WordPressマスターへの道 1 – 初心者向け全10回講座

WordPressで夢のブログやホームページを実現しませんか?

「自分だけのオリジナルブログを開設したい!」
「ビジネスを加速させる本格的なホームページを、自分で作れたら…」
「でも、Webサイト作成って専門知識がないと無理なんでしょう?」
もしあなたが今、そんな想いや疑問を抱えているなら、この記事がその答えを出す最初の一歩となるでしょう。世界中で最も多くのWebサイトに使われているプラットフォーム。WordPress(ワードプレス)なら、ご自身の夢を、驚くほど簡単に、そして自由に形にすることができます。

この記事では、全くの初心者の方が「WordPressとは何か?」という基本中の基本から、WordPressで一体どんな素晴らしいことができるのか、そして実際にご自身のWebサイトを立ち上げるために何が必要なのかを、専門用語を極力避け、分かりやすく徹底的に解説します。

WordPressの無限の可能性に触れると共に、その力を最大限に引き出すためには最適なWebサイトの基盤(信頼できるレンタルサーバーと、あなただけの独自ドメイン)を選ぶことがいかに重要かについても、自然な形で理解を深めていただけるはずです。

さあ、WordPressという強力なツールを使って、世界に向けてご自身の価値ある情報を発信する、エキサイティングな旅をここから一緒に始めましょう!この全10回の講座が、あなたの成功を全力でサポートします。

この記事で学べること

この記事を読み終えることで、WordPressに関する以下の重要な知識を習得し、具体的な行動を起こすための明確なイメージを持つことができます

  • WordPressの驚くべき機能と本質を深く理解し、それがどのようにブログ運営やビジネス用Webサイト構築に革命をもたらすのかを具体的に把握できます。
  • 巷でよく比較される「無料ブログサービス」とWordPress.org(本講座で推奨する、ご自身でサーバーにインストールするタイプ)との決定的な違いを明確に理解し、自由なカスタマイズ性、無制限の収益化の可能性といった、WordPress.orgを選ぶことの圧倒的なメリットを確信できます。
  • ご自身のアイデアや情報をインターネット上で形にし、世界へ発信するために不可欠な土台となる「レンタルサーバー」と「独自ドメイン」のそれぞれの役割と重要性を基礎から学び、WordPressをスムーズに始めるための確かな知識を固められます。
  • Webサイト作成に関する特別な専門知識やプログラミングスキルがなくても、この講座で提示するステップに従えば、確実にご自身のオリジナルなWebサイトを立ち上げられるという自信と、具体的な行動計画を持つことができます。

WordPress(ワードプレス)とは?初心者でもわかる基本と仕組みを分かりやすく解説

WordPress(ワードプレス)とは、一言で表現するならば「専門的な知識がなくても、誰でも簡単にWebサイトやブログを作成し、その内容を効率的に管理・更新できる非常に高機能なシステム」のことです。もう少し専門的な言葉を用いると、「CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)」と呼ばれるものの中で、世界で最も広く利用されている代表的なソフトウェアの一つです。

CMSとは?WordPressが世界中で選ばれる理由とメリット

では、そもそも「コンテンツ・マネジメント・システム(コンテンツ管理システム、CMS)」とは具体的にどのようなものでしょうか?

CMSは、Webサイトを構成する様々なコンテンツ(例えば、記事の文章、掲載する画像や写真、埋め込む動画など)を、Webページの構造を記述する言語であるHTMLや、Webページの見た目をデザインする言語であるCSSといった、Web制作に特有の専門知識がない人でも、手軽に管理したり、新しい情報を追加・更新したりできるようにするための仕組み全体を指します。

この「CMS」という優れたシステムがあるおかげで、私たちはWebサイトがインターネット上でどのように表示されるのかという詳しい仕組みを深く理解していなくても、まるで使い慣れたWordなどのワープロソフトを使って、文書を作成・編集する直感的な感覚で、プロフェッショナルなWebサイトを運営し、新しい情報を日々発信していくことができるのです。

以前は、Webサイトを一つ作成するためには、HTMLやCSSといった専門的なコンピュータ言語の知識を習得し、それらの言語を使ってWebページの各要素を一つ一つ手作業で記述していく必要がありました。これは、特にWeb制作の初心者の方にとっては非常にハードルが高く、時間も手間もかかる作業でした。

