WordPressマスターへの道 10 – 初心者向け全10回講座
WordPressサイトは無限の可能性を秘めている!次のステージへ
こんにちは!そして、ついにこの「WordPressマスターへの道」全10回講座の、記念すべき最終回へようこそお越しくださいました!
この長いようで短かった講座を通じて、WordPressという素晴らしいツールの基本的な使い方から始まり、ご自身のWebサイトを実際に構築し、魅力的な記事を作成し、デザインをカスタマイズし、便利なプラグインで機能を拡張し、画像や動画といったメディアを効果的に管理し、そして基本的なSEO対策とセキュリティ設定の重要性を把握するまで、本当にたくさんの貴重な知識と実践的なスキルを、一歩一歩着実に身につけてきましたね。
ここまで熱心に、そして粘り強く学習を続けてこられたあなたご自身と、その努力に、まずは心から大きな拍手を送りたいと思います!
さて、感動のフィナーレとなる今回の第10回では、これまで丹精込めて育ててきたWordPressサイトを、これから長期的に、そして何よりも楽しみながら運営し続け、さらに大きく成長させていくための具体的なヒント、そして多くの方が次なる目標として関心を持つであろうWebサイトを通じた収益化の基本的な考え方や、WordPressに関するスキルや知識をさらに磨き上げ、次のステージへとステップアップしていくための具体的な学習方法や有用なリソースについて、分かりやすく丁寧にご紹介していきます。
効果的なブログ継続のコツから、過去に作成した記事の価値を再び高めるコンテンツリライトの効果、さらには将来的な大きな目標としてWordPressテーマ自作入門への道筋まで、WordPressライフをさらに豊かで実りあるものにするための、幅広い情報をお届けする予定です。
これらの素晴らしい活動を力強く、そして安定して支えてくれるのは、やはり信頼できる高性能なレンタルサーバーという、しっかりとしたWebサイトの基盤であるという点も、この最終回を通じて改めてご理解いただけることでしょう。
この記事を読み終える頃には、はWordPressサイト運営の奥深さと、そこに広がる無限の可能性を再認識し、大きな自信と新たな目標を持って、これからのエキサイティングで創造的なサイト運営の旅路に、力強く踏み出していけるようになっているはずです。
さあ、WordPressライフをさらに豊かで、そして実りあるものにするための、この講座最後の、そして同時に新たな始まりのための一章を、一緒にじっくりと紐解いていきましょう!
この記事で学べること
この最終回の記事を最後までお読みいただくことで、WordPressサイト運営の継続から収益化、そしてさらなるスキルアップまで、ご自身のWordPressライフを次のステージへと進めるための、以下の重要な知識と具体的な指針を得ることができます。
- Webサイト運営を長期的に、そして楽しみながら続けるための「ブログ継続のコツ」や、モチベーションを維持するための具体的な方法、そして効果的なコンテンツ計画の立て方を学びます。
- 過去に作成した記事の価値を再び高め、Webサイト全体のSEO効果と情報鮮度を維持するための「コンテンツリライトの効果」とその実践方法を理解します。
- コメントへの丁寧な返信やSNSの効果的な活用を通じて、Webサイトの訪問者との間に良好な「読者との関係構築」を行い、Webサイトへの愛着(エンゲージメント)を高めるための具体的なコミュニケーション戦略を習得します。
- Google AnalyticsやGoogle Search Consoleといった無料アクセス解析ツールの基本的な導入・活用方法を理解し、他のサイト分析ツールと比較検討する際の基本的な視点も持つことができます。
- WordPressサイトを通じて収益を得るための代表的な方法である、Google AdSenseの「アドセンス審査通過のコツ」や、アフィリエイトマーケティングにおける「おすすめのアフィリエイトASP」とその効果的な活用法といった、収益化への第一歩を踏み出すための基本的な知識を身につけます。
- WordPressスキルをさらに高め、より高度なカスタマイズやWebサイト開発を目指すための具体的なステップとして、HTML・CSS、そして「WordPressにおけるPHP基本構文」の学習の重要性、「ローカル環境構築のメリット」と具体的なツール、「WordPressコミュニティの活用方法」、さらには将来的な目標としての「WordPressテーマ自作入門」への道筋といった、具体的な学習リソースやステップアップ術を理解します。
Webサイト運営を継続するためのマインドセットと具体的なヒント
WordPressサイトを無事に立ち上げ、いくつかの記事を公開できたことは、本当に素晴らしいスタートです。
しかし、Webサイト運営の本当の価値が生まれるのは、そのWebサイトを継続的に、そして愛情を込めて運営し、読者にとって有益で魅力的なコンテンツを定期的に発信し続けていく、日々の地道な積み重ねの過程にあります。
ここでは、楽しみながらご自身のWordPressサイト運営を長く続けていくための、基本的な考え方(マインドセット)と、いくつかの具体的なヒントをご紹介します。
ブログ記事ネタの探し方とアイデア発想法(キーワードツール・SNS・読者ニーズ)
継続的な情報発信において、多くのサイト運営者の方が一度は直面するのが、
「次に一体何について書けば良いのだろう…」
という、記事のネタ切れに関する悩みです。
しかし、日頃から情報収集のアンテナを高く張り、様々なことに興味関心を持っていれば、記事のネタとなるようなアイデアの種は、意外と身近なところにたくさん隠れているものです。
ご自身の貴重な経験や専門的な知識
これまでに実際に体験してきたこと、仕事や趣味を通じて苦労して学んだこと、あるいは他の誰よりも情熱を注いでいる得意な分野に関する深い知識や独自の視点は、他の多くの人々にとって非常に価値のある、そして何よりもオリジナリティの高い情報源となり得ます。
Webサイトの読者が抱える疑問や悩み、そして関心事
WordPressサイトの主要なテーマに興味を持っているであろう読者が、普段どのようなことに疑問を感じ、どのような情報を探し求めているのかを、読者の立場に立って具体的に想像してみましょう。
過去にWebサイトで公開した記事へのコメントや、運営するSNSアカウントでの読者からの反応、質問や感想なども、読者のニーズを知る上で非常に貴重なヒントの宝庫です。
世の中のトレンドや話題になっている最新情報
専門とする分野や、強い興味を持っている分野に関する最新のニュース、現在話題になっているトレンド、新しく登場した技術やサービスといった情報を常にリサーチし、そこに独自の視点や具体的な考察、あるいは分かりやすい解説を加えて情報発信することも、読者の関心を引く上で非常に有効です。
キーワードリサーチツールの戦略的な活用
この講座の第9回「SEO対策」の回でも少し触れましたが、Ubersuggest、Googleキーワードプランナー、ラッコキーワードといった、無料または一部無料で利用できるキーワードリサーチ専門のツールを戦略的に活用してみましょう。
これらのツールを使えば、実際にユーザーがどのようなキーワードやフレーズを使って情報を検索しているのか、それぞれのキーワードが月間にどれくらいの回数検索されているのか、つまり検索ボリュームですが、そしてどのような関連キーワードに関心があるのかといった、記事ネタを発想するための具体的なヒントやデータを得ることができます。
SNSやQ&Aサイトの積極的な観察
X(旧Twitter)、Instagram、Facebookといった主要なSNSのプラットフォームや、Yahoo!知恵袋、教えて!gooといった大規模なQ&Aサイトで、WordPressサイトの主要なテーマに関連するどのような話題が現在盛り上がっているのか、あるいはどのような具体的な質問が多く寄せられているのかを、定期的に観察してみましょう。
そこには、Webサイトの読者が抱えるリアルなニーズや関心事が、数多く隠れています。
他の競合サイトや関連する書籍・雑誌からの健全な着想
同じようなテーマを扱っている他のWebサイトや、関連する分野の書籍、専門雑誌などで取り上げられているテーマやトピックであっても、そこに独自の切り口や、より深い専門的な考察、ご自身の具体的な体験談や実践事例などを加えることで、十分にオリジナリティのある、そして読者にとって新たな価値を提供するコンテンツへと昇華させることができます。
ただし、最も重要な注意点として、他者が作成したコンテンツの内容をそのままコピー&ペーストするような行為は、著作権侵害にあたる重大な問題行為ですので、絶対にやめましょう。常にご自身の言葉で、独自の視点から情報を発信することが基本です。
日頃から、気になったことや、ふと思いついたアイデア、読者から寄せられた質問などを、手持ちのメモ帳やスマートフォンのメモアプリ、EvernoteやNotionといった情報管理ツールなどに、こまめに書き留めておく習慣をつけると、いざ「次に何を書こうか…」と悩んだ時に、そのストックが豊富なネタの引き出しとして大いに役立ちます。
無理なく続けるための更新頻度とコンテンツカレンダー作成・活用法
「ブログやサイトは、毎日必ず更新しないとダメなのでしょうか?」というプレッシャーを感じる必要は全くありません。
Webサイト運営において最も大切なのは、精神的にも時間的にも無理のない範囲で、しかし質の高い、読者にとって価値のあるコンテンツを、できるだけ定期的かつ継続的に発信し続けることです。
これが、多くの成功しているブロガーやWebサイト運営者が実践している、ブログ継続の最大のコツであり、基本中の基本と言えるでしょう。
自分に合った最適な更新頻度を見つける
本業の仕事が忙しいか、家事や育児にどれくらい時間を割いているかなど、日常生活のスタイルや、常に新しい情報が求められるニュース系のテーマか、じっくりと時間をかけて深掘りする解説系のテーマかなど、Webサイトの主要なテーマ、記事作成に実際に割ける時間などを総合的に考慮して、例えば「週に1回は必ず新しい記事を公開する」「月に2~3本のペースで質の高い記事を公開する」といったように、ご自身が「これなら継続できそうだ」と感じる、現実的な更新ペースを見つけることが何よりも重要です。
量よりも質を重視し、一本一本の記事を丁寧に、心を込めて作り上げることを常に心がけましょう。
コンテンツカレンダーの作成と戦略的な活用
