインを自分好みにカスタマイズする方法まで、初心者の方にも分かりやすく丁寧にガイドします。

どうぞ次回の講座もお楽しみに!

芦屋 ときお

芦屋 ときお

ソフトウェアエンジニア(フルスタック、主にWeb系)。HTML, CSS, JavaScript, TypeScript, PHP, Python, Go, Vue.js, Express, Node.js, Nuxt, Next.js, Laravelなど。C#, ActionScriptも。デザイン、デジタルマーケティング。