しかし、WordPressのような高機能かつユーザーフレンドリーなCMSが登場したことで、Webサイト制作のあり方は劇的に変わりました。今では、まるで日常的にブログ記事を書くように、あるいはワープロソフトで企画書やレポートを作成するような手軽さで、本格的なWebサイトの作成や日々のコンテンツ更新作業を、誰でも簡単に行えるようになったのです。

世の中には数多くのCMSが存在しますが、その中でもWordPressが、インターネット上の全Webサイトの約40%以上がWordPressで作られていると言われているように、世界中で圧倒的なシェアを獲得し、個人ブロガーから大企業や政府機関に至るまで、非常に多くの人々や組織から選ばれ続けているのには、以下のような明確で強力な理由と、他の追随を許さない多くのメリットがあるからです。

1. 完全に無料で利用可能

WordPressのソフトウェア本体は、オープンソースソフトウェアとして開発・公開されており、誰でも公式サイト(WordPress.org)から無料でダウンロードして自由に使用できます。

オープンソースであることの大きなメリットは、特定の企業に依存することなく、世界中の多くの優秀な開発者やボランティアによって常に改良が加えられ、新しい機能が追加されたり、セキュリティが強化されたりしていくという、持続的かつ透明性の高い開発体制にあります。

ただし、WordPressソフトウェア自体は無料ですが、作成したWebサイトを実際にインターネット上で公開し、運営していくためには、後述するレンタルサーバーの契約費用や、独自ドメインの取得・維持費用が別途必要になります。これらが、WordPressサイト運営における実質的なコストとなります。

2. 専門的なプログラミング知識は基本的に不要

HTML、CSS、JavaScript、PHPといったWeb制作の専門知識が全くなくとも、WordPressの直感的な管理画面を通じて、新しい記事の投稿やページの作成、Webサイト全体のデザインテーマの変更、メニューの編集といった基本的な操作を簡単に行うことができます。

3. プロ級デザインを実現する豊富な「テーマ」

「テーマ」と呼ばれる、プロのWebデザイナーが作成したような、美しく機能的なデザインテンプレートが、無料・有料合わせて数えきれないほど豊富に用意されています。

これらのテーマを利用することで、まるで洋服を着せ替えるように、Webサイト全体の見た目や雰囲気を、たった数クリックで瞬時に変更することができます。

4. 無限の機能拡張を可能にする「プラグイン」

「プラグイン」と呼ばれる、WordPressサイトに特定の機能を追加・拡張するための小さなプログラムが、こちらも無料・有料合わせて膨大な数が提供されています。

例えば、お問い合わせフォームの設置、高度なSEO対策機能の追加、セキュリティ機能の強化、サイト表示速度の改善、SNSとの連携機能など、「こんな機能が欲しい」という願いを、適切なプラグインを見つけてインストールすることで、ほとんどの場合実現することができます。

5. 圧倒的な情報量と充実したコミュニティサポート

WordPressは世界中で最も多くのユーザーに利用されているCMSですので、使い方に関する情報、具体的な設定方法の解説記事、トラブルシューティングのヒント、便利なカスタマイズ事例などが、インターネット上に、日本語でも英語でも非常に豊富に存在します。

そのため、操作に迷ったり、何か問題が発生したりした際に、検索エンジンで調べればすぐに解決策を見つけやすいという、初心者にとっては非常に大きな安心材料となるメリットがあります。

また、活発なユーザーコミュニティも存在し、公式フォーラムなどで質問をしたり、他のユーザーと情報交換をしたりすることも可能です。

6. 検索エンジンに評価されやすい「SEOに強い」構造

WordPressは、Googleなどの主要な検索エンジンにWebサイトの内容が正しく認識され、評価されやすい(一般的に「SEOに強い」と言われる)ように、その基本的なサイト構造が設計されています。

これは、Webサイトが検索結果でより上位に表示され、より多くの訪問者を獲得する上で、非常に有利な点となります。

7. 比類なきカスタマイズ性と自由度の高さ

個人の趣味ブログや日記サイトから、企業の本格的な公式サイトやブランドサイト、商品をオンラインで販売するためのECサイト(ネットショップ)、さらには会員制のコミュニティサイトやオンライン学習プラットフォームまで、ご自身のアイデアとWordPressの柔軟なカスタマイズ性を組み合わせることで、実に様々な種類の高機能なWebサイトを自由に作成し、運営していくことができます。

このように、WordPressは、Wevサイト作成の初心者の方にとっては非常に扱いやすく、同時に、プロフェッショナルなWebサイト運営者の高度な要求にも応えられるだけの高機能性と自由度を兼ね備えた、まさに理想的なWebサイト構築・運営プラットフォームと言えます。