事前に「いつ頃に、どのような内容のテーマで記事を公開するか」という、大まかな記事公開の計画を立てておくと、その時々の気分で「今日は何を書こうか…」と悩んでしまう時間を大幅に減らし、より計画的に、そして効率的に記事作成の作業を進めることができます。
なお、記事公開の計画を、一般的に「コンテンツカレンダー」や「編集カレンダー」と呼び、事前にテーマを決めておくことで、ネタ切れを防ぐ効果も期待できます。
コンテンツカレンダーは、特別なツールを使わなくても、例えばGoogleカレンダーやGoogleスプレッドシートといった無料のツール、あるいはTrelloやAsanaといった、チームでのタスク管理にも使える無料のプロジェクト管理ツールなどを活用して、簡単に作成・管理することができます。
お正月、バレンタインデー、ゴールデンウィーク、夏休み、ハロウィン、クリスマスなど、季節ごとの主要なイベントや、記念日、Webサイトのテーマに関連する業界の大きな行事や新製品の発表時期などに合わせて、関連性の高いテーマの記事を事前に計画しておくのも、読者の関心を効果的に引く上で非常に有効な戦略です。
過去記事の価値を再認識する「コンテンツリライトの効果」を意識する
新しい記事を次々と書き続けることだけが、価値のあるWebサイト運営ではありません。
過去に公開した記事の中から、情報が少し古くなってしまったものや、もっと分かりやすく表現を改善できる点があるもの、あるいは公開当時はあまり注目されなかったけれど実は非常に価値の高い情報が含まれているものなどを見つけ出し、それらの記事に最新の情報を加えたり、読者の視点に立って内容をより分かりやすく書き直したり、あるいはSEO(検索エンジン最適化)の観点からキーワードや構成を見直したりする「コンテンツリライト」も、サイト全体の価値を高める上で非常に重要な作業です。
古い情報がサイト内に放置されていると、Webサイト全体の信頼性に関わるだけでなく、読者にとっても有益ではありません。
適切にコンテンツリライトを行うことの効果は、古い記事が再び検索上位に表示されるようになるといったSEO評価の改善、読者の満足度の向上、埋もれていた過去記事の再活性化など、多岐にわたります。
定期的にWebサイトの過去記事の棚卸しを行い、リライトの対象となる記事がないか、あるいは複数の関連記事を統合してより包括的な一本の記事にまとめ直せないか、といった視点でチェックする習慣をつけることをおすすめします。
WordPressサイト運営のモチベーション維持と目標設定のコツ
Webサイトの運営を長期間にわたって、しかも楽しみながら効果的に続けていくためには、ご自身のモチベーションを上手に維持し続けることも、非常に大切です。
具体的で達成可能な「小さな目標」を設定し、クリアしていく喜びを味わう
例えば、
「今月は新しい記事を最低でも3本公開する」
「サイトの月間アクセス数を、先月よりも10%増やすことを目指す」
「WordPressの新しい便利なプラグインを一つ見つけて試してみる」
といったように、具体的で、かつ少し頑張れば達成できそうな「小さな目標」を、短期的なスパンで設定してみましょう。
そして、その目標を一つ一つクリアしていくことで、目に見える達成感を得られ、それが次の行動への大きな意欲や自信に繋がります。
Webサイトの「成果」を可視化し、成長を実感する
後ほどこの講座で詳しく解説する、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを使って、Webサイトがどれくらいの人に見られているのか、どんな記事が特に人気があるのかといった「成果」を、具体的な数字で定期的に確認するようにしましょう。
また、読者から寄せられた温かいコメントや、記事がSNSでシェアされた際の、いいね!やリツイート、好意的なコメントなど、肯定的な反応を実際に見ることも、Webサイト運営の大きなやりがいを感じられ、モチベーションの維持に繋がります。
同じ目的や興味を持つ「仲間」を作る
WordPressでWebサイトを運営している「仲間」を見つけて、日々のWebサイト運営に関する情報交換をしたり、お互いのWebサイトの良い点や改善点をフィードバックし合ったり、時にはお互いを励まし合ったりすることも、孤独になりがちなWebサイト運営のモチベーションを保つ上で非常に効果的です。
X(旧Twitter)やFacebookといったSNS上のWordPress関連のグループやハッシュタグ、オンラインサロン、あるいは後ほどご紹介するWordPressの公式コミュニティの様々な活用方法を参考に、積極的に交流の場を探してみるのも良いでしょう。
何よりもまず、Webサイト運営を「楽しむ」ことを忘れない
これが、もしかするとWebサイト運営を長く続けるための、最も重要で本質的な秘訣かもしれません。
Webサイトで情報を発信すること、新しいことを学び、それを読者に伝えること、そしてWebサイトを通じて読者と繋がり、コミュニケーションを取ることを、心から楽しむことができれば、多少の困難や壁にぶつかったとしても、きっとそれを乗り越えてWebサイト運営を続けていけるはずです。
本当に好きなこと、心から情熱を注げる得意なことをWebサイトのテーマに選び、その情熱を込めてコンテンツを作成し、そしてWebサイトを訪れてくれる読者との貴重なコミュニケーションを大切に育んでいきましょう。
WordPressサイトの読者エンゲージメントを高めるコミュニケーション戦略
WordPressサイトは、単に情報を一方的に発信するだけの場所ではありません。
Webサイトを訪れてくれる読者との間に、双方向の温かいコミュニケーションを意識的に育んでいくことで、Webサイトへの読者の愛着や信頼感(エンゲージメント)を格段に高め、結果としてWebサイトの熱心なファンを増やしていくことができます。
読者との良好な関係構築は、長期的な視点でのWebサイト運営の成功に、間違いなく不可欠な要素です。
コメントへの丁寧な返信と対話の心がけ
記事に読者からコメントが寄せられたら、それは読者との間に直接的なコミュニケーションが生まれる、非常に貴重な機会です。
できる限り早く、一つ一つのコメントに対して、感謝の気持ちを込めて丁寧に、誠実に対応することを心がけましょう。
まずは感謝の気持ちを明確に伝える
コメントを投稿してくれたことに対して、まずは「コメントありがとうございます!」「貴重なご意見、大変参考になります」といったように、感謝の気持ちを明確に伝えましょう。
もし質問があれば、誠実に、そして分かりやすく答える
コメントの内容が質問の場合、分かる範囲で、できるだけ誠実に、分かりやすい言葉を選んで回答するようにしましょう。
もしすぐに答えられない内容であれば、その旨を正直に伝え、調べてから改めて回答するといった対応も誠実さを示します。
さらなる対話を促すような、開かれた返信を意識する
単に質問に答えるだけの一方的な返信で終わらせるのではなく、例えば「〇〇さんは、この点について、ご自身の経験からどのようにお考えになりますか?」といったように、さらに会話が自然に広がるような、開かれた問いかけを返信の中に含めてみるのも良いでしょう。
建設的な批判や異なる意見も、成長の糧として真摯に受け止める
時には、記事の内容に対して、厳しい意見や、異なる視点からの批判的なコメントが寄せられることもあるかもしれません。
そのような場合でも、決して感情的になったり、反論したりするのではなく、まずは相手の意見を真摯に受け止め、Webサイトやコンテンツをさらに良くするための貴重なヒントとして捉えるようにしましょう。
コメント欄で、運営者と読者との間に温かく建設的なコメントのやり取りが生まれることは、Webサイト全体の雰囲気を非常に良くし、他の訪問者にとっても心地よく、そして積極的に参加しやすいコミュニティ空間を作り出すことに繋がります。
X(旧Twitter)・Facebook等のSNS連携と効果的な情報発信・拡散術
X(旧Twitter)、Facebook、Instagram、LINEといった、現在多くの人々が日常的に利用しているSNSは、WordPressサイトで作成した素晴らしいコンテンツを、より多くの新しい人々に効果的に届け、また既存の読者とのコミュニケーションをさらに深めるための、非常に強力なツールとなり得ます。
新しい記事を公開した際の積極的な告知
WordPressサイトで新しい記事を公開したら、運営している各種SNSアカウントで、その記事のタイトル、読者の興味を引くような簡単な概要、記事そのものへの直接リンクを添えて、積極的に告知するようにしましょう。
その際に、記事のアイキャッチ画像を一緒に投稿すると、SNSのタイムライン上でより目立ちやすくなり、クリック率を高める効果が期待できます。
WordPressサイトとSNSを連携させる便利なプラグインの活用
この講座の第7回「プラグイン」の回でも少し触れましたが、WordPressで新しい記事を公開すると、その情報を自動的に指定したSNSアカウントに投稿してくれる便利なプラグインや、記事の各ページに、読者がその記事を自分のSNSアカウントで簡単にシェアできるようにするための「SNSシェアボタン」を、目立つ場所に簡単に設置できるプラグインなどが多数存在します。
これらのプラグインを上手に活用することで、情報拡散の手間を大幅に省き、より効率的に、そしてより広範囲にコンテンツを届けることができます。
SNSアカウントでの日常的な情報発信による親近感の醸成
単にWebサイトの記事更新情報を告知するだけでなく、Webサイトの主要なテーマに関連する日々のちょっとした気づきや、役立つ豆知識、あるいは読者への簡単なアンケートや問いかけといった内容を、SNSアカウントで日常的に発信することで、個性や人柄がよりダイレクトに伝わり、読者との間に親近感が生まれやすくなります。
関連性の高いハッシュタグ(#)の効果的な活用
SNSで情報を発信する際には、その投稿内容と関連性の高いハッシュタグを、適切に、そして効果的に使うことで、そのハッシュタグをフォローしている、まだあなたのことやあなたのWebサイトを知らない潜在的な読者層にも、情報が届きやすくなり、より多くの人の目に触れる機会が格段に増えます。
SNS上でのコメントやダイレクトメッセージにも、できる限り丁寧に対応する
SNS投稿に読者から寄せられたコメントや、個別に送られてくるダイレクトメッセージ(DM)にも、Webサイトのコメント欄と同様に、できる限り丁寧に対応し、双方向のコミュニケーションを大切にしましょう。
