WordPressサイトが重い、と感じていませんか?サイト表示速度は非常に重要です。サーバーが原因かもしれません。この記事で、高速サーバー移行の理由、具体的な手順、推奨サーバー情報を解説します。ストレスのないWebサイト運営を実現しましょう。

この記事から学べること

「WordPressが重い」という悩みを解決するために、以下を解説していきます。

  • 高速サーバーへ移行すべき理由。
  • ニーズに合ったサーバーの選定方法。
  • プラグイン利用と手動、両方の具体的な移行手順。
  • 移行後によく発生する問題とその解決策(トラブルシューティング)。

安心してサーバー移行を進めるために、学んでいきましょう。

なぜ高速サーバーへの移行がWordPressサイトに必要なのか

サイト表示速度の重要性と、低速サーバーがもたらすデメリットについて解説します。

サイト表示速度がビジネスとSEOに与える影響

Webサイトの表示速度は、訪問者の行動に大きく影響します。

離脱率の増加
ページの読み込みが遅いと、Webサイトに訪問したユーザーは、表示されるのを待たずにWebサイトを離れやすくなります。これは大きな機会損失につながります。
コンバージョン率の低下
Webサイトの表示速度の遅さは、商品購入や問い合わせなどのコンバージョン率(成果達成率)を低下させる要因となります。
SEO評価への影響
Googleは表示速度を検索順位の決定要因の一つとしています。Googleが提唱するユーザー体験指標であるコアウェブバイタル(Core Web Vitals)、これは、ページの読み込み速度、応答性、視覚的安定性を示す重要な指標ですが、このスコアを改善するためには、サーバーが高速であることが不可欠です。

特にサーバー応答時間(TTFBすなわち、サーバーが最初のデータを返し始めるまでの時間)の短縮は、体感速度やコアウェブバイタル(Core Web Vitals)の改善に直結します。

低速サーバー利用継続のデメリット

低速なサーバーを使い続けることには、以下のような具体的な問題点があります。

機会損失
表示遅延によるユーザー離脱。
ユーザー満足度の低下
Webサイト利用時のストレス増加、ブランドイメージ悪化。
運営作業効率の悪化
WordPress管理画面の動作遅延による作業時間の増大。
サーバーダウンのリスク
アクセス集中時の処理能力不足。

高速サーバー移行のメリットまとめ

高速サーバーへ移行することで、以下のメリットが期待できます。

  • ユーザー満足度の向上
  • 離脱率の改善、コンバージョン率の向上
  • SEO評価の向上
  • Webサイト運営作業の効率化

失敗しない高速レンタルサーバーの選び方

次に、WordPress移行に適した高速レンタルサーバーを選ぶための重要なポイントを解説します。

レンタルサーバーの種類と特徴

主なサーバーの種類は以下の通りです。

共用サーバー
低価格で初心者向け。ただし、他ユーザーの影響を受ける可能性あり。
VPS(仮想専用サーバー)
共用より高セキュリティ、高性能、自由度が高い。中級者向け。
クラウドサーバー
リソース増減が柔軟。アクセス変動が大きいサイト向け。
専用サーバー
最高の性能と最高の自由度。大規模サイト・高度な用途向け。

一般的に、WordPressには高性能な共用サーバーまたはVPSが適していますが、アクセスが多く大規模になるほど、高性能なサーバーが必要になります。

高速性を左右するサーバースペックの確認点

以下のスペック項目がサーバーの速度に影響します。

CPU
サーバーの処理能力です。コア数・クロック周波数の確認が必要です。
メモリ(RAM)
同時処理能力です。容量が大きいほど有利で、その容量が保証されるかの確認が必要です。
ストレージ
NVMe規格のSSDは従来のSSDやHDDより圧倒的に高速です。
ネットワーク帯域幅
データ転送能力が大きいほど安定性が高くなります。サーバー負荷・同時利用者数・時間帯などによって、速度制限がかかるサーバーもあるので、よく調べる必要があります。
サーバー所在地
日本国内ユーザー向けなら国内データセンターが有利です。

WordPress運用に便利な機能

以下の機能があるとWordPress運用がより快適・安全になります。

  • WordPress簡単インストール機能
  • 自動バックアップ機能
  • 本番サイトを変更する前のテスト環境であるステージング環境
  • LiteSpeed Cacheなどサーバーキャッシュ機能
  • 最新PHPバージョンへの対応
  • Let’s Encryptなど無料SSL証明書の簡単設定