しかし、どんな優れたツールにも長所と短所があるように、万能に見えるWordPressにも、いくつかの注意すべき点、いわゆるWordPressのデメリットと、それらに対する適切な対策が必要となる側面も存在します。

例えば、WordPress.orgを利用する場合、その最大のメリットである「自由度の高さ」は、裏を返せば、サイトのセキュリティ管理や定期的なバックアップといった重要な保守作業を、Webサイト運営者自身がある程度の責任を持って行う必要があるということを意味します。

また、非常に多機能であるために、WordPressを初めて使う方にとっては、最初は覚えるべき設定項目や操作が多いと感じるかもしれません。

しかし、これらの点については、この全10回の講座を進めていく中で、具体的な対策方法や効率的な学習方法も合わせて丁寧に解説していきますので、どうぞご安心ください。

WordPressでできること【ブログ・ホームページ・ECサイト制作事例】

WordPressという強力なツールを活用すれば、アイデアや目的次第で、本当に多種多様なWebサイトを驚くほど簡単に作成し、そして効果的に運営していくことが可能です。具体的にどのような種類のサイトがWordPressで作れるのか、代表的な制作事例をいくつかご紹介しましょう。

1. 個人のブログ・日記サイトの開設

旅行、料理、写真、読書といったご自身の趣味や、プログラミング、語学、投資、健康法などの専門知識に関する情報を発信する本格的な情報発信型ブログ、あるいは、日々の出来事や感じたことを自由に綴る個人的な日記サイトなど、WordPressを使えば誰でも手軽に自分だけの情報発信スペースをインターネット上に開設し、運営を始めることができます。

2. アフィリエイトサイトの構築・運営

おすすめしたい商品やサービスを読者に詳しく紹介し、サイト内に設置した広告リンク経由で商品が購入されたりサービスが申し込まれたりすると、その成果に応じて広告収入を得ることができる「アフィリエイトサイト」も、WordPressの柔軟なカスタマイズ性と記事管理機能を活用すれば、効率的に構築し、戦略的に運営していくことが可能です。

3. 企業の公式サイト・コーポレートサイトの制作

会社概要、沿革、経営理念など会社の基本情報、事業内容の詳細、提供している製品やサービスの紹介、最新のニュースリリース、採用情報などを分かりやすく掲載する、企業の顔となる信頼感のある公式サイト(コーポレートサイト)も、WordPressを活用し、プロフェッショナルなデザインで作成できます。

4. 店舗や各種サービスのホームページ作成

例えば、美容室、エステサロン、飲食店、整体院、学習塾、各種教室、あるいは弁護士や税理士といった士業の事務所など、実店舗を構えてビジネスを行っている方や、特定のサービスを提供している方が、その店舗やサービスの魅力、特徴、メニュー、料金、アクセス情報などを効果的に伝え、見込み客へのアピールや実際の集客に繋げるための魅力的なホームページも、WordPressを使えば作成できます。

5. クリエイターのためのポートフォリオサイト

イラストレーター、デザイナー、フォトグラファー、ライターといったクリエイティブな分野で活動する方が、デザイン実績、撮影した写真、執筆した記事など、ご自身これまでの作品をオンライン上で美しく展示し、スキルや実績を効果的にアピールするためのポートフォリオサイト、すなわち作品集Webサイトの構築にも、WordPressは最適です。

6. ECサイト(ネットショップ)の開設

WordPressには、「WooCommerce(ウーコマース)」に代表されるような、ECサイト機能を簡単に追加できる非常に高機能な専用プラグインが多数存在します。

これらのプラグインを利用すれば、商品の登録・管理、在庫管理、オンラインでのクレジットカード決済システムの導入、顧客管理といった、本格的なネットショップを運営するために必要な機能を、比較的低コストでWordPressサイトに組み込むことが可能です。

7. ニュースサイト・オンラインメディアサイトの運営

複数のライターや編集者がチームとなって記事を分担して投稿・管理するような、特定のテーマに特化した情報発信型のオンラインメディアサイトやニュースサイトの運営にも、WordPressのユーザー管理機能やコンテンツ管理機能が適しています。

上記の7つの例は、WordPressで実現できるWebサイトのほんの一部に過ぎません。ご自身の豊かな発想と、WordPressが持つ無限の可能性とを組み合わせることで、ここに挙げた以外にも、本当に様々な目的や形態のWebサイトを、ご自身の手で自由に創造していくことができるのです。