お問い合わせフォームからの質問・相談への誠実な対応と信頼構築
この講座の第7回「プラグイン」の回で、WordPressサイトに「お問い合わせフォーム」を設置する方法について学びました。
このお問い合わせフォームは、読者が個人的に連絡を取ったり、記事の内容に関するより詳しい質問をしたり、ビジネスに関する相談をしたりするための、非常に重要な公式なコミュニケーションの窓口となります。
お問い合わせには、迅速かつ丁寧な返信を常に心がける
Webサイトのお問い合わせフォームを通じて、読者や潜在的な顧客から連絡があった場合は、その内容をできるだけ早く確認し、そして誠実な内容で、丁寧な言葉遣いで返信するように常に心がけましょう。
特にビジネスに関連する問い合わせの場合、迅速でプロフェッショナルな対応は、相手に安心感と高い信頼感を与える上で非常に重要です。
個人情報の取り扱いには、最大限のプライバシーへの配慮を
お問い合わせの過程で、相手の氏名やメールアドレス、電話番号といった個人情報を得る機会があります。
これらの個人情報は、Webサイトのプライバシーポリシーに基づき、細心の注意を払って適切に管理し、プライバシーに最大限配慮した対応を行うことが、法的な義務であると同時に、Webサイト運営者としての基本的な責任です。
よくある質問(FAQ)とその回答をまとめたページを作成・活用する
もし、Webサイトのお問い合わせフォームを通じて、同じような内容の質問が複数の異なる人々から頻繁に寄せられるようになってきた場合は、Webサイト内に「FAQ」という専用の固定ページを作成し、そこに代表的な質問とその回答を分かりやすくまとめて掲載しておくことを検討しましょう。
これにより、読者は直接問い合わせる前に、自分自身で疑問を素早く自己解決できるようになり、利便性が大きく向上します。
また、それは結果として、個別の問い合わせに対応するために割かなければならない時間と労力も大幅に削減することにも繋がります。
WordPressサイトを訪れてくれる読者一人ひとりとの、丁寧で誠実なコミュニケーションを日々積み重ねていくことが、Webサイトへの長期的な信頼と、読者からの深い愛着(エンゲージメント)をゆっくりと、しかし確実に育んでいく上で、何よりも大切なことなのです。
Webサイトの健康診断!定期的なメンテナンスでトラブルを未然に防ぐ
大切に育てているWordPressサイトを、長期間にわたって安全かつ快適に運営し続けるためには、人間が定期的に健康診断を受けるのと同じように、Webサイトにも定期的な「健康診断」とも言えるメンテナンス作業を欠かさずに行うことが非常に重要です。
これにより、潜在的な問題を早期に発見し、大きなトラブルに発展する前に未然に防ぐことができます。
定期的なバックアップ実行と復元テストの重要性 ~レンタルサーバーの自動バックアップ設定と手動バックアップ~
これまでの講座でも何度かその計り知れない重要性をお伝えしてきましたが、WordPressサイトの、記事、画像、設定情報など全てのデータのバックアップは、Webサイト運営におけるまさに「生命線」であり、最も基本的な、そして最も重要なメンテナンス作業です。
バックアップを実行する理想的な頻度
この講座の第9回「セキュリティ対策」の回でも触れましたが、契約しているレンタルサーバーが提供している、Webサイトデータの自動バックアップ機能が、現在正しく有効になっているかを改めて確認しましょう。
そして、その自動バックアップ機能だけに完全に頼るのではなく、例えばWebサイトのデザインを大幅に変更する前や、重要なプラグインを新しく導入したり、アップデートしたりする前など、Webサイトに大きな変更を加える作業を行う際には、ご自身の手でもWebサイト全体の完全なバックアップを取るという習慣を、ぜひ身につけてください
例えば、この講座の第7回「プラグイン」の回でご紹介した「UpdraftPlus」のような、専用のバックアッププラグインを利用すると、手動でのバックアップも比較的簡単に行えます。
バックアップデータの安全な保存場所の確保
取得したバックアップデータは、WordPressサイトが設置されているレンタルサーバー内だけに保存しておくのではなく、パソコンのハードディスクや、外付けのHDD・SSD、DropboxやGoogle Driveといった物理的に異なる安全な外部のクラウドストレージサービスなど、複数の異なる場所に別途保存しておくことが、データの安全性をより高めるためには強く推奨されます。
復元テストの実施は非常に重要
バックアップデータをただ定期的に取得しているという事実に安心するだけでなく、実際にその取得したバックアップデータを使って、WordPressサイトを正しく、そして完全に元の状態に復元できるかどうかを確認するための「復元テスト」を、事前にテスト用の環境で試してみることが、実は非常に重要です。
なぜなら、いざという時に復元の手順が分からなかったり、あるいは、バックアッププロセス中のエラーや、保存メディアの不具合など、残念ながら取得していたバックアップデータが破損していて正常に復元できなかったりしては、せっかく時間をかけてバックアップを取っていた意味が全くなくなってしまうからです。
WordPress本体・テーマ・プラグインのアップデート管理と注意点
WordPressサイトを構成している、WordPressの本体ソフトウェア、現在Webサイトのデザインに使用しているテーマ、Webサイトの様々な機能拡張のためにインストールしている全てのプラグインは、セキュリティ上の脆弱性の修正、新しい機能の追加、既存機能の改善やパフォーマンス向上などのために、開発者によって常にアップデート版が提供されています。
これらを常に最新の状態に保つことは、Webサイトのセキュリティを維持し、安定した動作を確保するための、最も基本的な、そして最も重要な日々のメンテナンス作業の一つです。
この点については、この講座の第3回「管理画面ガイド」、第7回「プラグイン」、第9回「セキュリティ対策」の各回でも、その重要性を繰り返しお伝えしてきました。
アップデート情報の定期的な確認
WordPressの管理画面にある「更新」というメニュー項目や、「ダッシュボード」のトップページに表示される通知エリアを定期的にチェックし、利用可能なアップデートがないかを確認する習慣をつけましょう。
どのようなアップデート作業の前であっても、必ずバックアップを取得する
繰り返しになりますが、WordPressの本体ソフトウェア、テーマ、プラグインのいずれかをアップデートする作業を行う前には、必ずWebサイト全体の完全なバックアップを取ることを徹底してください。
特にメジャーアップデート時の互換性の確認
特にWordPress本体のバージョンが大きく変わるメジャーアップデートや、Webサイト運営の根幹として利用している主要なプラグインの大規模なアップデートが行われる場合には、使用している他のテーマやプラグインが、その新しいバージョンに正しく対応しているかどうかを、アップデート作業を行う前に、各開発者の公式サイトやサポートフォーラムなどで事前に情報を確認しておくと、アップデート後の予期せぬ不具合が発生するリスクを大幅に低減できます。
不要データ(リビジョン・スパムコメント・未使用プラグインやテーマ)の定期削除とサイト軽量化
WordPressサイトを長期間運営していると、意識しないうちに、Webサイトのデータベースやサーバーのディスクスペース内に、実はもう必要のない不要なデータが徐々に蓄積されていくことがあります。
こういった不要なデータは、データベースの容量を無駄に圧迫したり、Webサイトのバックアップにかかる時間を長くしたり、場合によってはWebサイト全体の表示速度を低下させたりする原因になることがあります。
記事のリビジョン(変更履歴)の定期的な削除
WordPressは、投稿や固定ページを編集して保存するたびに、その変更前の過去のバージョン(リビジョン)を、データベース内に自動的に複数世代分保存していく便利な機能を持っています。
これは、誤って内容を消してしまった場合などに以前の状態に戻せるというメリットがありますが、リビジョンが際限なくデータベース内に溜まりすぎると、データベースのサイズが肥大化し、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
そのため、専用のWordPressプラグイン、例えば、「WP-Optimize」や「WP-Sweep」といったプラグインを利用して、定期的に古い不要なリビジョンを削除するようにしましょう。
承認されなかったスパムコメントの完全な削除
第9回の講座で対策を学んだ、Webサイトに投稿されたスパムコメントは、Akismetなどのプラグインによって自動的に「ゴミ箱」フォルダや「スパム」フォルダに振り分けられていますが、これらのフォルダに溜まったままになっているコメントは、データベースの容量を消費し続けます。
これらのフォルダ内のコメントは、定期的に確認し、完全にWebサイトから削除するようにしましょう。
現在使用していない、そして今後も使う予定のないプラグインやテーマの完全な削除
WordPressサイトにインストールしたものの、有効化していないだけでなく、今後も使う予定が全くないプラグインやテーマは、サーバーのディスクスペースを無駄に消費しているだけでなく、万が一それらにセキュリティ上の脆弱性が存在していた場合、Webサイト全体の潜在的なセキュリティリスクにもなり得るため、WordPressの管理画面から完全に削除しておきましょう。
プラグインやテーマの正しい削除方法については、それぞれ第7回と第6回の講座で解説しました。
こういった不要なデータを定期的に整理・削除することで、WordPressサイトを常に軽量で健康な状態に保ち、パフォーマンスの維持とセキュリティの向上に努めましょう。
表示速度の定期チェックと改善(PageSpeed Insights活用など)
WordPressサイトのページの表示速度は、訪問者の満足度(ユーザー体験)とSEO(検索エンジン最適化)評価の両方に、非常に大きな影響を与える、極めて重要なポイントです。
Webサイトのデザインを変更したり、新しいプラグインを導入したり、記事に多くの画像を追加したりといった変更を加えた際には特に、定期的にWebサイトの表示速度をツールを使ってチェックし、もし改善できる点があれば積極的に対応していくことが大切です。