サポート体制の確認

移行時やトラブル発生時に備え、サポート体制を確認します。

  • サポート窓口(メール、電話、チャット)
  • 対応時間(24時間365日か、平日のみか)
  • サポートの質(回答の速さ、的確さ)

【厳選】WordPress移行におすすめの高速レンタルサーバー6選+α

ここでは、初心者向けのものも含め、レンタルサーバーを比較しながら、移行先としておすすめの具体的なサービスを紹介します。(※下記情報は記事執筆時点のものです。必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

XServer(エックスサーバー)レンタルサーバー
速度と信頼性の実績No.1クラス

国内トップクラスのシェアと実績を持つ、高速・安定サーバーです。

特徴・メリット
– 高速NVMe SSD採用
– 高速環境「KUSANAGI」技術導入
– 長年の運用実績に基づく高い安定性
– 充実したサポート体制
おすすめプラン
スタンダード、プレミアム
移行におすすめの理由
「WordPress簡単移行」機能でサーバー移転が容易。オプションで「サーバー移転代行」もあり。電話サポートあり。
料金・キャンペーン
スタンダード:月額990円~(NVMe 500GB、vCPU 6コア、メモリ 8GB)
プレミアム:月額 1,980円~(NVMe 600GB、vCPU 8コア、メモリ 12GB)
※2025/6/4まで、半額キャッシュバックキャンペーンあり(スタンダード実質495円~、プレミアム実質990円~)。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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エックスサーバー

シンレンタルサーバー
XServerの技術を継承した革新サーバー

XServer(エックスサーバー)のシステムをベースに、最新技術を積極的に採用した次世代型レンタルサーバーです。高いパフォーマンスとモダンな機能性を両立。

特徴・メリット
– エックスサーバー譲りの高速NVMe SSDと安定したサーバー基盤
– 高速WordPress実行環境「KUSANAGI」を採用し、圧倒的な処理速度を実現
– 使いやすい最新のサーバー管理パネル
おすすめプラン
ベーシック、スタンダード
移行におすすめの理由
Xserver(エックスサーバー)の信頼性とKUSANAGIの高速技術を兼ね備え、WordPress簡単移行機能も利用可能。
料金・キャンペーン
ベーシック:月額539円~(NVMe 700GB、vCPU 6コア、メモリ 8GB)
スタンダード:月額1,540円~(NVMe 1,000GB、vCPU 8コア、メモリ 12GB)
※2025/5/30までサーバー移行キャンペーン、2025/5/28まで料金最大50%OFFあり。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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シンレンタルサーバー

ConoHa WING(コノハウィング)レンタルサーバー
最速級の速度と最新の使いやすさ

表示速度とモダンな管理画面が人気の高速サーバーです。

特徴・メリット
– NVMe SSD採用
– WordPress高速化エンジン「WEXAL」提供
– お得な長期割引プラン「WINGパック」
– 直感的で分かりやすい管理画面
おすすめプラン
ベーシック、スタンダード
移行におすすめの理由
優秀な「WordPressかんたん移行」ツールを提供。初心者にも扱いやすい。
料金・キャンペーン
ベーシック:月額643円~(NVMe 300GB、vCPU 6コア、メモリ 8GB)
スタンダード:月額2,118円~(NVMe 400GB、vCPU 8コア、メモリ 12GB)
※初期費用無料、独自ドメイン2つ無料。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

▼ 国内最速級!モダンで使いやすい ▼
ConoHa WING

mixhost(ミックスホスト)レンタルサーバー
LiteSpeed採用!高速表示と高機能を両立

高速Webサーバー「LiteSpeed」を全プランで採用し、表示速度と機能性のバランスに優れたレンタルサーバーです。

特徴・メリット
– 2025年WordPress速度ランキング1位
– LiteSpeed WebサーバーとNVMe SSDを採用
– WordPress高速化プラグイン「LiteSpeed Cache」が利用可能
– 高機能なcPanel採用、Cloudflare連携も容易
– 30日間返金保証あり
おすすめプラン
スタンダード、プレミアム
移行におすすめの理由
LiteSpeed Cacheによる高速化が強力。充実した機能とサポートも魅力。
料金・キャンペーン
スタンダード:月額780円~(NVMe 無制限)
プレミアム:月額880円~(NVMe 無制限)
※最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