WordPress.comとWordPress.orgの違いとは?初心者におすすめはどっち?徹底比較

WordPressに興味を持ってこれからWordPressを始めようと情報収集をすると、おそらく早い段階で「WordPress.com(ドットコム)」と「WordPress.org(ドットオーグ)」という、非常によく似た二つの名称を目にするかと思います。

これらは同じ「WordPress」という名前を冠してはいますが、提供されているサービスの内容、利用方法、そして何よりもその自由度やカスタマイズ性において、実は大きな違いがあります。

この違いを最初にしっかりと理解しておくことが、後悔することなく、ご自身の目的に合った形でWordPressライフをスタートさせるための、非常に重要な第一歩となります。

特に、これまでアメーバブログ(アメブロ)、はてなブログ、ライブドアブログといった、いわゆる無料ブログサービスと比較検討している方にとっては、それぞれのサービスが持つメリットとデメリット、そしてWordPress.comとWordPress.orgがそれぞれどのような位置づけになるのかを正確に把握することが、ご自身にとって最適なプラットフォームを選択する上で、極めて重要になってきます。

WordPress.comの特徴・料金プラン・メリット・デメリット

WordPress.comは、WordPressの共同創設者の一人であるマット・マレンウェッグ氏が設立したAutomattic(オートマティック)社という企業が提供している、商用のWebサイト作成・ホスティングサービスです。

感覚としては、前述したような一般的なレンタルブログサービス(アメブロやはてなブログなど)に近い形態のサービスと考えていただくと、その特徴を理解しやすいでしょう。

WordPress.comの主なメリット

手軽さ・始めやすさ
レンタルサーバーを別途契約したり、独自ドメインを取得したりといった、Webサイト公開のための事前の準備が一切不要です。WordPress.comのサイトでアカウントを登録すれば、その場ですぐにご自身のWebサイトやブログをインターネット上で始めることができます。
管理の手間が少ない
セキュリティアップデート、障害対応など、サーバーの保守管理や、WordPressソフトウェア自体のアップデート、定期的なバックアップといった、通常はWebサイト運営者が気にかける必要のある面倒な作業を、全てサービス提供側(Automattic社)が行ってくれます。そのため、利用者は技術的なことをあまり気にせず、コンテンツの作成や情報発信に集中できます。
無料プランの存在
完全無料のプランが用意されているため、一切費用をかけずにWordPressを使ったブログ作成を試してみることができます。

WordPress.comの主なデメリット

機能・カスタマイズ性の大きな制限(特に無料・低価格プラン)
無料プランや比較的安価な料金プランでは、WebサイトのURLに独自ドメインを使用できず、任意の名前.wordpress.com のような、WordPress.comのサブドメイン形式のURLになったり、Webサイト上にWordPress.com側の広告が自動的に表示されたり、利用できるデザインテーマ(デザインテンプレート)の種類が限定され、そして何よりもWordPressの大きな魅力であるプラグイン(拡張機能)を自由にインストールして利用することができない、といった大きな機能制限があります。これらの制限により、サイトのカスタマイズの自由度は著しく低くなります。
収益化の制限
ご自身で選んだアフィリエイト広告を自由に掲載したり、Google AdSenseといった広告プログラムを利用したりといった、本格的なWebサイトの収益化を目指す上で、特に無料プランや低価格プランでは、様々な制限が課されることになります。
上位プランの費用
独自ドメインの使用、プラグインのインストール、広告の非表示など、より多くの機能や高い自由度を求めると、月額費用の比較的高い有料の上位プランへ加入する必要が出てくることがあります。
運営による削除
警告なしに突然削除されることもあります。数百ページも公開してアクセスも多く成長したにもかかわらず、まったく不明な理由で突然ブログが消され、泣き寝入りするしかない事態も想定しなければなりません。

手軽にブログというものを一度試してみたい、サーバーの管理や技術的なことは一切気にせずに、とにかく文章を書くことに専念したい、という方にとっては、WordPress.comの無料プランや低価格プランも一つの選択肢となり得ます。

しかし、将来的に自由なサイト運営を目指していたり、デザインや機能を思い通りにカスタマイズしたいと考えていたり、あるいは、Webサイトを通じて本格的な情報発信やビジネス、収益化などを視野に入れている場合には、WordPress.comは機能的な制約が多いと感じる場面が出てくるかもしれません。