また、この講座の前半でも触れましたが、過去に公開した記事を見直し、最新の情報にアップデートしたり、SEOの観点から内容やキーワードを強化したりするコンテンツリライトの効果の一つとして、その記事内で使用されている古い画像ファイルを圧縮したり、不要になったHTML要素やスクリプトを削除したりすることで、記事ページの表示速度が改善されることもあります。
Webサイトの表示速度をチェックするための代表的なツール
Google PageSpeed Insights
Googleが無料で提供している、WebサイトのURLを入力するだけで、そのページの表示速度に関するパフォーマンススコアと、具体的な改善提案を、パソコン(デスクトップ)表示とスマートフォン(モバイル)表示の両方について示してくれる、非常に便利なツールです。

GTmetrixやPingdom Website Speed Test
これらも世界中のWebサイト運営者に広く利用されている、人気の高いWebサイト表示速度計測ツールです。
PageSpeed Insightsとは異なる視点からの詳細な分析結果や、ページの読み込みプロセスに関するより詳しいデータが得られることがあります。
表示速度を改善するための主なポイント
この講座の各回でも触れてきましたが、主な改善策としては、以下などが挙げられます。
- 画像の徹底的な最適化(第8回参照)
ファイルサイズの圧縮、適切なフォーマットの選択、遅延読み込みの導入など - ブラウザキャッシュの効果的な活用(第7回参照)
キャッシュ系プラグインの導入や設定 - レンタルサーバーの応答時間の改善(第2回参照)
より高性能なレンタルサーバープランへの移行や、サーバー設定の最適化など - 不要なCSSファイルやJavaScriptファイルの読み込みの削減
これはテーマの構造やプラグインの動作に深く関わるため、時には高度な専門知識や専門的な対応が必要になる場合があります。
WordPressでよくあるエラーと原因究明・対処法(デバッグモード・エラーログ確認など)
WordPressサイトを運営していると、時には予期せぬエラーメッセージが表示されたり、Webサイトが正常に動作しなくなったりといったトラブルに遭遇することもあるかもしれません。
そのような場合に慌てずに対処できるよう、WordPressで比較的よく発生するエラーの例と、その原因を究明し、対処するための基本的なトラブルシューティングの方法を知っておくと、いざという時に非常に役立ちます。
代表的なエラーの例とその一般的な原因
画面が真っ白になって何も表示されなくなる(White Screen of Death / WSOD)
この現象は、WordPressサイト運営者が遭遇する可能性のある最も一般的なトラブルの一つで、多くの場合、最近有効化した特定のプラグインや、更新したテーマとの間に互換性の問題が発生していたり、あるいはテーマやプラグインのPHPプログラムコード内に何らかのエラーが発生していたりすることが原因として考えられます。
「データベース接続確立エラー」と表示される
これは、WordPressサイトが、Webサイトの情報を保存しているMySQLなどのデータベースサーバーに正しく接続できない状態であることを示しています。
原因としては、WordPressの重要な設定ファイルであるwp-config.phpファイル内に記述されているデータベースへの接続情報に誤りがある場合や、契約しているレンタルサーバー側で一時的なデータベースサーバーの障害が発生している場合などが考えられます。
エラーの原因を究明するための基本的なヒントと対処法
直前に行った操作を詳細に思い出す
エラーが発生する直前に、WordPressの管理画面で何か新しいプラグインを有効化したり、既存のテーマやプラグインを更新したり、あるいはWordPressのコアファイルやテーマのファイルを誤って編集したりといった操作を行わなかったかを、できるだけ具体的に思い出してみましょう。多くの場合、その直前の操作がエラーの直接的な原因である可能性が高いです。
WordPressのデバッグモードを有効にしてみる
WordPressのルートディレクトリ、つまりWordPressをインストールした一番上の階層のフォルダにあるwp-config.phpという非常に重要な設定ファイル内に、define('WP_DEBUG', true);というコードを追記する、または、もしすでにdefine('WP_DEBUG', false);という行があれば、そのfalseをtrueに変更すると、PHPのプログラムエラーが発生した場合に、そのエラーに関するより詳細なメッセージがWebサイトの画面上に直接表示されるようになります。
このエラーメッセージには、問題が発生している具体的なファイル名や行番号といった、原因究明のための貴重な手がかりが含まれていることがあります。
ただし、問題が解決したら、セキュリティ上の理由から、必ずこのデバッグモードの設定を無効にしましょう。
レンタルサーバーのエラーログを確認する
契約しているレンタルサーバーのコントロールパネルから、PHPのエラーログやWebサーバーのエラーログといった、サーバー側で記録されている技術的なログファイルを確認できる場合があります。
ログファイルには、エラー発生時のより詳細な技術情報が記録されていることがあり、問題解決の糸口となることがあります。
プラグインを一つずつ順番に無効化して原因を特定する
もし、特定のプラグインがエラーの原因であると強く疑われる場合は、FTPソフトなどを使ってWordPressサイトが設置されているサーバーに直接アクセスし、wp-contentディレクトリ配下にあるpluginsディレクトリの名前を一時的に別の名前に変更することで、インストールされている全てのプラグインを強制的に一旦無効化することができます。
その後、Webサイトが正常に表示されるようになったら、プラグインディレクトリ名を元に戻し、今度はWordPressの管理画面の「インストール済みプラグイン」一覧から、一つずつプラグインを有効化していき、どのプラグインを有効化したタイミングでエラーが再発するかを調べることで、問題の原因となっているプラグインを特定できます。
どうしても解決できない場合は、助けを求めましょう
ご自身での原因究明や解決が難しいと感じた場合は、無理をせず、まずは契約しているレンタルサーバーのサポート窓口に問い合わせてみましょう。
サーバー側の問題である可能性もありますし、解決のためのアドバイスをもらえることもあります。
また、WordPress公式サイトのフォーラムで、同様の事例や解決策が過去に投稿されていないかを探してみたり、WordPressに詳しい専門家や経験豊富なWeb制作者のブログ記事などを参考にしたりするのも良いでしょう。
自分のWebサイトを分析しよう!無料アクセス解析ツールの導入と活用初歩
運営するWordPressサイトに、現在どれくらいの数の人々が実際に訪れているのか、訪問者の皆さんはどのような記事やコンテンツに特に興味を持っているのか、一体どこからやってきているのか…これらの情報を具体的に、そして客観的なデータとして把握することは、今後のWebサイトをより良く改善していくためや、次にどのような新しいコンテンツを作成していくべきかといった戦略を立てる上で、非常に重要で、かつ貴重な指針となります。
そのためにぜひ積極的に活用したいのが、「アクセス解析ツール」と呼ばれるものです。
Googleアナリティクス(GA4)導入方法と見るべき基本指標(ユーザー数・PV数・直帰率等)
Googleアナリティクスは、Googleが世界中のWebサイト運営者に向けて無料で提供している、非常に高機能で、かつ最も広く利用されているアクセス解析ツールです。
現在のGoogleアナリティクスの主流となっている最新バージョンは「GA4」と呼ばれています。

Googleアナリティクス(GA4)の導入方法(概要)
まず、普段お使いのGoogleアカウントにログインし、Googleアナリティクスの公式サイトから、「アナリティクスに移動」します(なお、Googleアナリティクスの利用にはGoogleアカウントが必要です。お持ちでない方はアカウントを取得してください)。
次に、「測定を開始」ボタンから、アカウントの詳細など、必要事項を入力し、アカウント作成を進めます。
WordPressサイト専用の「プロパティ」を作成し、「お店やサービスの詳細」「ビジネス目標」を設定し、プラットフォームはWordPressサイトですので「ウェブ」を選択して、ウェブストリームの設定をすると、準備が整います。
GoogleタグをWordPressサイトに設定するために、「WordPressを使用してインストールする」を選択して進め、表示される「Site Kit」プラグインでの手順に沿ってタグをインストールします。
ここまで、特に専門的な知識を必要とせず、比較的簡単に、正確に測定のためのタグを設定することができます。
Googleアナリティクス(GA4)でまず注目すべき基本的な指標の例
総ユーザー数
指定した期間内に、WordPressサイトを訪れた、重複しないユニークな訪問者の総数です。
表示回数
Webサイト内の各ページが、指定した期間内に閲覧された合計の回数です。一人のユーザーがWebサイト内で複数の異なるページを閲覧すれば、その閲覧したページ数分だけ、この表示回数は増えます。
エンゲージメント率
訪問者がWebサイトで、単にページを開いただけではなく、ページを10秒以上閲覧し続けた、複数の異なるページを閲覧した、ボタンをクリックしたりファイルをダウンロードしたりといった設定した「コンバージョンイベント」を発生させたなど、何らかの積極的な操作を行ったセッションの割合を示します。
アクティブユーザーあたりの平均エンゲージメント時間
訪問者がWordPressサイトにアクティブに滞在していた、つまり、Webブラウザの前面でWebサイトのページを表示していた平均の時間を示します。この時間が長いほど、訪問者がコンテンツに深く関心を持っている可能性が高いと言えます。
イベント数
ページビューだけでなく、例えば、ボタンのクリック、ファイルのダウンロード、動画の再生、フォームの送信といった、個別に設定したユーザー行動(つまり「イベント」)が、指定した期間内に発生した合計の回数です。
トラフィック獲得
Webサイトを訪れたユーザーが、具体的にどこからやってきたのか、集客経路別の内訳とその成果を確認できます。