▼ LiteSpeedで爆速!高機能サーバー ▼
mixhost

ColorfulBox(カラフルボックス)レンタルサーバー
LiteSpeedとNVMe!コスパと柔軟性も魅力

手頃な価格ながら、LiteSpeedとNVMe SSDを採用し、高いパフォーマンスを発揮するレンタルサーバーです。地域選択(東日本/西日本)や、柔軟なプラン変更も可能です。

特徴・メリット
– 高速なLiteSpeed WebサーバーとNVMe SSDを全プランで採用
– LiteSpeed Cache利用可能
– アダルトサイト運営も可能な自由度の高さ
– バックアップ機能「Imunify360」も標準搭載
– 30日間無料お試し期間あり
おすすめプラン
BOX2、BOX3
移行におすすめの理由
LiteSpeed Cacheによる高速化。無料お試し期間があり安心。cPanel採用。
料金・キャンペーン
BOX2:月額436円~(NVMe 700GB、vCPU 6コア、メモリ 8GB)
BOX3:月額733円~(NVMe 1000GB、vCPU 8コア、メモリ 12GB)
※最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

▼ LiteSpeedで高速!コスパと自由度なら ▼
カラフルボックス

ロリポップ!レンタルサーバー
老舗の安心感とWordPress特化の速さ

長年の実績を持つロリポップ!が提供する、高速安定のWordPressが快適に使えるハイスピードプランがあります。初心者にも優しい操作性と手厚いサポートが魅力。

特徴・メリット
– LiteSpeed WebサーバーとNVMe SSDを採用(ハイスピードプラン)
– WordPress高速化プラグイン「LiteSpeed Cache」利用可能
– 分かりやすい管理画面と充実したマニュアル
– 電話・チャット・メールによる手厚いサポート体制
– 無料お試し期間あり
おすすめプラン
ハイスピード、エンタープライズ
移行におすすめの理由
LiteSpeedによる高速化、簡単なWordPressインストール・移行機能、充実したサポートで初心者でも安心。
料金・キャンペーン
ハイスピード:月額550円~(NVMe 700GB)
エンタープライズ:月額2,200円~(NVMe 1.2TB)
※最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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ロリポップ!

その他の選択肢

上記以外にも、WordPressに特化した特色あるサーバーが存在します。サイトの特性に合わせて検討しましょう。

移行前の準備
スムーズな移行のための4ステップ

サーバー移行は慎重に行う必要があります。以下の準備ステップを確実に実行していきます。

1. 新しい高速サーバーを契約する

まず、移行先となる新しいサーバーを選び、契約手続きを行います。
必ず公式サイトで最新情報を確認の上、契約を進めてください。

契約後、必要に応じてドメイン設定などの初期設定を行います。

2. 現行WordPressサイトを完全にバックアップする

このステップは移行作業で最も重要です。 問題発生時に復旧できるよう、必ず「ファイル」と「データベース」の両方をバックアップします。

プラグイン利用
Duplicator、WP Migrate、All-in-One WP Migration、UpdraftPlus、WPvividなど、様々なバックアップ&リストア用のプラグインがありますので、これらを活用してバックアップファイルを手元にダウンロードします。
手動
FTPソフト等で全ファイルをダウンロードし、phpMyAdminなどでデータベースをエクスポートします。

3. 移行計画を立てる

スムーズな移行のために、計画を立てます。

情報整理
各種ログイン情報をまとめます。
時間確保
作業時間を確保します。
ダウンタイム考慮
Webサイト移行のダウンタイムを最小限にするための作業時間帯などを計画します。
手順確認
プラグインを使うか、手動で行うかなど、移行方法の手順を再確認します。