WordPress.orgの特徴・自由度・メリット・デメリット

WordPress.orgは、前述したオープンソースのWordPressソフトウェアそのものを開発し、配布している公式サイト(コミュニティサイト)です。

ここで提供されているWordPressのソフトウェア(WordPress本体のプログラムファイル群)を、ご自身が契約したレンタルサーバーのスペースにインストールし、独自ドメインを設定して利用する形態を指します。

一般的に、多くの人が「WordPressで自分のサイトを作る」と言う場合、このWordPress.orgから提供されるソフトウェアを利用し、ご自身でサーバー環境を整えて運営していく方法を意味しています。

WordPress.orgの主なメリット

ソフトウェア自体は完全に無料
WordPressのコアとなるソフトウェア自体は、GPLと呼ばれるオープンソースライセンスのもとで提供されており、誰でも無料でダウンロードして利用できます。
無限に近いカスタマイズ性と自由度
数えきれないほど多くの無料・有料のデザインテーマや、多種多様な機能を追加できるプラグインを、ご自身の判断で自由にインストールして利用できます。これにより、Webサイトのデザインや機能を、まさに思い通りに、細部にわたってカスタマイズしていくことが可能です。
独自ドメインの完全な利用とメリットの享受
ご自身で取得したオリジナルの独自ドメイン取得のメリット、例えば、自分だけのユニークで覚えやすいURLを持てること、SEO(検索エンジン最適化)において長期的な評価を蓄積しやすいこと、Webサイトのブランド価値を高められることなどを、最大限に享受できます。
広告掲載や収益化の完全な自由
Webサイトにどのような広告を掲載するか、あるいはどのような方法で収益化を目指すかについて、一切の制限がありません。Google AdSense、アフィリエイトマーケティング、独自商品の販売、有料会員制コンテンツの提供など、あらゆるビジネスモデルを自由に展開できます。
高度なSEO対策の実践が可能
Webサイトの構造やコンテンツの細部に至るまで、ご自身の手でSEO対策を徹底的に施すことができます。
Webサイトの完全な所有権
記事、画像、データベースなど作成したWebサイトの全てのデータは、ご自身が契約したサーバー上に保存され、完全にご自身の管理下に置かれます。これにより、特定のサービス提供会社の規約変更などに左右されることなく、Webサイトを永続的な資産として所有し、自由に運営していくことができます

WordPress.orgの主なデメリット

レンタルサーバーと独自ドメインの準備が必須
Webサイトをインターネット上で公開するためには、レンタルサーバーと独自ドメインを、ご自身で別途契約し、それらを連携させる設定を行う必要があります。これらの費用は、選択するサーバープランやドメインの種類によって異なりますが、一般的には合わせて月額数百円から数千円程度のコストがかかります。
Webサイトの保守管理責任
サーバーの基本的な管理、特にWordPress本体やテーマ、プラグインの定期的なアップデート作業や、不正アクセスからの保護などWebサイトのセキュリティ対策、定期的なデータのバックアップといった重要な保守管理作業を、基本的にはサイト運営者であるご自身で行う必要があります。ただし、近年のレンタルサーバーの多くは、これらの作業を大幅に軽減してくれる便利な機能やサポート体制を提供していますし、WordPressのプラグインを活用することでも多くの対策が可能です。
初期設定の手間
WordPress.comのようにアカウント登録だけですぐに始められるわけではなく、レンタルサーバーへのWordPressのインストールや、基本的な初期設定といった作業に、最初は少しだけ手間と時間が必要になります。

もし、自由度の高い本格的なWebサイトやブログを運営していきたい、Webサイトのデザインや機能を細部までこだわりたい、将来的にはWebサイトを通じた情報発信やビジネス、収益化なども視野に入れている、というのであれば、多少の初期設定の手間や保守管理の責任が伴うとしても、断然このWordPress.orgのソフトウェアを利用する方法がおすすめです。

初心者がWordPressを始めるならorg版がおすすめな理由

「自分でサーバーを契約したり、ドメインを設定したりするのは、やっぱり難しそう」と、ここまで読んでもまだ不安に感じている初心者の方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、過度に心配する必要はありません。なぜなら、最近の主要なレンタルサーバーの多くは、WordPressの「簡単インストール機能」や「クイックスタート機能」といった名称で、非常にユーザーフレンドリーなサービスを提供しており、専門的な技術知識が全くなくても、管理画面上のいくつかの項目を入力したり、数回クリックしたりするだけで、驚くほど簡単にWordPressサイトを立ち上げることができるようになっているからです。