例えば、以下の経路があります。
- Organic Search
GoogleやYahoo!といった検索エンジン経由での訪問 - Organic Social
X(旧Twitter)、Facebook、InstagramといったSNS経由での訪問 - Referral
他のWebサイトに設置されたリンクを辿ってきた訪問 - Direct
サイトURLを直接Webブラウザに入力したり、ブックマークからの訪問
閲覧回数の多いページやエンゲージメントの高いページ
WordPressサイト内で、最もよく閲覧されているページや、訪問者のエンゲージメントが特に高い人気のあるページを、ランキング形式で確認できます。
Google Search Console導入方法とWebサイト改善への活用(検索クエリ・クロールエラー確認)
Google Search Console(グーグルサーチコンソール)もまた、GoogleがWebサイト運営者に向けて無料で提供している、非常に重要で強力なツールの一つです。
Googleアナリティクスが主に「Webサイトを訪れた訪問者の行動」を分析するためのツールであるのに対し、Google Search Consoleは主に「検索エンジン(Google)から見たWordPressサイトの状態」を詳細に把握し、WebサイトがGoogleの検索結果でより良く表示されるようにするための具体的な改善点を見つけ出すのに役立ちます。

Google Search Consoleの導入方法(概要)
まず、Google Search Consoleの公式サイトにアクセスし、Googleアナリティクスと共通のGoogleアカウントでログインします。「今すぐ開始」から次のページで「URLプレフィックス」を選択し、WordPressサイトのURLを入力して登録します。
次に、登録しようとしているWebサイトの正当な所有者であることを確認する作業が必要になります。
これにはいくつかの異なる方法があり、例えば、既に導入済みのGoogle Analyticsのアカウントと連携させる方法、Googleから提供される特定のHTMLファイルをサーバーのルートディレクトリにアップロードする方法、ドメインのDNSレコードにGoogleから指定された情報を追加する方法などがあります。
画面の指示に従って、いずれかの方法で所有権の確認を完了させてください。
Google Search Consoleで活用できる主な情報と機能
検索パフォーマンス(ユーザーがどのような検索キーワードでWebサイトを見つけているかの分析)
Webサイトの各ページが、
- Googleの検索結果で実際にどのような検索キーワード(クエリ)で表示され、
- それぞれのキーワードでどれくらいの回数表示され、
- 表示された結果のうち、どれくらいの割合で実際にユーザーにクリックされているか(クリック率(CTR))、
- それぞれのキーワードでの検索結果におけるWebサイトの平均的な表示順位はどれくらいか、
といった非常に詳細なデータを確認することができます。
この情報は、SEO戦略を立てる上で極めて重要です。
インデックスカバレッジ(WebサイトのページがGoogleに正しく登録されているかの確認)
WordPressサイト内の各ページが、Googleの検索エンジンの巨大なデータベースに正しくインデックス(登録)されているか、あるいは何らかの理由でインデックスされていないページがないか、その詳細な状況と原因を確認できます。
サイトマップの送信と管理
この講座の第9回「SEO対策」でも触れましたが、作成したXMLサイトマップのURLをGoogle Search Consoleに送信し、GoogleにWebサイト全体の構造をより効果的に、そして迅速に伝えることができます。
ペナルティの通知確認
万が一、WordPressサイトが「Google 検索の基本事項」に著しく違反しているとGoogleに判断され、検索結果の順位が大幅に低下させられたり、検索結果から完全に除外されるといった厳しいペナルティが科された場合に、その通知と具体的な理由がこのGoogle Search Consoleの管理画面内に表示されます。
定期的にここをチェックし、もし通知があれば迅速に対応することが、Webサイトの健全性を保つ上で非常に重要です。
GoogleアナリティクスとGoogle Search Consoleは、それぞれ異なる視点からWordPressサイトを分析し、改善していくための非常に強力なツールです。
この2つのツールを連携させて利用することで、より深い洞察を得て、より効果的なWebサイト改善の施策を立てることが可能になります。
最初は多くのデータや専門用語に少し戸惑うかもしれませんが、まずは基本的な指標の見方に慣れ、日々のWebサイト運営の中で少しずつこれらのツールを活用していくことが大切です。
Googleが提供する無料のツールがアクセス解析の基本となりますが、より専門的な分析が必要になった際、例えば、訪問者のマウスポインタの動きやクリック箇所を視覚的に把握したい場合や、異なるデザインやキャッチコピーの効果を比較検証したい場合などには、他にも様々な種類の有料または無料のWebサイト分析ツールがありますので、比較検討してみるのも良いでしょう。
アクセス解析データから人気記事・読者ニーズを把握しコンテンツ改善に繋げる方法
GoogleアナリティクスやGoogle Search Consoleといったアクセス解析ツールで得られた様々な貴重なデータは、ただ単に眺めているだけでは、残念ながら何の価値も生み出しません。
そのデータの中から、WordPressサイトを訪れてくれる訪問者が、実際にどのような行動を取り、どのような情報やコンテンツに強い関心を持っているのか、つまり、読者の真のニーズを注意深く読み解き、それを今後のWebサイトをより良く改善していくための方策や、次にどのような新しいコンテンツを作成していくべきかといった戦略を立てるために、具体的に活かしていくことが非常に重要です。
特に人気のある記事の傾向を詳細に分析する
Googleアナリティクスのレポートで、WEbサイト内で特に多く読まれている記事、例えば、ページビュー数が多い記事、訪問者の平均滞在時間が長い記事、エンゲージメント率が高い記事などが、どのようなテーマや内容について書かれているのか、またGoogle Search Consoleの検索パフォーマンスレポートで、人気記事に訪問者がどのような検索キーワードを使ってたどり着いているのかを詳細に分析しましょう。
そこから、Webサイトの読者が、具体的にどのような情報やトピックに強い関心を持っているのか、どのような言葉で情報を探しているのかといった、貴重なインサイト(洞察)が見えてきます。
その分析結果を基に、人気のあったテーマをさらに深掘りした続編記事を作成したり、関連する新しい切り口の記事を企画したりするのに役立ちます。
読者の離脱率が高いページやエンゲージメントが低いページを特定し、改善策を講じる
逆に、なぜあるページでは多くの読者がサWebサイトを離れてしまうのか、つまり、離脱率が高いのか、あるいはなぜそのページでの読者のエンゲージメント、例えば、滞在時間やページ内の操作などが低いのか、その具体的な原因を分析しましょう。
記事の内容が読者にとって分かりにくいのか、提供している情報が古くなってしまっているのか、Webサイトのデザインやナビゲーションに何か問題があるのか、あるいは読者が検索した際の意図と、その記事が提供している内容との間にミスマッチが起こしてしまっているのかなどを多角的に考え、具体的な改善策を検討し、実行していきます。
例えば、文章表現をより分かりやすく見直したり、最新の情報を追加・修正したり、関連性の高い情報への内部リンクを設置したり、ページのデザインやレイアウトを調整するなどです。
Search Consoleで見つかる新しいキーワードを発見し、新たなコンテンツ作成の機会を創出する
Google Search Consoleの検索クエリのレポートを定期的にチェックしていると、これまで特にターゲットとして意識していなかったような、意外なキーワードでWebサイトへのアクセスがあることに気づくことがあります。
これは、そのキーワードへの読者の潜在的なニーズがあることを強く示唆しており、そのキーワードをメインターゲットとした、質の高いオリジナルな記事を作成することで、新たな訪問者を獲得できる絶好のチャンスかもしれません。
データに基づいた客観的な仮説の立案と、それに基づく具体的な改善策の実行、そしてその実行結果を再度データで検証するという、いわゆるPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルを、Webサイト運営の中で継続的に繰り返していくことで、WordPressサイトは、より多くの読者に心から愛され、そしてGoogleなどの検索エンジンにも高く評価される、真に価値ある素晴らしいWebサイトへと着実に成長していくことでしょう。
WordPressサイトで収益化を目指す方法【アフィリエイト・AdSense入門】
愛情を込めて運営しているWordPressサイトは、単に趣味や情報を発信するだけの場所ではなく、努力と工夫次第では、実際に収益を生み出す可能性も秘めています。
ここでは、WordPressサイトで収益化を目指すための代表的な方法として、特に初心者の方でも比較的始めやすい「Google AdSense(グーグルアドセンス)」と「アフィリエイトマーケティング」という二つの手法について、その基本的な仕組みと、実際に始めるための第一歩をご紹介します。
Google AdSense(アドセンス)の仕組みとWordPressサイトへの広告掲載方法
Google AdSense(グーグルアドセンス)は、検索エンジンで世界最大のシェアを持つGoogleが、Webサイト運営者に向けて無料で提供している、非常にポピュラーな「コンテンツ連動型広告配信サービス」です。
このサービスの基本的な仕組みは、WordPressサイトの記事内容や、Webサイトを訪れた訪問者の過去の閲覧履歴や興味関心などに基づいて、Googleが保有する膨大な広告ネットワークの中から、その文脈に最も関連性が高いと判断された広告が、Webサイト上の指定した場所に自動的に選択されて表示され、その表示された広告が訪問者によってクリックされることで、一定の収益(広告収入)が発生するというものです。