4. 現行サイトの速度を計測する

サーバー移行前後の比較をするために、PageSpeed Insightsなどのツールで、現在のWebサイトの速度を記録しておきます。

WordPress移行の具体的な手順
プラグイン利用vs手動

データの移行方法には、主にプラグインを使う方法と、手動で行う方法があります。

移行プラグインを使った簡単な手順

初心者の方などにはプラグイン利用が簡単です。

All-in-One WP Migration、Duplicatorなどを使ってバックアップし、移行先にてバックアップデータをアップロードし、反映します。

All-in-One WP Migrationの場合の基本的な流れは以下になります。

  1. 旧サイトでプラグインを使いエクスポートファイルを作成・ダウンロードします。
  2. 新サイトにWordPressを新規インストールします。
  3. 新サイトでプラグインを使い、エクスポートしたファイルをインポートします。
  4. パーマリンク設定を更新します。

※All-in-One WP Migrationの無料版には制限がありますので、注意が必要です。

手動での移行手順(中級者以上向け)

Webサイトの移行に慣れている方向けの手順です。

  1. ファイル転送
    FTPソフト等で、バックアップしたWordPressファイルを新サーバーにアップロードします。
  2. データベース準備
    新サーバーで新しいデータベースとユーザーを作成し、情報を控えます。
  3. データベースインポート
    新サーバーのデータベース管理ツールで、旧サーバーからエクスポートしたSQLファイルをインポートします。データベース管理ツールであるphpMyAdminでエクスポートし、新サーバーのphpMyAdminでインポートするという流れです。
  4. wp-config.php編集
    新サーバー上のwp-config.phpファイルを編集し、新しいデータベース接続情報(DB名、ユーザー名、パスワード、ホスト名)に書き換えます。

レンタルサーバー提供の移行ツールの活用

契約サーバーによっては、専用の移行ツールやサービスが提供されている場合があります。

XServer
「WordPress簡単移行」機能が標準で提供されています。
シンレンタルサーバー
XServerと同様に「WordPress簡単移行」機能が標準で提供されています。
ConoHa WING
「WordPressかんたん移行」機能が利用できます。
mixhost
「WordPressらくらく引っ越し」機能や「無料WordPress移行サービス」を利用できます。
カラフルボックス
有料の「WordPressの移行代行」があります。
ロリポップ!
「WordPress簡単引っ越し」機能が提供されています。

これらのサービスを利用できる場合は、最も簡単かつ安全に移行できる可能性が高いので、契約サーバーのマニュアルや公式サイトを確認します。

もしご自身での作業が不安な場合は、レンタルサーバーが提供する移行代行サービスや専門業者の利用も検討します。サービス内容や料金を比較して選ぶことが大切です。

移行後の確認作業と最終調整
DNS切り替え前に必ずチェック

データ移行後、すぐにDNS設定を変更せず、以下の確認作業を行います。

1. 新サーバーでの表示・動作確認(DNS切り替え前)

PCのhostsファイルを編集して、手元のPCからだけ新サーバーの表示を確認します。あるいは、サーバー提供のプレビューURLを利用します。ページ表示、画像表示、リンク切れ、レイアウト崩れ、文字化けなどをチェックします。

2. 機能テスト

問い合わせフォーム、コメント、EC機能がある場合は決済フローなどをテストします。合わせて、主要なプラグインが正常に動作するかを確認します。

3. DNS設定(ネームサーバー)の変更

上記確認で問題がなければ、ドメインのネームサーバー情報を新サーバーのものに変更します。

新サーバーのネームサーバー情報を確認し、ドメイン管理サービスの管理画面で、ネームサーバー設定を変更します。

DNS浸透が注意すべき点となります。つまり、DNS情報がインターネット全体に広まるまでには、数時間~最大72時間程度かかります。この間はアクセスが不安定になる可能性があり、実質的なサイト移行のダウンタイム(ユーザーがアクセスできない時間)が発生することもあります。

DNS浸透が完了し、新サーバーでの安定稼働を確認できるまで、旧サーバーは解約しないことをおすすめします。その期間は1週間程度を見ておくのが安心です。

4. SSL証明書の確認

新サーバーでHTTPS(鍵マーク表示)が有効になっているか確認します。

5. 移行後のサイト速度計測

移行前と同じツールで再度速度を計測し、改善効果を確認しましょう。

移行時によくあるトラブルとその対処法

万が一のトラブルに備え、一般的な問題と対処法を知っておきましょう。

画面が真っ白(Internal Server Errorなど)