この全10回の講座では、このWordPress.orgから提供されるオープンソースのソフトウェアを利用し、ご自身が選んで契約したレンタルサーバーにWordPressをインストールし、自分だけのオリジナルのWebサイトやブログを作り上げていく方法を、ステップバイステップで丁寧に解説していきます。

理由は明確です。長期的な視点で見た場合、Webサイト運営の自由度、デザインや機能の無限に近いカスタマイズ性、将来的なサイトの拡張性、そして何よりも、ご自身が生み出すコンテンツとWebサイトというプラットフォームそのものを完全に自分自身の管理下に置き、永続的な資産として所有できるという点で、WordPress.orgを利用する方法の方が、WordPress.comのサービスを利用するよりも圧倒的に多くのメリットを享受できるからです。

最初のうちは、少し覚えるべきことや設定作業があるかもしれませんが、一度WordPressサイトの基本的な土台ができてしまえば、あとは情熱を注ぎたいコンテンツの作成や情報発信に、思う存分集中することができます。

この講座で一歩ずつ一緒に学んでいけば、必ずご自身の手でWordPressサイトを効果的に運営できるようになりますので、どうぞ安心して、そして大きな期待を持って次のステップに進んでください!

WordPressサイト作成に必要なものリスト【初心者向け準備ガイド】

WordPress.orgのソフトウェアを使って、ご自身のオリジナルなWebサイトやブログをインターネット上に作成し、公開・運営していくためには、主に以下の2つを事前に準備する必要があります。

これらはよく、Webサイトというものを「家」に例えるならば、その家を建てるための「土地」と、その家の「住所」にあたるものとして説明されます。

これらの要素が正しく組み合わさって初めて、Webサイトがインターネット上で機能し、世界中の人々からアクセス可能になるための基本的な仕組みが整うのです。

  1. レンタルサーバー
    Webサイトのデータが置かれるインターネット上の「土地」であり、実際にWordPressという「家」が建つ場所
  2. 独自ドメイン
    その「家」を特定するための、インターネット上の世界で一つだけの「住所」

それぞれのものがどのような役割を果たし、なぜWordPressサイト作成に不可欠なのか、もう少し詳しくご説明します。

※もちろん、パソコンも必要です。スマートフォンなどのモバイル端末での制作は、むしろ上級者向きで、初心者向きではありません。

レンタルサーバーとは?役割と選び方の基礎知識 ~次回、おすすめサーバー5社を紹介~

レンタルサーバーとは、作成したWebサイトを構成する全てのデータ、例えば、執筆した記事の文章、アップロードした画像や動画、WordPressのシステムを動かすためのプログラムファイル群、Webサイトのデザインを定義するテーマファイル、追加機能を提供するプラグインファイルなど、その他サイト運営に必要なあらゆる情報を保存しておくための、インターネットに常時接続された高性能なコンピューター(サーバーマシン)のことです。

このレンタルサーバーが24時間365日、安定して稼働し続けることで、世界中のどこからでも、いつでもご自身のWebサイトにアクセスできるようになります。

つまり、レンタルサーバーの役割は、Webサイトという「家」を建てるための「土地」を提供し、その家が常にインターネット上で公開され続け、訪問者が快適に閲覧できるようにするための、最も基本的なインフラ(基盤)を提供することにあるのです。

個人で高性能なサーバーマシンを購入し、それを24時間体制で安定的に運用・保守・管理していくことは、非常に高度な専門知識、多大な労力、そして高額な初期費用と維持費用が必要となるため、現実的ではありません。

そのため、通常は「レンタルサーバー会社」と呼ばれる専門の事業者が提供している、高性能なサーバーのスペースの一部を借りて(レンタルして)利用するのが一般的です。

現在では、月額数百円から数千円程度という比較的リーズナブルな料金で利用できる様々なレンタルサーバープランが提供されています。

特にWordPressを利用することを前提としている場合は、WordPressの「簡単インストール機能」が標準で搭載されているレンタルサーバーを選ぶと、初心者の方でも複雑な設定作業に悩まされることなく、スムーズにWordPressサイトの開設作業を進めることができます。

どのような基準で数多くのレンタルサーバーの中から最適なものを選べばよいのか、料金プランは一般的にどれくらいが適切なのか、といった具体的なレンタルサーバーの選び方や、特にWordPress初心者の方におすすめできる人気のレンタルサーバーについては、次回の第2回講座で、代表的な5つのレンタルサーバーサービスをピックアップし、それぞれの特徴やメリット・デメリットを徹底的に比較しながら詳しくご紹介しますので、どうぞお楽しみに!