この広告方式は一般的に「クリック報酬型広告」または「PPC(Pay Per Click)広告」と呼ばれます。
Google AdSenseをWordPressサイトで始めるための大まかな流れ(概要)
まず、Google AdSenseの公式サイトから、普段お使いのGoogleアカウントを使って、AdSenseプログラムへ登録します。
その際、WordPressサイトのURLなどを登録し、AdSenseのプログラムポリシーに適合しているかどうかの審査を受ける必要があります。
無事にAdSenseの審査に合格したら、AdSenseの管理画面から、Webサイトに広告を表示させるための専用の広告コードを取得します。
取得した広告コードを、WordPressサイトの、広告を表示させたいと考える適切な場所に貼り付けます。
使用しているWordPressのテーマによっては、管理画面のカスタマイザーやテーマオプションなどに、AdSenseの広告コードを簡単に入力できる専用の広告表示エリアがあらかじめ用意されている場合があります。
あるいは、「Advanced Ads」や「Ad Inserter」といった、広告管理に特化した専門のWordPressプラグインを利用すると、Webサイト内の複数の場所に広告をより簡単に設置・管理したり、広告を表示する条件を細かく設定したりすることができます。
Google AdSenseを利用する上で特に注意すべき点
AdSenseの利用を開始するためには、前述の通りGoogleによる審査基準があり、誰でも申し込めばすぐに広告掲載を始められるというわけではありません。
一般的に、審査に合格するためには、ある程度の質の高いオリジナルなコンテンツが一定量あり、Webサイトのページ数も複数存在し、プライバシーポリシーページが設置されており、全体のナビゲーションが訪問者にとって分かりやすいといった、Googleが定める様々な品質ガイドラインを満たしている必要があります。
このアドセンス審査通過のコツとしては、まず何よりも読者の役に立つ、独自性のある良質なコンテンツを継続的に作成し、Webサイトを充実させていくこと、そしてAdSenseのプログラムポリシーを事前によく読んで、違反するような内容がないように細心の注意を払うことが挙げられます。
AdSenseのプログラムポリシーに違反するような行為、例えば、自分で広告を何度もクリックする、広告のクリックを不正に読者に強要したり誘導したりする、著作権を侵害するコンテンツやアダルトコンテンツといった、禁止されている種類のコンテンツをサイトに掲載するなどを行った場合、Googleから警告を受けたり、広告配信が一時的に停止されたり、最悪の場合にはAdSenseのアカウント自体が永久に停止されてしまうといった、厳しい措置が取られることがあります。
Webサイト内に広告を配置する際には、訪問者のユーザー体験(UX:User Experience)を著しく損ねないように、細心の注意を払う必要があります。
例えば、あまりにも多くの広告をページのあちこちに無秩序に配置したり、記事の本文を読むのを邪魔するような押し付けがましい広告を表示したりすると、記事が非常に読みにくくなったり、Webサイト全体の見た目が悪くなったりして、かえって訪問者の離脱を招く大きな原因となる可能性があります。
広告による収益と、訪問者の快適な閲覧体験との間の、適切なバランスを常に考えることが非常に重要です。
アフィリエイトマーケティングの始め方(ASP登録・商品選定・広告掲載)
アフィリエイトマーケティング(一般的に「アフィリエイト」と呼ばれます)とは、WordPressサイトで、特定の企業が販売している商品や提供しているサービスを読者に向けて紹介し、Webサイト内に設置したその商品やサービス専用の広告リンク(アフィリエイトリンク)経由で、訪問者が実際にその商品を購入したり、あるいはそのサービスに新規に申し込んだりといった「成果」が発生した場合に、その成果に応じて、広告主である企業から一定の報酬が支払われるという仕組みです
この広告方式は一般的に「成果報酬型広告」と呼ばれます。
アフィリエイトマーケティングをWordPressサイトで始めるための大まかな流れ(概要)
ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)にWebサイトを登録する
ASPとは、広告を出して自社の商品やサービスを宣伝したいと考えている企業(広告主、マーチャント)と、その企業の広告を自分のWebサイトに掲載して収益を得たいと考えているWebサイト運営者(アフィリエイター)とを仲介する、専門の事業者のことです。
まずは、このASPが運営しているWebサイトで、情報を登録し、アフィリエイターとしての会員登録を行います。
アフィリエイトASPのおすすめとしては、日本国内では例えば、取り扱っている広告プログラムの数が業界で最も多く、非常に幅広いジャンルをカバーしている「A8.net」、初心者にも使いやすいインターフェースで、もしもドロップシッピングという物販システムも利用でき、さらに通常の成果報酬に加えてASPからもボーナスがもらえる「W報酬制度」がある「もしもアフィリエイト」、金融系や大手有名企業の広告プログラムに強い「バリューコマース」などが、代表的で人気のあるASPとして挙げられます。
多くの場合、一つのASPだけでなく、複数の異なるASPに登録してみて、それぞれのASPが扱っている広告プログラムの種類や、報酬単価、支払い条件などを比較検討するのが一般的です。
Webサイトで紹介したい商品やサービス(広告プログラム)を選ぶ
登録したASPの管理画面にログインすると、ASPが提携している数多くの広告主の広告プログラムを検索・閲覧することができます。
その中から、WordPressサイトの主要なテーマや、訪れるターゲット読者の興味関心に合致した商品やサービスを選びましょう。
最も重要なのは、実際に自分自身で使ってみて本当に良いと感じたものや、自信を持って心からおすすめできる商品やサービスを選ぶことです。
読者は正直なレビューや体験談を求めています。
選んだ広告プログラムの広告主との個別の提携を申請し、承認を得る
紹介したい広告プログラムが見つかったら、そのプログラムごとに、ASPを通じて広告主との提携を申請する必要があります。
Webサイトの内容や運営方針などが広告主によって審査され、無事に承認されると、その広告プログラムの広告素材つまりアフィリエイトリンクをWebサイトに掲載できるようになります。
承認された広告プログラムの広告リンク(アフィリエイトリンク)を取得し、記事内に効果的に掲載する
広告主との提携が無事に承認されると、ASPの管理画面から、その商品やサービスを紹介するための専用の広告素材、例えば、テキストだけのシンプルなリンク、商品の画像が含まれたバナー広告、商品ページへ直接リンクする商品リンクなど、様々な形式がありますが、これらのHTMLコードを取得できるようになります。
取得したHTMLコードを、WordPressの記事編集画面の適切な場所に貼り付けたり、ASPによっては専用のWordPressプラグインが提供されていて、それを使ってより簡単に広告を記事内に挿入したりすることができます。
アフィリエイトマーケティングをWordPressサイトで行う上での特に重要な注意点
訪れてくれる読者に対して、常に正直で、誠実な情報を提供することが、長期的な信頼関係を築く上で最も重要です。
単にアフィリエイト報酬を得ることだけを目的として、実際には使ったこともない商品を過度におすすめしたり、事実と異なるような誇大な表現を使ったりすることは、読者からの信頼を大きく損ねる行為であり、絶対に避けるべきです。
紹介する商品やサービスの種類によっては、薬機法や、景品表示法といった、広告表現に関する様々な法律を厳格に遵守する必要があります。
これらの法律に違反するような不適切な表現を行うと、法的な問題に発展する可能性もあるため、特に健康食品や化粧品、金融商品などを扱う際には、細心の注意が必要です。
WordPressサイトに掲載しているアフィリエイトリンクが、広告であることを、読者に対して明確に開示することが、近年ますます推奨されており、一部のASPでは義務付けられている場合もあります。
これは、読者に対する透明性を保ち、Webサイト運営者としての誠実さを示す上で非常に重要です。
WordPressサイト収益化の注意点と読者ファーストのコンテンツ作り
WordPressサイトを通じて収益化を目指すことは、Webサイト運営を継続していく上での一つの大きなモチベーションになり得ますし、努力が経済的な形で報われる素晴らしい機会でもあります。
しかし、その際には以下の点を常に心に留めておくことが、長期的な成功のためには非常に大切です。
常に「読者ファースト」の姿勢を絶対に忘れない
収益を得ることを優先するあまり、Webサイトを訪れてくれる読者にとって本当に価値のない、質の低いコンテンツを量産したり、サイト内にあまりにも多くの広告を無秩序に、そして押し付けがましく掲載したりすることは、Webサイトの信頼性を著しく損ね、結果として大切に育ててきたはずの読者のサイトからの離脱を招くことになります。
常に、Webサイトを訪れてくれる読者にとって本当に有益で、価値のある情報を提供することを第一に考え、コンテンツの質を追求し続けるという真摯な姿勢が、結果として長期的な収益にも繋がる最も重要な鍵です。
焦らず、じっくりと、継続的に取り組むことが成功への近道
Webサイトを通じた収益化は、残念ながら、一朝一夕に大きな成果が出るものではありません。
多くの場合、質の高いオリジナルなコンテンツを地道に、継続的に積み重ね、検索エンジンからの評価を高め、Webサイトへのアクセス数を着実に増やし、そして何よりも訪れてくれる読者との間に深い信頼関係をゆっくりと、確実に築いていくことが、長期的な視点での安定した収益化への最も確実で、そして王道と言える道のりです。
Webサイト運営における透明性を保ち、読者からの信頼を大切にする
例えば、アフィリエイトリンクを使用して商品やサービスを紹介している場合には、その旨を読者に正直に、そして分かりやすく伝える、例えば、前述のような広告であることを明示するといったように、Webサイト運営における透明性を保つことが、読者からの信頼を得て、長期的に良好な関係を維持し、そしてWebサイトが末永く愛されるためには非常に大切です。
WordPressスキルをさらに高める学習リソースとステップアップ術