PHPエラー、プラグインやテーマの競合、メモリ不足、.htaccessのエラーなどが予想されます。

その際は、デバッグモードを有効化したり、エラーログを確認したり、プラグインやテーマを無効化したり、PHPバージョンを確認するなどし、原因を特定し、対処します。

データベース接続確立エラー

wp-config.phpの記述ミスや、データベースユーザーの権限不足などが、原因として考えられますので、これらを確認し、対処します。

デザイン崩れ・文字化け

CSSの読み込み失敗、パスの間違い、文字コードの不一致などが原因と考えられます。キャッシュクリアを試し、Chromeのデベロッパーツールを確認し、URLの設定を確認、文字コードを確認するなど、原因によって対処法は変わってきます。

旧サーバーの解約タイミング

前述の通り、新サーバーでの安定稼働を十分に確認してから解約します。

移行後のさらなる高速化、チューニング

高速サーバーへの移行後、さらにサイトパフォーマンスを高めるための施策を紹介します。

キャッシュ設定の最適化

ページキャッシュ
WP Rocket、W3 Total Cache、WP Super CacheなどのWordPressプラグインに加え、XServerなら「Xアクセラレータ」など、シンレンタルサーバーならKUSANAGI、ConoHa WINGなら管理画面での設定、mixhostやカラフルボックスやロリポップ!のハイスピード・エンタープライズプランならLiteSpeed Cacheプラグインなどの活用が効果的です。
ブラウザキャッシュ
.htaccess等で設定します。

画像ファイルの最適化

圧縮
EWWW Image OptimizerなどのWordPressプラグインでファイルサイズを削減したり、アップロード前に画像圧縮サービスなどであらかじめ圧縮しておきます。
リサイズ
適切な表示サイズに調整します。
次世代フォーマット
WebPやAVIF形式などを利用します。

PHPバージョンの更新

サーバーで利用可能な最新安定版のPHPを利用します。その際、WordPressやプラグイン、独自スクリプトなどとの互換性を、必ず確認します。

不要プラグイン・テーマの削除

使用していないものは定期的に整理・削除します。

CDNの導入検討

地理的に分散したサーバーからコンテンツを配信するCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)の導入も有効です。特に海外からのアクセスが多い場合に効果を発揮します。

データベースの定期的な最適化

不要なデータを削除し、データベースの動作を軽くするデータベースの最適化も行いましょう。WP-Optimizeなどのプラグインが便利です。

ステージング環境の活用

今後のWebサイト更新(テーマなどコードの変更、プラグイン導入・更新、WordPressのアップグレード)は、まずステージング環境を活用してテストをする習慣をつけることで、本番サイトでの予期せぬトラブルを大幅に減らすことができます。

まとめ:高速サーバーへ移行し、WordPressサイトを最適化しよう

本記事では、WordPressサイトの高速化を目的としたサーバー移行について、その理由から具体的な手順、おすすめサーバーまで解説しました。

高速サーバー移行のメリットを再確認

  • ユーザー満足度の向上
  • 離脱率の改善と、CVRの向上
  • SEO評価の向上
  • Webサイト運営の効率化

高速サーバーへの移行は、第一に、WordPressの表示速度を改善するための、強力な一手となります。

移行プロセスの要点を確認

  1. サーバー選定
    ニーズに合ったサーバーを選ぶ。
  2. 準備
    契約、完全バックアップ、計画(ダウンタイム最小化)。
  3. データ移行
    プラグイン、手動、サーバーツール、代行サービスなどを利用。
  4. 確認・切り替え
    新サーバー動作確認後、DNS変更、SSL確認。
  5. 最適化
    安定稼働後、旧サーバー解約、追加チューニング(キャッシュ、画像、DB最適化、CDNなど)。

最適な高速サーバーを見つけよう

改めて、当記事で紹介したレンタルサーバーの公式サイトで、最新情報をご確認ください。

次のステップへ

サーバー移行で得られた高速な環境は、より良いコンテンツ作成やSEO戦略展開のための強固な基盤となります。

ぜひこの機会にサーバー移行を検討し、あなたのWordPressサイトの可能性を最大限に引き出してください。

芦屋 ときお

芦屋 ときお

ソフトウェアエンジニア(フルスタック、主にWeb系)。HTML, CSS, JavaScript, TypeScript, PHP, Python, Go, Vue.js, Express, Node.js, Nuxt, Next.js, Laravelなど。C#, ActionScriptも。デザイン、デジタルマーケティング。