独自ドメインとは?取得方法とSEOへの影響

独自ドメインとは、インターネット上におけるWebサイトの「住所」にあたるもので、例えば「https://ご自身で名付けた名前.com」や「https://会社やサービスの名前.jp」といった、世界に一つしか存在しない、オリジナルなWebサイトアドレスのことです。具体例を挙げると、この情報を提供しているReprogのWebサイトのドメインは「re-prog.net」です。

独自ドメインを取得するメリットは、単にオリジナリティのあるWebサイトアドレスを持てるというだけでなく、ビジネスや情報発信活動において、非常に多くの実践的な利点があります。

Webサイトの信頼性と専門性の向上

例えば、無料ブログサービスを利用した場合に割り当てられるサブドメイン形式のURL(yourname.ameba.jpやyourname.hatenablog.jpなど)と比較して、your-company.co.jpやyour-service.netといった独自ドメインは、訪問者に対してよりプロフェッショナルで、信頼感のあるしっかりとした印象を与えます。

効果的なブランディングの実現

サイト名、会社名、あるいは提供しているサービス名をドメイン名に含めることで、訪問者に覚えてもらいやすくなり、ブランドイメージの構築認知度向上に大きく貢献します。

SEO(検索エンジン最適化)への好影響

長期間にわたって同じ独自ドメインを大切に運用し続け、質の高いコンテンツを発信していくことで、Googleなどの検索エンジンからの評価がそのドメインに対して徐々に蓄積されやすくなります。

また、ドメイン名自体に、Webサイトの主要なテーマ性を示すキーワードを、不自然にならない範囲で、かつ簡潔に含めることも、SEOの観点から考慮されることがあります。

レンタルサーバー移転時にURLが変わらない大きな利点

もし将来的に、ご利用のレンタルサーバーを別の会社のサービスに変更することになったとしても、独自ドメインはご自身の所有物であるため、そのまま新しいサーバー環境に引き継ぐことができます。

これにより、WebサイトのURL(住所)が変わることなくサイト運営を継続できるため、これまでに積み上げてきたSEO評価や、読者からの認知度、他のサイトからのリンクなどを失うことがありません。

独自ドメインは、バリュードメインムームードメインXServerドメインといった、ドメイン取得を専門とするサービス会社(ドメインレジストラ)や、あるいは契約するレンタルサーバー会社を通じて、比較的簡単に取得することができます。

取得にかかる費用は、選択するドメインの種類、例えば、最も一般的な「.com」や「.net」、国別コードトップレベルドメインである「.jp」や「.co.jp」、あるいは新しいgTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)である「.blog」や「.shop」などによって異なりますが、一般的には年間数百円から数千円程度の維持費用が必要です。

レンタルサーバーと独自ドメインは、これからWordPressで本格的なWebサイトを運営していく上での、最も基本的な、そして最も重要な土台となる二つの要素です。

次回の講座では、これらを実際にご自身の手で準備する具体的な手順について、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

【全10回】このWordPress講座で学べる内容と到達目標

この「WordPressマスターへの道 – 初心者向け全10回講座」では、WordPressという強力なツールを基礎の基礎から理解し、実際にご自身のWebサイトやブログを立ち上げ、そしてそれを効果的に運営し、さらに成長させていくために必要となる、幅広い知識と実践的なスキルを、全10回のステップに分けて網羅的に学んでいきます。

この講座は、まさに個人ブログの始め方のステップを、WordPressのインストールという最初の段階から、日々の記事作成、デザインのカスタマイズ、便利な機能の追加、基本的なSEO対策やセキュリティ設定、そしてWebサイト運営の様々なコツに至るまで、初心者の方がつまずきやすいポイントも丁寧にフォローしながら解説していく、WordPress初心者の方のための総合的な学習ガイドとなることを目指しています。