この全10回の「WordPressマスターへの道」講座を通じて、WordPressサイトを立ち上げ、基本的な記事を作成し、デザインをカスタマイズし、便利なプラグインを導入し、そしてWebサイトを運営していくための、本当に幅広い基本的な知識と実践的なスキルを十分に身につけることができました。
しかし、WordPressというプラットフォームの世界は非常に奥深く、学び続ける意欲と情熱さえ持っていれば、さらに多くの素晴らしいことを実現できるようになり、Web制作や情報発信に関するスキルも、無限に高めていくことが可能です。
ここでは、WordPressに関するスキルをさらに次のレベルへとステップアップさせていくための、具体的な学習リソースや、取り組んでみると良いかもしれない方法をいくつかご紹介します。
HTML/CSS・PHPの基礎知識習得でWordPressカスタマイズの幅を広げる
WordPressは、プログラミングに関する専門的な知識がなくても、直感的な操作でWebサイトを作成・運営できるように巧みに設計されています。
しかし、Webサイトを構成する最も基本的な技術であるHTML(HyperText Markup Language:Webページの骨格となる構造を定義するための書式)、CSS(Cascading Style Sheets:Webページの見た目やデザインを指定するためのスタイルシート)、WordPressというシステム自体が主に作られているサーバーサイドのプログラミング言語であるPHPの基本的な構文を、特にWordPressの文脈で理解すると、WordPressサイトのカスタマイズの自由度が格段に広がり、以下のような大きなメリットがあります。
WordPressテーマやプラグインの、より細かい、そしてより高度なカスタマイズが可能になる
「この部分の色を、テーマのオプションでは変更できないけれど、どうしてもほんの少しだけ変えたい」
「このセクションのレイアウトを、テーマの標準機能では実現できない、独自の形に微調整したい」
といった、WordPressの管理画面からの設定だけでは難しい、より細部へのこだわりや、より高度なデザイン・機能の変更を、テーマのCSSファイルやPHPファイルを編集することで、ご自身の手で実現できるようになります。
Webサイトのトラブルシューティング能力が向上する
WordPressサイトの表示が何らかの理由で崩れてしまったり、エラーメッセージが表示されたりした場合に、その原因がHTMLの記述ミスなのか、CSSのスタイルの競合なのか、PHPのプログラムコードのエラーなのかといったことを、ある程度コードレベルで具体的に理解できるようになり、問題の原因究明や解決策の発見がよりスムーズに進められるようになります。
将来的には、完全にオリジナルのWordPressテーマやプラグインを開発する道も開ける(これは非常に高度な上級者向けの目標です)
HTML、CSS、PHP、さらにはJavaScriptといったフロントエンドの技術もですが、これらのスキルを深く、幅広く習得していけば、既存のテーマやプラグインをただカスタマイズするだけでなく、完全にオリジナルのデザインや独自の機能を持ったWordPressテーマやプラグインを、ゼロから開発するという、より高度で創造的な目標に挑戦することも、決して夢ではありません。
その第一歩として、まずは比較的簡単なWordPressテーマ自作の入門に関する情報をインターネット上で探してみたり、簡単なプラグインの構造を学んでみたりするのも良いでしょう。
これらのHTML、CSS、PHPなどWebサイト制作の基本的な技術の基礎は、例えばProgateやドットインストールといった、初心者にも分かりやすく、ゲーム感覚で手軽に基礎から学ぶことができる、人気の高いオンラインプログラミング学習サービスがたくさんありますので、まずはそういったサービスを利用して最初の一歩を踏み出してみるのがおすすめです。
WordPress関連の優良書籍・オンライン学習コース・専門ブログ紹介
書籍の活用
現在では、WordPressの基本的な使い方を網羅的に解説した入門書から、あるテーマ、例えば、ブロックエディタのより高度な使い方、人気WordPressテーマの詳細なカスタマイズ方法、本格的なSEO対策の専門書、WordPressサイトのセキュリティ対策に関する詳細なガイドブック、WordPressのテーマ開発やプラグイン開発に特化した技術書などを、より深く、そして専門的に掘り下げて解説した書籍まで、非常に多くのWordPress関連の書籍が、書店やオンラインストアで入手可能です。
ご自身のスキルレベルや、特にこれから学びたいと考えている具体的な目的に合った書籍を選んで、じっくりと学習を進めるのも、非常に効果的な方法です。
オンライン学習コースの利用
Udemy、Schoo、ドットインストールといった、様々なオンライン学習プラットフォームでは、動画形式でWordPressの様々な側面を、体系的に、自分のペースで学ぶことができるコースが豊富に提供されています。
視覚的にも分かりやすく、実践的な演習が含まれているコースも多いため、効率的にスキルを習得したい方にはおすすめです。
専門的なブログや情報サイトの購読・活用
日本国内だけでなく、海外にも、WordPressに関する最新の技術情報、便利な使い方やカスタマイズのアイデア、遭遇しやすいトラブルとその解決方法、あるいはWordPressコミュニティの動向などを、日々発信している、非常に質の高いブログや専門的な情報サイトがたくさんあります。
信頼できると感じる情報源をいくつか見つけてブックマークしておき、定期的にチェックする習慣をつけると、常にWordPressに関する新しい知識や技術をアップデートし続けることができます。
WordPressローカル開発環境の構築とメリット
ローカル開発環境とは、WordPressサイトをインターネット上に実際に公開することなく、パソコンの中(ローカル環境)に、WordPressサイトとほぼ同じように動作するテスト用の環境を構築することです。
ローカル開発環境を構築する具体的なメリット
安全なテスト環境の確保と、本番サイトへの影響回避
:新しいWordPressテーマの変更を大胆に試してみたり、気になる新しいプラグインをインストールしてその動作や他の機能との互換性をじっくりと確認したり、Webサイトのデザインや機能に対して大幅なカスタマイズ作業を行ったりといったことを、現在インターネット上で公開・運営中の実際のWebサイト(本番環境)に一切影響を与えることなく、完全に安全な隔離された環境で、心ゆくまで試行錯誤することができます。
これにより、カスタマイズの失敗によるWebサイトの表示崩れや機能停止といったリスクを恐れることなく、自由に新しいことにチャレンジできます。
オフラインでの作業効率の向上
ローカル開発環境はパソコン内で動作するため、外出先のカフェや、新幹線での移動中など、インターネットに接続されていない環境でも、WordPressサイトの作成や記事の執筆、デザインの調整といった作業をスムーズに進めることができます。
サイトの表示速度を気にせず開発作業に集中できる
ローカル環境での作業は、インターネット回線の速度や、契約しているレンタルサーバーの応答時間に左右されることがないため、Webサイトの表示速度を気にすることなく、純粋に開発作業そのものに集中できます。
代表的なローカル開発環境構築ツールの例
Local

無料で利用でき、専門的なサーバー設定の知識がなくても、非常に簡単な操作でWordPressのローカル開発環境を複数作成・管理できる、世界中で非常に人気の高いツールです。
特にWordPress初心者の方には、このLocalを利用するのが最も手軽で分かりやすいためおすすめです。
DevKinsta
こちらも無料で利用でき、専門知識がなくとも、簡単にWordPressローカル開発環境を複数作成し、管理できる、便利なツールです。
WordPress専用の高性能サーバーを提供しているKinstaが開発しているツールです。

WordPressコミュニティへの参加と情報交換
WordPressには、そのオープンソースという性質もあって、世界中に非常に活発で、かつ互いに助け合う精神に満ちた、素晴らしいユーザーコミュニティが存在します。
これらのコミュニティに積極的に参加することは、WordPressに関するスキルや知識を高めるだけでなく、Webサイト運営のモチベーションを維持し、新たな発見や貴重な出会いを得るための、素晴らしい機会となるでしょう。
WordCamp (ワードキャンプ)
世界中の各主要都市で、日本国内でも、東京、大阪、京都、福岡、札幌といった多くの都市で、ほぼ毎年または定期的に開催されている、WordPressに関する最も大規模な公式カンファレンスイベントです。
WordPressの最新技術やトレンドに関する専門家によるセッションや、具体的な使い方やテクニックを学べるワークショップ、他の多くのWordPressユーザー・開発者・デザイナーと直接顔を合わせて交流できる懇親会などが、通常1~2日間にわたって開催されます。
WordPress Meetup (ミートアップ)
WordCampよりも小規模で、日本国内でも、多くの都道府県や主要都市、あるいはオンライン上でより頻繁に開催されている、WordPressに関する比較的カジュアルな勉強会や情報交換会、ユーザー同士の交流会などです。
初心者向けの基本的な使い方を学ぶ会から、開発者向けの専門的で高度な技術を議論する会まで、扱われるトピックは非常に多岐にわたります。

こういったWordPressコミュニティの具体的な活用方法としては、以下のようなものが考えられます。
最新情報や実践的なノウハウの収集
WordPressの新しいバージョンの情報、便利なプラグインの発見、効果的なサイト運営のヒントや成功事例など、常に新しい情報や実践的な知識を、他のユーザーや専門家から直接得ることができます。
他のWordPressユーザーとの貴重な交流とネットワーキング
同じようにWordPressを使ってWebサイトを運営している他の多くのユーザーや、経験豊富なプロのWeb開発者、Webデザイナーと直接顔を合わせて話すことで、新たな視点や斬新なアイデアを得られたり、Webサイト運営で抱えている悩みや問題を相談して具体的な解決のヒントをもらえたり、あるいはビジネス上の新しい繋がりが生まれたりすることもあります。
Webサイト運営へのモチベーションの向上と維持
他の人の成功事例を聞いたり、同じ目標や興味を持つ仲間と熱心に語り合ったりすることで、Webサイト運営へのモチベーションが自然と高まり、日々の作業を継続していくための大きな力になります。
コミュニティへの積極的な貢献
WordPressに関する知識や経験を十分に積んだら、今度は他の初心者を助けたり、Meetupイベントの運営スタッフとしてボランティアで参加したり、WordCampなどのイベントでスピーカーとしてご自身の経験や知識を多くの人に共有したりといった形で、WordPressコミュニティに対して積極的に貢献することもできます。これは非常にやりがいのある、素晴らしい経験となるでしょう。
多くのWordCampやMeetupのイベントは、オフラインでの現地開催だけでなく、最近ではオンラインでの参加も可能な形式で提供されている場合が多いので、まずはお住まいの地域や、特に興味のあるテーマで開催されているWordPressコミュニティの情報を、WordPressの公式サイトやconnpassのようなIT勉強会のイベント告知サイトなどで探してみてください。
Webサイト規模拡大に伴うレンタルサーバープラン変更・上位サービス移行の検討
WordPressサイトが順調に成長し、公開している記事の数やコンテンツ全体の量が増え、そして何よりもWebサイトへの月間のアクセス数が大幅に増加してきた場合、利用しているレンタルサーバーのプランでは、徐々にその性能が不足してくることがあります。
その兆候としては、例えば以前よりもページの表示速度が明らかに遅くなったり、アクセスが集中した時間帯にWebサイトが一時的に表示されにくくなったりといった現象が現れることがあります。
そのような状況になった場合は、現在契約しているレンタルサーバーの、より高性能でリソースの豊富な上位プランへの変更を検討するか、あるいはVPS、クラウド、さらにはWordPressの運用に特化して最適化された高性能なマネージドWordPressホスティングサービスといった、より専門的でパワフルなサーバー環境への移行を検討する良いタイミングかもしれません。
多くのレンタルサーバー会社は、契約中のプラン変更の手続きや、より上位のサービスへの移行に関するサポートを提供している場合がありますので、まずは現在契約しているサーバー会社に、Webサイトの状況を伝えて相談してみるのが良いでしょう。
Webサイトの成長に合わせて、それを支えるサーバー環境も適切に進化させていくことが、快適なWebサイト運営を継続するためには重要です。
【まとめ】全10回WordPress講座の総括とWebサイト運営へのエール~ここからが本当のスタート!~
ついに、この全10回にわたって伴走してきた「WordPressマスターへの道」初心者向け総合講座が、この記念すべき最終回をもって、無事に修了の時を迎えることとなりました。
ここまで本当に長い道のりでしたが、最後までWordPressという素晴らしいツールへの興味と情熱を失うことなく、熱心に、そして粘り強く学習に取り組んでこられたあなたご自身と、その素晴らしい努力に対して、心からの敬意と、そして最大の賛辞を贈りたいと思います。
本当にお疲れ様でした!そして、この講座を最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
この全10回の講座を通じて、
第1回では、
まずWordPressというものが一体どのようなものであり、他のWebサイト作成ツールと比較してどのような素晴らしい魅力と無限の可能性を秘めているのか、その基本的な概念と本質を、しっかりと理解しました。
第2回では、
WordPressサイトをインターネット上に公開し、安定して運営していくための最も重要な土台となるレンタルサーバーを賢く選び、契約し、そこにWordPressをスムーズにインストールして、最初の基本的な設定を行うまでの一連の具体的な手順を、ご自身の手で実践しました。
第3回では、
WordPressサイトの全ての操作の起点となる、いわば「管制塔」である管理画面の全体像と、そこに並ぶ主要なメニューがそれぞれどのような機能を持っているのかを、詳しく探検し、基本的な操作方法を把握しました。
第4回では、
いよいよご自身の手でWordPressで記念すべき最初の記事を作成し、WordPressの標準エディタである「ブロックエディタ」の基本的な使い方を体験しながら、想いや情報を文章と画像で表現し、それをインターネット上に公開するという、情報発信の大きな喜びを感じました。
第5回では、
ブロックエディタのさらに応用的な使い方を学び、様々な種類の便利なブロックを効果的に組み合わせたり、再利用ブロックやブロックパターンといった機能を活用したりすることで、記事の表現力を格段に高め、かつ作成作業の効率を大幅に向上させるための実践的なテクニックを身につけました。
第6回では、
WordPressサイト全体の第一印象を劇的に変えることができる「テーマ」という仕組みについて、その選び方の重要なポイントから、実際にサイトにインストールして有効化する手順、そしてWordPressの「カスタマイザー」という便利な機能などを使った基本的なデザインの調整方法までをマスターしました。
第7回では、
WordPressの持つ可能性を無限に拡張してくれる「プラグイン」という強力なツールの役割と、数多く存在するプラグインの中から安全で質の高いものを選ぶための重要な注意点、そしてWebサイトに本当に必要な機能を追加するためのおすすめプラグインの具体的な導入・設定方法について、理解を深めました。
第8回では、
記事をさらに視覚的に魅力的で分かりやすいものにするための、画像や動画といった様々な「メディア」の効果的な活用術と、Webサイトの表示速度にも大きく関わってくる、非常に重要な画像の最適化に関する基本的なテクニックを学びました。
第9回では、
WordPressサイトをより多くの人々に見つけてもらうための基本的な「SEO(検索エンジン最適化)対策」と、あなたの大切なWebサイトをインターネット上に潜む様々な脅威から確実に守るための基本的な「セキュリティ対策」という、Webサイト運営における車の両輪とも言える、非常に重要な2つのテーマに関する基本的な知識と実践方法を習得しました。
そして今回の第10回では、
これまでにあなたが熱心に、そして着実に学んできたWordPressに関する全ての知識とスキルを確かな土台として、これからWordPressサイトを長期的に、そして何よりも楽しみながら運営し続け、さらに大きく成長させていくための具体的なヒントや心構え、読者との温かいコミュニケーションを育んでいくための具体的な方法、Webサイトの状況を客観的に把握し改善に繋げるためのアクセス解析の初歩、多くの方が関心を持つであろう、WordPressサイトを通じて収益を得るための基本的な考え方や代表的な手法、WordPressに関するスキルや知識をさらに高いレベルへとステップアップさせていくための具体的な学習方法や有用なリソースまで、まさにWordPressサイト運営のその先へと続く、広大でエキサイティングな道のりを照らす、盛りだくさんの内容でお届けしました。
きっと、この講座を始める前に抱いていたかもしれない
「WordPressって何だか難しそう…」
「自分に本格的なWebサイトなんて本当に作れるのだろうか…」
といった漠然とした不安や疑問は、今では
「WordPressって本当に便利で、使っていて楽しい!」
「私にもできた!」
「これからWordPressを使って、もっと色々なことを試してみたい!もっと素晴らしいサイトを作りたい!」
という、大きな自信と、未来への限りない期待感に変わっているのではないでしょうか。
どうか、このことを決して忘れないでください。この全10回の「WordPressマスターへの道」初心者向け講座は、WordPressライフにおける、ゴールではなく、あくまで輝かしい「スタートライン」に過ぎません。
WordPressというプラットフォームの世界は、信じられないほど広大で、そして日進月歩で進化を続けており、常に新しい技術や情報、そして世界中のユーザーや開発者からの素晴らしいアイデアや作品が生まれ続けています。
この講座で学んだ全てのことを、これからのWebサイト運営の確かな基礎として、これからも積極的に新しいことにチャレンジし、時には試行錯誤を繰り返しながら、あなただけの、あなたらしい、そして世界中の誰かの役に立つ素晴らしいWebサイトを、愛情を込めて、そして楽しみながら育てていってください。
あなたの持っている素晴らしいアイデアや、価値ある情報、そして熱い想いを、WordPressというキャンバスに描き、世界に向けて発信することを、決して止めないでください。
あなたの言葉、あなたの知識、あなたの経験は、きっと世界のどこかで、誰かの役に立ち、誰かを勇気づけ、誰かの心を動かし、そして誰かの人生を豊かにする、かけがえのない力を持っています。
WordPressと共に、新しいことを学び続けるプロセスを、心の底から楽しんでください。
WordPressというツールは、あなたが学び、成長するにつれて、さらに多くの可能性を見せてくれるはずです。その探求の旅は、きっとあなた自身をも大きく成長させてくれることでしょう。
もし、これからのサイト運営の中で、何らかの壁にぶつかったり、解決できない問題に直面したり、あるいは道に迷ってしまったりしたときは、どうかこの全10回の講座で学んだ基本的な知識や考え方を思い出してください。
そして、WordPressの広大で温かいコミュニティや、多くの経験豊富な先人たちがインターネット上に惜しみなく残してくれた、膨大な量の貴重な情報を頼りに、きっとあなたならどんな問題でも解決策を見つけ出し、力強く乗り越えていけると、私は心から信じています。
あなたのWordPressサイトが、多くの人々に心から愛され、あなた自身の持つ無限の可能性を大きく広げるための、かけがえのない素晴らしいツールとなることを、心から、そして強く願っています。
これからのあなたのWordPressライフが、創造性に満ち溢れ、たくさんの喜びと、そして素晴らしい出会いに満ちた、実り豊かなものになりますように!
全10回にわたる長い旅路、本当にお疲れ様でした。そして、最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました!
ここからが、あなたの本当のWordPressストーリーの始まりです!