この全10回の講座を最後まで熱心に、そして楽しみながら読み進めていただければ、以下のような素晴らしいことができるようになっているはずです。

  • WordPressというコンテンツ管理システム(CMS)が、具体的にどのような仕組みで動作し、他のWebサイト作成ツールと比較してどのようなメリットや、考慮すべき注意点、デメリットがあるのかを、基本的なレベルで明確に理解できるようになります。
  • ご自身の目的や予算に合わせて最適なレンタルサーバーを選んで契約し、オリジナルの独自ドメインを取得して、そこにWordPressのソフトウェアをスムーズにインストールし、サイト運営を開始するための基本的な初期設定を、ご自身の手で完了できるようになります。
  • WordPressの管理画面の見方や、そこに並ぶ主要なメニューがそれぞれどのような機能を持っているのかを理解し、日常的なWebサイト管理作業、例えば、新しい記事の投稿、既存記事の編集、コメントの確認・承認、テーマやプラグインの更新などが、迷うことなくスムーズに操作できるようになります。
  • WordPressの標準エディタであるブロックエディタを使って、単に文章を入力するだけでなく、画像や動画、リスト、引用といった様々な要素を効果的に組み合わせ、読者にとって魅力的で分かりやすい、質の高い記事コンテンツを作成し、それをインターネット上に公開できるようになります。
  • 世の中に数多く存在する無料または有料のWordPressデザインテーマの中から、ご自身のWebサイトのイメージや目的に合ったテーマを選び出し、WordPressのカスタマイザーという機能などを使って、Webサイトのロゴ、基本色、フォント、レイアウトといった基本的なデザインを、プログラミングの知識がなくてもある程度自分好みに調整できるようになります。
  • 「プラグイン」というWordPressの拡張機能の役割を深く理解し、ご自身のWebサイトに本当に必要な機能、例えば、お問い合わせフォーム、高度なSEO対策機能、セキュリティ強化機能、サイトのバックアップ機能などを、安全かつ効果的に追加・拡張できるようになります。
  • Webサイトを運営していく上で避けては通れない、基本的なSEO(検索エンジン最適化)対策の考え方と、WordPressで実践できる具体的な設定方法、そしてご自身のWebサイトを様々なサイバー攻撃の脅威から守るための基本的なセキュリティ対策の重要性と、その具体的な実践方法を身につけることができます。
  • そして何よりも、これらの知識とスキルを土台として、大きな自信を持ってご自身のオリジナルなWordPressサイトを運営し、素晴らしいアイデアや価値ある情報を、日本国内だけでなく世界中の人々に向けて、効果的に発信し始めることができるようになります。

各回の解説では、できる限り専門的な技術用語の使用は避け、もし使用する場合でも平易な言葉で補足説明を加えるようにします。

また、実際の操作画面のイメージが掴みやすいように、図解や具体的な操作例を適宜交えながら、WordPressを初めて触るという方にも直感的に内容を理解していただけるように、細心の注意を払って構成していきます。

どうぞ焦らず、一つ一つのステップを確実にクリアしながら、一緒にWordPressというエキサイティングで可能性に満ちた素晴らしい世界を探求していきましょう!

次回予告:WordPress向けおすすめレンタルサーバー5選!比較と選び方

さて、記念すべき第1回の今回は、WordPressというものが一体何であり、どのような基本的な知識を持っておくべきか、そしてご自身のWebサイト作成プロジェクトを実際に始めるための、最初の準備段階について詳しくお伝えしました。

WordPressというツールの持つ大きな可能性と、「これなら自分にもオリジナルのWebサイトが作れそうだ!」という具体的な期待感を、少しでも感じていただけたなら幸いです。

次回、第2回「WordPress向けレンタルサーバーおすすめ5選!初心者向け徹底比較と始め方ガイド」では、いよいよWordPressサイトの「家」であり、大切な情報を保管する「土地」とも言える、レンタルサーバー選びという非常に重要なステップについて、具体的に掘り下げて解説していきます。

WordPress初心者の方に特におすすめできる、信頼性と実績のある人気のレンタルサーバーを5社厳選してピックアップし、それぞれの料金プラン、提供されている主な機能、WordPressとの相性、例えば、簡単インストール機能の使いやすさなどや、サポート体制の充実度などを、多角的な視点から徹底的に比較します。

これから始めるサイトの目的やご予算に、最も適したレンタルサーバーを賢く見つけるためのお手伝いをさせていただきます。さらに、選んだレンタルサーバーでWordPressを驚くほど簡単にインストールする具体的な手順まで、画面のイメージを交えながら分かりやすくガイドしますので、ぜひ次回の講座もご期待ください!

それでは、また次回の講座で、ご一緒にもっとエキサイティングなWordPressの世界を探求できることを楽しみにしています!

芦屋 ときお

芦屋 ときお

ソフトウェアエンジニア(フルスタック、主にWeb系)。HTML, CSS, JavaScript, TypeScript, PHP, Python, Go, Vue.js, Express, Node.js, Nuxt, Next.js, Laravelなど。C#, ActionScriptも。デザイン、デジタルマーケティング。